どうも京都店 吉野です。
自転車のカスタムは楽しいものです。
モチベーションも上がりますし、乗り心地が良くなることも多いです。
見た目に大きな影響を与えるパーツ
といえばビッグプーリーでしょうか。
私も見た目のインパクトだけで欲しいなーと思っていますが、
それ以外のメリットはなんなのか見ていきましょう。
ビッグプーリーとは?
(画像はイメージです)
始まりは2010年にバーナー社から発売されたのが始まりです。
リアディレイラーのプーリーゲージを大型化することでチェーンに掛かる負荷を減らそうというものでこれは後ほど触れますので一旦置いておきますが性能はもちろん、見た目に大きく影響を与えるパーツなので取り付けようとする人も非常に多いです。
取り付けたらこんな感じになります。
(左がビッグプーリー装備、右がノーマルのプーリー)
ビッグプーリーを取り付けるメリット
まずは先ほどの2つの画像を見比べてみるとビッグプーリーを取り付けた方がチェーンのアール(曲線)が緩やかなのが一目でわかります。
プーリーゲージにはピンッと張られたチェーンが逆Sの字を描くように通っており2つの小さなプーリー同士が狭いゲージの中で回っているためチェーンは高負荷で窮屈なアールになりますが、これをプーリーはどころかゲージまでも大型化した文字通りのビッグプーリーは大きく緩やかな逆Sの字を描くようになり、低負荷が少なくなるのでスムーズにチェーンを運ぶことができるのであーる。
家でもイメージしやすい大型化による抵抗の違い
まずはひも状のものを用意します。
次に何でもいいので材質は同じで太さの違う棒を準備します。
くるっと一回巻いてひもの両端を持って上下もしくは左右に引っ張ります。
太いほうが引っ張るとき、楽に感じませんか?
雑ですがイメージしやすいと思います。
さて、そんなことは置いておいて
特にアウター×ローのようなチェーンに高い負荷がかかる場面での回転でありがたみを感じます。
ビッグプーリーの中にはデザイン重視のものだったり、カーボン製のもので大型化した分の重量を減らしたり、プーリーのベアリングにセラミックを採用してより抵抗を小さくしたモデルだったがあったりと、競争他社と差別化を図った商品が次々に登場していました。
抵抗も減るし、かっこいいし導入しない手はないんじゃないかと思いますが上級者でも導入を悩むほどの敷居の高さがあります。
大きいデメリット?!
先ほど申し上げたように導入の敷居は他パーツに比べて高く、ビッグプーリー本体が1~10万円とやや高額で取り付けもプーリーゲージをバラす必要があったり、変速性能が低下する可能性があったりと慣れれば取り付けくらいなら出来るかもしれませんが自転車屋で取り付けてもらうことを強くお勧めします。
特に困ったのが変速性能の低下ですがこれは規格外の製品を取り付けているのでシマノなどの純正品の取り付けしか想定していないメーカーからすればそりゃそうだろうと。調整すれば気にならない程度には出来るようですがベテランの作業スタッフを以てしても調整がシビアとのことなのでシビアなんでしょう。
自転車のパーツなので上から下まであるわけですが、上の部類は当然のようにカーボンゲージで、ベアリングもセラミック、変速性能が低下しないように工夫がされていたりと1つ1つのパーツに手が込んでいます。それこそ5万円~の製品が多いのでおいそれと手は出ませんが見ている分には非常に楽しいもので、プロ選手が使用している!と言われるものはこれくらいのグレードが多いようです。
有名なのがカーボンドライジャパンやライデア(リデア)、セラミックスピードでしょうか。
最近ではNOVA RIDEなどのカラフルなものも出てきたりしています。
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ビッグプーリー導入に必要なモノ
まず、確実にチェーンは交換になります。
ライデア(リデア)のインストールをするならプーリーが大きすぎてスプロケットに干渉すること可能性があるので専用のRDハンガー延長するパーツが必要になる場合があります。
いろんな形状、長さがあるので適合するものを探さないといけない手間はありますが・・・
取り付け作業はお任せいただければと思います。
是非ご相談ください。