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ブルベライダーの佐藤です
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サドル沼コラム第3回
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今回はサドルの側面形状から
理想のサドルへアプローチしていきます
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目次
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③サドルの側面から考える◀NOW
⑤ 最終手段
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前回と同じく
サドル側面の形状を強引にグループ分けしていきます
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※左から※
A : FIZI:K ANTARES R3 OPEN K:IUM ¥17,545(+tax)
B : SELLE ROYAL R.E.MED 2 ¥3,300(+tax)
C : SELLE SMP HELL S ¥13,000(+tax)
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正面に比べると種類は少ないですが
見た目では判断出来ない要素として
「座面のしなり」「体の柔軟性」
がありますので確認していきましょう
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【 A 】
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座面形状 : 平坦
ノーズ下がり : 少なめ
座面のしなり : 標準~柔らかめ
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頭からお尻まで真っ平らなサドルです
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先端~後方まで着座位置を変更しやすいので
こまめに変更したい方はこの形状がおすすめです
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荷重を支えるベース部分の素材/形状によって
座面のしなり方に結構な差があるので
ほぼ同じ側面形状のサドルで迷った際は
座面の裏の形状を確認してから
「ほどほどの力で」座面のしなり具合を確認しましょう
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しなり具合が大きい(柔らかい)モデルは
着座位置の安定性が増して
衝撃吸収性能も向上します
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着座位置が安定するとはいえ
もともと安定しにくい形状なので
ペダリングが安定しない間は
不安定さは感じてしまうかと思います
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また股関節の柔軟性が低い方は
サドルを前下がりにセッティングしないと
尿道への圧迫が強くなりますが
そうすると今度は前にずれていってしまうので
基本的には柔軟性がそこそこ高い方に
好まれる傾向があります
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【 B 】
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座面形状 : 緩やかなS字
ノーズ下がり : 少なめ~標準
座面のしなり : 標準
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もっとも標準的な形状はこのタイプ
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着座位置がサドルレールのほぼ中央になるように
設計されているのでポジション調整がしやすいです
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中央のくぼみと先端の凸部に着座するイメージです
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標準的な形状だけあって
あまりマイナスになるポイントは無いのですが
衝撃吸収性や座面のしなりを
必要とする方には選択肢が少ないかも知れません
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その場合は座面のクッションで補う必要がありますが
見た目や重量、第1回でも記述した耐久性の面でも
妥協しなければならない点はあるかもしれません
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【 C 】
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座面形状 : S字
ノーズ下がり : 多め
座面のしなり : 硬め
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この形状のサドルはSELLE SMPくらいしか
存在しないと思いますが
種類もカラーも豊富で割とポピュラーなメーカーです
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後方の凸部と先端の凸部を結んだ直線が
地面と水平になるのが基本ポジションになるため
かなり上向きに取り付ける必要があります
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着座位置は後方にある窪みにほぼ限定されるため
サドルの前後位置の調整がしにくいと思いきや
サドルレールが他メーカーに比べて1.5倍くらいあるので
意外と調整幅は大きいです
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着座位置の自由度は極限まで削りましたが
一方で適切な位置に着座さえ出来れば
尿道・陰茎部への圧迫は他の形状よりも少ないとされています
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不必要な着座位置のずれを防止するためか
クッションは薄いか硬めのモデルが多く
そもそもの形状がある程度フィットしていなかればならないので
どのモデルを選択すべきか悩ましいのと
独特のポジション調整に慣れる必要があります
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基本的にはインナーパッドのある
ウェアを着ていることを前提にした設計に感じます
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ただし、一度ポジションが決まってしまえば
たとえサドルを前下がりにしても
着座位置が安定しますので
体の柔軟性が低くて尿道付近の圧迫に
お悩みの方には良い選択肢かも知れません
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このように側面形状は
[着座位置] [衝撃吸収性] [体の柔軟性]
といったサドルそのものの性能とは違った部分にも
影響が及ぶポイントがあるのが特徴です
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サドルを選ぶ際に
座面のクッションを指でふにふにと
押して確認している方は多いですが
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もう少し力を加えてグニグニと
座面のしなり具合を確認している方は
結構少ない印象です
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インナーパッドの厚み、硬さと併せて
どの程度のしなり具合が必要なのかは
ある程度の期間乗ってみなければ
判断は難しいところです
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もしも数ヶ月乗ってみて
ポジション変更も試してみた結果
思うような改善につながらない場合は
側面形状からサドル交換のアプローチを
してみても良いかも知れません
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次回は
サドルの後方形状から
理想のサドルへアプローチしてみたいと思います
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お楽しみに
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※性能、特性の説明はスタッフ個人の主観によるもので
※全ての商品に当てはまるものではございません