ご覧いただきありがとうございます。
自転車を買ったときについている付属品や書類、皆様はどうしてますか?スポーツバイクならほとんど付けない反射板や、電動変速↔機械式にするときに使うワイヤー受けやグロメット、保証書などの書類関連、捨てたりしてませんか?今回は一見いつ使うかわからなくて捨てがちなものについてご紹介します。
保証書
ブランドによってはオンライン登録をする場合は書類の発行がない場合があります。
保証期間はメーカーによって期間が異なりますが、ほとんどの場合は1~2年であることが多いです。
なんか久々に保証書出てきたけど、もう保証はとっくに過ぎてるからいらないや…ポイ。
…としてしまうのはダメです!
保証はもうしてくれないかもしれませんが、実はこれは販売証明としても機能しており、手放すときにこれがないと買取すらしてくれないこともあったりします。
販売証明とは、「どこの自転車屋が」「どの自転車を」「誰に」「何年何月何日に売ったか」を明確にするものです。
このフレームナンバーの自転車を販売しました、ということになるのですが、それが証明できないと盗難車の可能性が捨てきれない以上、買い取り業者さんは買い取ってくれません!そうならないためにも、保証書は必ず保管しておきましょう!
防犯登録のお客様控え
都道府県によって形式は違うかもしれませんが、多くはペラペラな紙1枚です。
防犯登録はシールを貼っておき、警察に職務質問をされたときに、防犯登録のナンバーから自分のものであると証明することができます。
ならシールは貼ってあるし、それで照会して終わりなら必要ないや~…ポイ。
…としてしまうのはダメです!
防犯登録は万が一盗まれてしまった際、警察に被害届を出すのに必要となる書類です!
これがないと被害届が出せず、探してももらえません。
じゃあもういらないし、探してもらわなくていいから放っておこう…
…としてしまうのもダメです!
何故なら、盗まれた自転車がどこでどうなっているかわからないからです。
例えば、放置自転車として撤去されてしまったとします。いきなり電話がかかってきて「あなたの放置自転車です。罰金払って取りに来るように」と言われてしまうかもしれません。その時あなたは、「あの自転車は盗まれたんだ!俺はやってない!」というでしょう。ですが、被害届を提出していなければ全てあなたがやったことになります。結果、罰金を払って乗り捨てられた自転車を取りに行かなくてはならなくなります。
もっと飛躍した例えをすると、犯人がその自転車で事故を起こし、自転車を乗り捨てて逃走しました。
残された自転車の持ち主を照会して轢き逃げ犯として警察に追われることになるかもしれません。アリバイを証明できれば被害届を出していないことへの厳重注意で終わるかもしれませんが、もし証明できなかったら…轢き逃げ犯として拘束されてしまうかもしれませんね。
あの時、防犯登録の控えを捨ててなければ…と後悔しないように、必ず取っておくようにしましょう。
買取、譲渡の時にも必要
実はこの書類は防犯登録の情報を抹消するときにも必要です。
買取をしてもらう前、お友達にあげる前に、自分の所有権を放棄する的なイメージで手続きをします。
これをしないと以前の登録情報から次の持ち主が疑われてしまいますので、必ず抹消手続きをしてくださいね。
最後に
いかがでしたか?その時必要になってからじゃないとわからないですよね。
この記事を見て、ひとりでも多く書類を捨ててしまう人が減ってくれたら幸いです。
[ysid 22251756]