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【ホイールを換えよう!】こんなに自転車が進化する!川崎店 奥平編

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ワイズロードオンライン(通販)】石澤 貴志 24年03月08日

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ワイズロードオンラインの石澤です。

ホイールは自転車の走りの中核となるパーツ。
変えることで自転車の性能や性格を激変させる効果があるのですが、意外とそのことが知られていなかったり、自転車に近い金額がかかることから二の足を踏んでいる方も多いようです。

そこで、実際にホイール交換をして走ったスタッフからの生の声をお届けするのが、今回ご紹介する記事でございます。
第1弾は、川崎店で店長を勤めつつ、ホイールのトップブランド、フランスのMAVICが定める認定試験合格者「MAVIC MEISTER」でございます。

 

川崎店 奥平 総帆のWHEEL CHOICE

 

ライドプロフィール

奥平は弊社でも指折りのロードバイクマニア。
川崎店で店長を勤める傍ら、MAVICのホイールに精通した知識を持ち、お客様の用途に合わせて適切なホイールのチョイスと使用方法をアドバイスできるスペシャルスタッフ「MAVICマイスター」の認定も受けています。

以前は登録レースにも少し出ていましたが、今は月に数回50kmの通勤ライドがメイン。
乗り心地よりもかかりのいい硬めのホイールが好みと、ロードバイクにはメリハリのある運動性能を求めるタイプです。

 

 

車体

今回ホイール交換をする車体は、弊社が独占輸入を行う、スーパースプリンターが興した「CIPOLLINI」のフルオーダーモデル、 「MCM」のリムブレーキモデル。
フレームサイズを体に合わせることで完璧なフィッティングによる乗りやすさと推進力の高さを備えた、オールラウンドレーシングバイクです。

ホイール交換の動機

MCMはもともと完成車ではなく、単品販売のフレームにパーツを選んで組み立てる「バラ完」です。
奥平はすでにこの車体を完成させており、旧モデルの「KSYRIUM PRO CARBON SL UST」(以下「KSYRIUM」)を装着していました。

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現行モデルにも繋がる様々な改良を加えられたフルカーボンホイールで、山岳をメインターゲットにしつつも、フィールドを選ばず走れる万能性も考慮されたモデルです。

奥平は車体を組み立てた当時、複数のホイールを検討していました。
ディープリムももちろん選択肢に上ったのですが、当時のカーボンディープリムでは重量がかさみ、反応性がいまいちだったのです。
そのため軽さをベースに考えてリムハイトの低いこのモデルを装着していましたが、平地の巡航性能を上げたいこと、カーボンホイールもこの世代からさらに進化を遂げていることから、今回のホイール交換となりました。

きょうのホイール

そんな目的に合わせ、奥平が選んだホイールは、リムブレーキ用カーボンホイールのハイエンドモデル、

COSMIC SLR 40

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 平地・ヒルクライムの両方をこなせるバランスの良い40mmリムハイトを採用。
剛性も旧世代のホイールから向上していますが、重量はペアで1390gとかなりの軽量に収まっています。

乗り心地に関しては、クリンチャータイヤよりも圧倒的に快適性が高いチューブレスレディが使えることで、剛性の高さを生かしつつショック吸収性も両立できる仕様となっています。

そしてなにより、ディープリムは車体の雰囲気を大きく変えてくれます!
特にリムブレーキの場合、カーボンリムはタイヤからリムまで黒一色で統一されることで、同じハイトのアルミリムよりもずっと戦闘的に見えるのも魅力ですね。

インプレッション

リムハイトが前に使っていた時よりも高くなったにも関わらず、軽くなり、加速性能、巡航性能がアップしました。

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一般的に、リムハイトが高くなると空気抵抗は減り、剛性は上がりますが、その分重量は増え、乗り心地も固くなりがち。
ですが、そんな常識は技術の進化が見事に打ち破ってしまいました。
25mmハイトのKSYRIUMは、ペア重量1445g。
それよりも15mmもサイズアップを果たしたにもかかわらず、重量は55gも軽くなっているのです。
しかもこの重量差はホイール本体のみの数値。
KSYRIUM PRO CARBONでは必須だったリムテープが不要なぶん、実際に走る際の重量はより軽量に収まっています(リムテープって、片側あたり10~25gと、馬鹿にならない重量差があるんです)。

