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ロードバイク分解徹底洗浄 ~サビとの死闘編~

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松山店エミフルMASAKI】関 和貴 20年12月13日

みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

 

今回ご紹介するのは、、

 

 

縮小IMG_1816

このバイク FELT F5 の

 

オーバーホールBです!

 

 

 

オーバーホールBとは、、

消耗品交換だけでなく、一度バイクを分解した後、

フレーム・パーツをそれぞれ清掃、必要な部分に注油し、消耗品を交換したうえで組み戻すというもの。

 

 

年に一度の消耗品交換なら簡易的な消耗品交換であるセミオーバーホールと言うメニューもありますが、

 

 

数年間使い込んだバイク

性能・見た目を復活させたいバイク

極限まで性能を引き出したいバイク

 

にはオーバーホールBやAコースがオススメです!!

 

 

 

 

 

改めてご依頼のバイクを見てみましょう。

 

縮小IMG_1816

パッと見は綺麗ですがチェーンは切れてしまったとの事

( ゚Д゚)

 

 

 

 

縮小IMG_1821 縮小IMG_1820

ローラーで使っていたとの事で、フレームは綺麗ですがパーツは重度のサビが、、

 

 

 

縮小IMG_1823

よく見るとアウターワイヤーにも細かなヒビが!

交換のサインです。

 

 

 

 

 

縮小IMG_1822

ステムの固定ネジもヤバめです、、

 

 

 

 

縮小IMG_1817

バーテープ巻変えましょう。

 

 

 

 

 

 

では更に分解しながら各部を詳しく見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_1822 縮小IMG_1840

顔からの汗を受けるヘッド周りはあまり良くない状態。

ステムのネジはサビがひどく、工具が入らない程。何とか外せました、、

少なくともネジは交換です。

 

 

 

 

縮小IMG_1841

更にステムを外すと、、

汗がしみ込んだ跡が、、

 

  

ローラー台やトライアスロンなど海の近くで使うバイクなどは汗や塩でパーツが腐食してしまうことがよくあります。

 

 

汗は毎回拭き取り、定期的に洗車やグリスアップを行なうことで腐食を防ぐことが出来ます。

 

ローラーでは汗がかからないようにタオルをかけておくのも有効ですよ。

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_1825 縮小IMG_1828

タイヤやスプロケットなど消耗品は交換します。

 

 

 

 

 

縮小IMG_1853

フレームで困った所が一ヵ所。

 

ワイヤーのアジャスターが完全に錆びついて全く動かない!!

 

下手に外そうとすると折れてしまう可能性が高いので、当初は触らない予定でしたが、作業上どうしても外さないといけない事に、、

 

縮小IMG_1830

片側は何とか取れました、、

 

 

縮小IMG_1853

しかし手前側はなかなか動かない、、

 

 

 

 

縮小IMG_1831

ここで新兵器投入!

強力な錆落とし剤です。

 

 

縮小IMG_1837 縮小IMG_1838

効果はこの通り!!

 

これと油を交互に錆部分に注して様子を見ます。

 

 

 

 

縮小IMG_1858

ちょっと回ったところでボルトが折れてしまいました

(+o+)

 

 

 

でも大丈夫!

 

縮小IMG_1877

折れたネジを外す専用工具を使えば、、

 

 

縮小IMG_1876

外れました!!

\(^o^)/

 

 

 

 

 

縮小IMG_1924

交換するアジャスターにはしっかりグリスを塗って組み戻します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_1845 縮小IMG_1861

チェーンリングやチェーンリングボルト、BBやヘッドのベアリングは使用感が強いですが今回はそれぞれグリスアップして再利用します。

特にクランンク周りは次回のオーバーホール時にクランクごと、それに合わせてBBも交換した方が良さそうです。

 

 

 

 

 

 

ここからお掃除!

 

 

 

 

縮小IMG_1859 縮小IMG_1846

フレームやレバーはフォーミングマルチクリーナーで清掃。

 

ゴムや塗装を傷めないので安心です。

 

 

 

 

 

縮小IMG_1849

フレームには艶出しのバリアスコートをサービス。

このつやを見てください!!

 

 

 

縮小IMG_1845縮小IMG_1848

BB付近はこんなにキレイになりました!

 

 

 

 

 

縮小IMG_1860

ステムやヘッド小物は石鹸水で固まった汗汚れを落とします。

 

 

 

縮小IMG_1870

さっぱりしました!

 

 

 

 

 

縮小IMG_1862

ドロドロサビサビの変速機は、、、

 

 

縮小IMG_1866

ここまでピカピカに!!

 

 

 

 

 

縮小IMG_1863

ブレーキや変速機の可動部分にはメンテルーブで注油。

動きを軽くしサビも防ぎます。

 

 

 

 

縮小IMG_1871

ステムなどネジが入る部分にもあらかじめグリスを注入。

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_1864

クランクなどしつこい油汚れにはNo.92がオススメ

 

 

 

 

 

縮小IMG_1851

ホイールはガタつきがあったので一応中を確認。

 

 

縮小IMG_1852

まだグリスが残っていたのでグリスを追加してそのまま組み戻します。

 

 

 

 

 

 

 

ここから組みなおしていきます。

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_1926

リアエンドが歪んでないかチェック。

異常なしでした。

 

 

 

 

 

縮小IMG_1927

クランクのシャフト、BBベアリングの上に種類の違うグリスをたっぷり塗って組み戻します。

 

 

 

 

 

縮小IMG_1916

ヘッドにも十分グリスを塗って汗の侵入を防ぎます。

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_1919 縮小IMG_1918

ネジ穴にたっぷりグリスを塗って、新しいネジでステムを固定しようとしますが、、、

 

 

 

 

縮小IMG_1922

フタの部分はカーボン製ですが、

一番手前の穴付近にクラック発見!!

小さなヒビですがこれを見逃すと重大な事故につながる事も、、

 

 

 

 

 

縮小IMG_1920

出来るだけデザインの近いものに交換させて頂きました。

 

 

 

 

縮小IMG_1925

ホイールを固定するクイックレバーも割れていて機能しないので交換。

 

 

 

 

 

縮小IMG_1923

そのほか消耗品も一気に交換です!!

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_1928

ブレーキゴムの台座。

動きが悪い部分は徹底的にグリスアップします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして完成、、、

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_1938

縮小IMG_1939

フレームは美しいツヤが復活!

 

 

 

縮小IMG_1930

ハンドルまわり

 

 

 

縮小IMG_1931

バーテープは見る角度で色が変わるオイルスリックカラー

 

 

 

縮小IMG_1932

縮小IMG_1934 縮小IMG_1933

ブレーキ・変速は見た目も性能も完全復活です!!

 

 

 

 

縮小IMG_1929

 

無事に作業完了。

(∩´∀`)∩

 

 

見た目もすごく綺麗になりましたが、変速やブレーキの性能も完全復活する事が出来たと思います。

 

 

また、今回はお客様の用途に合わせて、また錆びてしまわないようにた~~っぷりグリスを入れているので安心してお乗りいただけると思います。

 

 

 

それでも、汗はパーツやフレームを痛めやすいので、定期的に洗車して下さいね。

(^_^)

 

 

 

 

当店ではお客様の用途に合わせて修理やカスタムの相談をさせていただいています。

お気軽に相談下さいませ。

 

 


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