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ブルベライダーの佐藤です
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サドル沼コラム第4回
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今回はサドルの後方から
理想のサドルへアプローチしてみたいと思います
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目次
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④サドルの後方から考える◀NOW
⑤ 最終手段
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今回も強引にグループ分けしていきます
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※左から順に※
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A : FIZI:K ANTARES R3 K:IUM ¥17,545(+tax)
B : PROLOGO SCRATCH M5 ¥15,500(+tax)
C : SELLE ROYAL R.E.MED2 ¥3,300(+tax)
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【 A 】
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形状 : フラット
両端のカーブ : きつめ
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真後ろから見てフラットな形状で
両端はほぼ垂直にストンと落ちているものが多いです
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種類があまり多くありませんが
だいたい側面形状もフラットであることが多いので
着座位置の自由度を上げる目的で設計されていると見られます
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坐骨という「点」に対して
座面という「平面」で支えることになるため
前傾姿勢をしっかりとったポジションでないと
短時間で坐骨の痛みを感じやすくなります
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【 B 】
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形状 : 緩やかな曲面
両端のカーブ : 普通~ややきつめ
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もっとも標準的な形状です
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座面中央が平坦で、端に向かうにつれて
徐々にカーブがきつくなっていき
最終的に座面は垂直方向に落ちているものが多いです
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左右の坐骨のやや内側に合わせて着座するので
ケイデンスを上げたときの安定感はあります
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フラット形状より尿道への圧迫がありますので
必要に応じて溝あり/穴開きモデルを
チョイスすると良いと思います
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【 C 】
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形状 : ラウンド
両端のカーブ : ゆるやか
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一見すると【 B 】と似ていますが
座面の両端が垂直に下がっていなくて
末広がりのまま終わっているのが特徴です
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ペダリング時の大腿骨の動きを
サポートするような形状で
着座の安定感に優れており
個人的に最も好きな形状です
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最近各メーカーが力を入れている
ショートノーズサドルも
この形状に近いモデルが多いですが
逆にフルサイズのサドルには種類が
あまり無い気がします
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座面中央が尿道付近に大きく食い込みますが
基本的には最も広い面でサドルに乗れるので
個人的には最もロングライド向きだと思います
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このモデルの多くは中央に溝や穴が
設けられているモデルが多く
ポジション調整さえ決まれば尿道付近への
圧迫もかなり和らげることが可能です
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一方で座面両端が末広がりという事が原因で
内もものスレを感じる方も多いです
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さて
これで「正面」「側面」「後方」
3点から見たサドル形状の特徴が分かりました
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それぞれのグループが
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正面 : A、B、C、D
側面 : A、B、C
後方 : A、B、C
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となりますので
自分の使っているサドルが
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正面 : A
側面 : C
後方 : B
↓ ↓
ACB型
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ということが分かれば
それぞれの特徴をみて
「残したい特徴」と「変えたい特徴」
を見比べて次のサドルを選びましょう
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仮に全ての組み合わせを試すなら
36通り
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実際はここに座面幅やクッションの厚みなど
様々な要素があるのでもっと多くの種類があります
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ですが
一つ一つの特徴をしっかり考えて選べば
意外と数回で理想のサドルが見つかるかも知れません
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次回はコラム最終回
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「色々試すのはもう疲れたよ……」
という方に提案する
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サドル選びの最終手段
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について解説していきます
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お楽しみに
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※性能、特性の説明はスタッフ個人の主観によるもので
※全ての商品に当てはまるものではございません