気に入ったカラーの自転車に乗ることはとても大事なことだと思います。
それは、大切に、長く、いつも使用したくなる原動力となるからです。
しかし、メーカーの作ったカラーリングとグレードが必ずしも自分の好みと完全に合致することはないかもしれません。
また、長年乗っていると気に入ったカラーでも傷がついてしまって新車のような状態に戻したいと思っている方もいると思います。
そんな方の夢を叶えてくれるのがカスタムペイントになります。
カスタムペイントって簡単にできるの?
結論から申し上げますと、いろいろハードルがございます。
金額
フレーム+フォークを1色で、ロゴなしベタ塗りで塗った金額は、
約12万円
です。
ここにロゴなどを入れていくとさらに金額がプラスになります。
作業
乗れる状態からフレーム単体にするために分解作業が必要です。
基本工賃は16500円です。再利用できない部品もあるので、オーバーホールついでに消耗品を交換するのがいいでしょう。
保証
フレームに手を加えることになりますので、メーカーの製造保証は受けられなくなります。
よほどのことがなければ製造保証を使うことはないと思いますが、よく考えていただくのがいいかもしれません。
※製造保証とは、メーカーの製造時の不具合があった場合の保証となります。メーカーにより期間が違います。(転倒などの外的要因による破損を保証するものではありません)
納期
依頼する協力会社様の混み具合によりますが、2ヶ月以上はかかると思っていただくのがいいと思います。
それぞれの項目を乗り越えられるだけの価値を感じることができれば、やるべきだと思います。では実例を見てみようと思います。
作業例
以前に越谷店にて施工したものをご紹介いたします。
某大人気自転車漫画の登場人物が乗っているバイクのカラーリングを完全再現したカスタムバイクの紹介です。
こちらの車体で、塗装料金は約25万円かかりました。
私店長の奥平は以前にドラマ「弱虫ペダル」の機材監修を行わせていただいておりました。
その中でSCOTTの全塗装を行って劇中車の作成をも担当致しました。
オーダーを頂きましたオーナー様は、その実車の展示会を見て頂いた際に
「自分の自転車もその塗装仕様に絶対したい」
との強い思いを元に、オーダーを頂くことになりました。
デザイン
PCのイラストレーターを使用して、フレームの2次元デザインを作成します。
劇中1年生時のデザインをオーナー様のご要望に合うように各部のラインを微調整。
ラインの流れが前から後ろに繋がるように注意しながらデザインしました。
ロゴ再現
フレームの形状に合わせてロゴの位置も調整します。
2次元のデータだけでは塗装指示が難しいので、分解したフレームにテープを貼り付け、直接ラインのイメージをフレームに書き込みます。
仕上がり
2ヶ月後、塗装が上がって来ました。
ちゃんと指示通りのイメージに出来上がっているか、箱から開ける瞬間が一番緊張します。
イメージ通り、いやそれ以上の仕上がり。
塗装は塗り分けなんですが、色の段差が全くない!
既製品では表現できない仕上がりです。
組み上げ
あなただけの一台を作るカスタムのご相談も受け付けております。
今回ご紹介したようなカスタムペイントのことでしたら
ワイズロード川崎店、奥平まで是非、お気軽にご相談くださいませ。