今回ご紹介するのは、、
純白のイタリアンロード
2台同時カンパニョーロ載せ替えです!!
DEROSA FEDE
を
12速レコードに!
BASSO VIPER
を
シャマル&12速コーラスに乗せ替えます!!
まずは先にパーツが揃ったデローザから進めます。
元々のパーツはカンパニョーロ ケンタウル
グレードで言うと
スーパーレコード(12s)
レコード(12s)
コーラス(12s)
ポテンツァ(11s)
ケンタウル(11s)
10速のベローチェが廃版になったことで一番下のグレードになります。
一番下とは言っても11段変速で、上位グレード同様の快適な操作感を受け継いでいるのでかなり使いやすいはず!
シマノで言う所のティアグラとか105に近いグレードでしょうか。
これをレコードに変えるので
軽さ・剛性・動作の軽さ、正確さ
全てにおいて大幅に良くなることでしょう!!
そもそもカンパのメリットとは?
それは快適でダイレクトな操作感にあると思います!!
まずレバーが握りやすい!
シマノのレバーと違い、ブレーキとシフトの操作が独立しているので安定したブレーキングが可能で、
ブラケットカバーのゴムもグリップと衝撃吸収がよく、手の小さな人にもオススメです。
変速の操作感は、
シマノが静かでスムーズに変速していくのに対し、
カンパは「ガチャン!」と気持ちいい音を立ててわかりやすく変速していきます。
(↑決して変速がスムーズでないとか悪い意味ではありませんよ!)
変速ボタンのクリック感や小気味よい音は使っていくうちにクセになりますよ!!
カーボンを多用したパーツは軽く、特にクランクは軽さだけでなく快適さも特筆物です!
まとめると、
・握りやすいレバー
・スピードコントロールに長けたブレーキ
・操作感が気持ちの良い変速
・2×12段変速
・デザイン・歴史・ブランド・所有欲...
などなど個人的にはそんな所でしょうか、、、
語ると長くなるのでカンパ化ご検討の方は是非店頭で聞いてください!
このFEDEはもともとカンパ仕様なのでホイール交換無しでOK
仕様上何も問題はないはずでしたが、、
トラブル発生!!
ブレーキとタイヤが接触してしまう!!
原因はタイヤやホイールの幅。
ワイドリムホイールや25Cタイヤが一般化する前の設計の場合、ワイドリム化や25C化でタイヤの径が大きくなる事でブレーキやフレームと干渉してしまうことがあるのです!
そして、25C(=25mm)幅と言っても実測幅はモデルや使用するホイールによって様々。
今回の組み合わせ
ゾンダ+グランプリ4000 25C
の場合、実測で27mm近くあり、他のタイヤより幅が広かったのです。
ケンタウルではかろうじて使えていましたが、ブレーキの設計の違いからか干渉するようになってしまいました。
解決の為にタイヤ交換です。
タイヤの劣化も進んでいましたのでちょうどよいタイミングだったかも?
新型のグランプリ5000に交換したところ、名称どおりに25mmになってブレーキとの隙間もギリギリセーフ!
よかった、、
FDにはトラブル防止のためにひと工夫。
変速機の調整ネジ。
経験則ですが、振動で緩みやすいのでネジ止め剤を塗布しておきました。
これで勝手に調整がくるってしまうことを防いでくれます。
パーツの入荷待ちでお待たせしている間に簡単なフレーム清掃もさせていただきました。
ダウンチューブのワイヤ入り口付近にうっすらと付いてしまった傷もさっと磨いて改善する事が出来ました!
白いフレームはキズや汚れが目立って大変ですよね、、
その分キレイに乗っているとカッコいいし、手入れされている感じがしてとてもいいと思います。
お客様のバイクは使用感はあるものの、2台ともピカピカでスムーズに作業させて頂くことが出来ました!
続いてBASSOの作業。
DEROSAの仕上がりは2台まとめて最後に紹介します。
まずは分解。
必要なパーツが入荷待ちだった為いつでも組み立て始められるよう分解・清掃して待機します。
こちらも目立つ傷を軽く修正。
塗装やレタッチをしなくても、浅い傷なら磨くだけで目立ちにくくすることが出来ます。
完全には無くなりませんが、かなり目立たなくなりました!
補修は作業の合間にサービスで行なっているものです。必ず行っているものではなく、単体でも承っていませんのでご了承下さい。
パーツが入荷したので改めてカンパパーツの紹介。
105とコーラス
カンパのブレーキレバーの使いやすさは前述の通りですがブレーキキャリパーにも特徴があります。
シマノのブレーキは剛性が高く、かけた瞬間にガッと効くイメージに対し、
カンパは握りこみにつれブレーキの力が効いていくイメージで、
巡航時のスピードコントロール(わずかな減速)もしやすいし、ぎゅっと握れば急ブレーキもしっかりかかります!
秘密は肉抜きされたスケルトン構造。
この構造が適度なしなりを生み幅のあるブレーキングを可能にしてくれるのです!
ちなみに新型レコードは新設計のブレーキを搭載するのでこの形状ではないです。
FD
FDの形状は1世代前のシマノに近いでしょうか。
羽根部分が黒くてカッコいいですよね!
11速レコードはカーボンの羽根でしたが新型では耐久性を考慮してかアルミになっていました。
RDもモデルごとに特徴が出やすい部分。
直線的なデザインのシマノ105に対し肉々しいカンパのRD。
12速スプロケットは従来の11速に軽いギアが1枚増えたようなイメージ。
12速化に伴い専用フリーボディーを作って、重いギア・軽いギア共に幅広く選択できるようにし、さらにはフロントシングルも選択可能なスラムとは対照的。
カンパはフロントダブルのみで軽い歯数を追加したスプロケットで平地も山も楽しむロード乗りには使いやすく、早くも第三グレードのコーラスまで12速化。従来のフリーボディーがそのまま使えるのでカンパユーザーであればなお安く12速化することが出来ます。
ついでにシマノも並べておくと、、
性能は各社一長一短ですが、シマノの魅力は
安くて・正確で・壊れない!
国内メーカーだけあって安価で信頼のおけるパーツで、壊れにくく、補修部品も充実。それゆえレースでもシェアが高く、電動変速に関しては一番信頼性が高いです。
12速化についてはカンパ・スラムにだいぶ後れを取っているので次回のデュラエースモデルチェンジに注目が集まっています。
あれ、何の話でしたっけ??
本題に戻ります。
シマノからカンパに交換するにはホイールかフリーボディーの交換が必要です。
今回使うのはシャマルミレ!
黒いリムが特徴的な人気ホイールで、
軽量で扱いやすいローハイトのリム
剛性が高いアルミスポーク
セラミックベアリング使用のハブ
を組み合わせた非常に戦闘的なホイールで、
転がりが軽く、剛性も高く感じるので、
レースやヒルクライムはもちろん、長距離でも体力を節約できます!
組みあがったのがコチラ!!
どちらのバイクも白いフレームにパーツが映えますね!
イタリアメーカー同士で見た目もバッチリ。
軽量化に加え、12速化されて坂道もより楽に上れるはず!!
一度使ったらやみつきのカンパニョーロパーツ。
試してみませんか??