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ブルベライダーの佐藤です
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全5回の予定で
サドル沼
についてのコラム記事を書いてきます
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私はブルベという
最低200km、最長600kmくらいを
一度に走行する長距離ライドイベントに
何度か参加しています
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その中で
これまでに様々なメーカーのサドルを使ってきましたが
「これだ」というサドルを見つけるまでの
一連の流れを自分なりにまとめてみたので
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理想のサドルに出会えないという
底なしサドル沼にどっぷりと浸かっている
方の参考になれば幸いです
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目次
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①サドル沼は「再発する」◀NOW
⑤ 最終手段
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①サドル沼は「再発する」
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当コラムの存在意義を
いきなり揺るがしていきますが
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仮に理想のサドルに出会えたとしても
再度サドル沼に沈む可能性は常に存在します
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理由は3点
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1 : ポジションの変化
2 : 商品の変形/変質、廃盤
3 : そもそも○○するから尻が痛くなる
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まず1の理由ですが
スポーツバイクの乗車ポジションに
体が慣れてくると、もっとキツいポジションでも
長時間乗車することが出来るようになります
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最初は「わざと楽なポジション」に
設定して納車していることも多いので
現時点でのポジションがそもそも合っていない
という方は非常に多いはずです
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理由3につながる話ですが
ここで言う「楽なポジション」というのは
痛みが出にくいポジションではありません
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ポジションの話は深堀りすると長くなるので
今回は割愛しますが
パーツ交換をしなくても出来る調整はたくさんあるので
まずは現状のポジションが正しいかどうかを疑って
微調整をしてみましょう
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2番目の理由ですが
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使用を続けているとクッション部やベース部など
様々な素材が変形、摩耗、劣化により
購入時とは違った形状、性質になっていきます
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今後同じサドルを購入しようとした時に
入手することが出来なかった場合
また1からサドルを探さなければならなくなります
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理想のサドルを見つけても
それは一時的に沼から脱出しただけで
将来もう一度沼に入ることは確定なので
覚悟しなければなりません
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3番目の理由
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断言しますが
今後どれだけ自分に合った形状の
サドルが手に入ったとしても
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サドルが原因となる尻の痛みから
解放されることはありません
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理由というか根拠というか
痛みのそもそもの原因の話になりますが
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神経と血流を圧迫するから
痛みが発生する
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これは言い換えると
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座るから尻が痛くなる
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という
ものすごく頭の悪い文章に見えますが
これが紛れもない事実です
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この根本的な問題は
着座する以上完全に取り除くことは出来ません
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意識的に立ち漕ぎをしたり
着座位置を変更することで多少マシになりますが
それをずーっと意識し続けるのはしんどいです
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……ということもあり(?)
私はサドル選びにおいて重要なのは
「どんなサドルを選んだか」ではなく
「どうやってそのサドルを選んだか」
だと思っています
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なので当コラムのゴールは
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「理想のサドルの見つけ方」
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ということになります
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第1回目のまとめとして
理想のサドルに必要な要素は2点
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A : 痛みが発生するまでの時間が長い
B : 形状、材質がシンプルで長期間の使用に耐えられる
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次回からはこの理想のサドルの探し方について
サドル形状という方向からアプローチしてみます
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お楽しみに
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※性能、特性の説明はスタッフ個人の主観によるもので
※全ての商品に当てはまるものではございません
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