KSYRIUMとCOSMIC SLR 40は、ハブやスポークの仕様についてはほとんど共通です。
ということは、軽くなったのはほとんどが外周部。
ディープリム採用で一番重くなりそうな外周部が逆に軽くなるのであれば、もう選ばない理由はない!
奥平がカーボンホイール同士での載せ替えを決断したのも、そんな理由のようです。

また、リムが高剛性になったことで乗り味も硬くなるのが懸念されましたが、思いのほか「硬すぎて後半が疲れる」ということはなかったようです。
もともと100km以内の乗車が多いうえ、キビキビとした掛かりのいいホイールを好むことから、今回のホイールチョイスはちょうどいい硬さに収まりました。
また、タイヤを同時にチューブレス・28Cのものに変えたことで、振動吸収性はそちらに任せることができました。

ホイールの剛性感の高さは、リムだけでなくスポークの組み方、さらにそれを支えるハブの設計も支えています。

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フロントハブは、左右のフランジの間隔を広くとることによって横剛性を向上させています。

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リアホイールは、MAVIC独自の「イソパルス」というスポークパターンによって、すべてのスポークが均等に張られ、無駄がなく、かつ過負荷がかからないよう活用されます。
完組ホイールの元祖ともいえるMAVICのノウハウが、キビキビした走りを実現しています。

買う前に心配していたこと、実際に買ってみたら?

奥平はカーボンホイールがメジャーになる前から様々なバイクに乗ってきていた古強者。
当然、元々はアルミホイールを使用していましたが、よくリムブレーキ用カーボンホイールで心配されるのはブレーキの性能。

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奥平も、特に雨の日にブレーキが効かなくなることを懸念していたのですが、実際に乗ってみたところ、その不安は見事に払拭。
MAVICのカーボンリムには、特殊なブレーキ面の表面処理が施され、熱でカーボンが変形することを抑える「iTgMax」という技術が採用されています。
この技術のおかげで、ブレーキを安心して使用できました。
また、以前使用していたホイールではチューブレス対応のリムテープが必要でした。
劣化によって空気漏れが発生することがまれにあるのですが、COSMIC SLRはリムテープが不要。
消耗部品の経年劣化でトラブルに悩まされる心配は無くなりました。 

また、元の状態よりもタイヤを太くしたい場合、タイヤがフレームなどに接触しないかチェックをしましょう。

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特にリムブレーキモデルの場合は入念なチェックが必要です。
ディスクブレーキに比べてフォークやフレームのクリアランスが狭く、またブレーキ自体がタイヤに接触するケースもあります。
今回は28Cのタイヤを装着しましたが、クリアランスはギリギリで、これ以上太いタイヤは装着できないようです。

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メーカーによってタイヤクリアランスはさまざま。
それ以外にもフレームやコンポによって、ホイールが装着できるかどうか判断が必要なポイントがいくつかあります。
こちらのページをご覧いただいて、気になったホイールが装着できるかどうか確認しましょう。

 

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リムブレーキ用ホイールは、クイックリリースレバーもセットで付属することがほとんどです。
上位グレードのホイールには、より軽量だったり固定力に優れているクイックリリースレバーが付属することが多いのですが、形状によってはこれまで使用していたメンテナンススタンドにうまく引っかからないトラブルもあるようです。
MAVICのクイックリリースレバーは、固定力が高いだけでなく固定の感覚がつかみやすく、レバーも小ぶりなのでほとんどのメンテナンススタンドとの相性が良好。
細かいところですが、こんなところにもMAVICの「扱いやすさ」が光ります。

ホイール換えると走りが変わる!

 自転車を買ったとき、きっとあなたはこだわり抜いて一台を選び、それから乗り始めたはず。
そんなお気に入りの自転車の能力をさらに進化させる一番効果的なアイテムがホイールです。

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「山登りを軽やかにこなしたい」
「平地を高速で駆け抜けたい」
「乗り心地をよくして長距離を疲れず走りたい」など・・・
どんなホイールがあなたにぴったりなのか、併せて何を換えればいいのかは、こちらのホイール大全をご覧いただければばっちり!
さらに深くホイールのことを知りたいときは、店舗スタッフに、お店やチャット窓口で質問しましょう。

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