10,000UP MASTER高橋です。(唐突)
昨年の600kmブルベ以降、「なんかもうフロントギア要らなくない?」と感じ始めました。
基本ゆったりとマイペースに走ることが多く、下り坂でスピードを出すことも無ければ激坂でインナーローを使うことも少ない。
となるとやはりフロントシングルか?と。
今回スタッフ井上が使わなくなったGRXのリアディレーラーを譲っていただいたのを期に、本格的にフロントシングル化をしました。
チェーンリングの歯数
チェーンリングの歯数は小さすぎるとちょっとした下り坂でもギアが足りなくなってしまいますし、大きすぎても坂道でロー側のギアが不足するため、重要なポイントです。
ブルベでは40Tを使用しましたが、あの時はリアディレイラーが30Tまでしか対応できなかったためトップスピードを捨ててその歯数を選びました。結果、ほとんどトップ側のギアで走り続け、チェーンラインを最適化できていないように感じていました。
しかし今回は最大34Tまで対応可能なRX810を入手。ロー側が増えたため、さらに大きなチェーンリングを使っても大丈夫になりました。
今回チョイスした歯数は
42T
たった2T差?と思われるかもしれませんが、結構違うものですよ。
乙女ギアフル活用
今回選んだスプロケはCS-HG800 11s 11-34T。
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ロー側が30Tから34Tへと大きくなったことでギア比が軽くなります。
600ブルベの時→40T/30T=1.333...
今回の組み合わせ→42T/34T=1.235...
フロントダブルで使用していた時は50/36Tもしくは52/36Tのチェーンリングだった為、インナーローの一番軽い組み合わせで36T/30T=1.2
今回の組み合わせはフロントダブル時に使用していた頃のギア比に肉薄するチョイスです。
また、このスプロケットはただ歯数が大きいだけではなく、10s全盛期のホイールたちの救世主でもあります。
CS-HG800とCS-HG700はどちらも10sのフリーボディで11sが使えるような設計になっています。
カセットの溝が通常の11sのスプロケと比べて1.85mm引っ込んで設計されているため、10sフリーで11sが使えるというちょっと不思議なことが出来ます。
逆に現行の11sスプラインのフリーボディで使う際には、付属の1.85mmスペーサーが必要になりますので、無くさないようにお気を付けください。
パッケージの白い”アレ”
スプロケ装着時に役立つ優れモノ!
スプロケを交換する時に一枚一枚フリーボディに乗せていたりしませんか?
実は購入時に付属する白い筒はそんな作業をあっという間に終わらせることができる便利なアイテム!
フリーボディのスプラインに合わせて白い筒をセット。
あとはスプロケをスライドさせれば
カカカカンッ!!というリズミカルな音とともに、あっという間にセット完了です。
あとはトップギアとロックリングを入れれば交換完了!
一段と大きなスプロケがバイクに装着されました。
さっそく伊豆まで行ってみた!
交換した翌々日。さっそくロングライドで使用してみます。
目指すは150km先。伊豆市にある「東府や Bakcry&Table」。
南下し境川サイクリングロードを使って藤沢市へ。そこからは熱海まで海沿いを走ります。
そして熱海からは伊豆の洗礼、激坂区間。
前回の二の舞にならぬように道を選びますが、それでも当たり前に16%などの坂にぶち当たります。
これは正直フロントダブルでも相当キツいです。
それでも足つき無しで登りきることができました!
「足湯+カフェ」という至高の組み合わせ
今回お邪魔した「東府や Bakcry&Table」は足湯につかりながらランチができるという最高のスポット!
カレーパンの中にはゆで玉子が丸々1つ入っていました。タンパク質!これにはディスカバリーチャンネルもニッコリ
150km酷使された足を労わりながらのパン。至高ですね。
この2つだけでも嬉しいのにさらに景色も良い。バイクラックも目に付くところにあるため、セキュリティ面もGOOD!
無料で使えるタオルも用意されているので手ぶらでもOK!
神スポットを見つけてしまった...。
帰りは箱根を登って帰ってきました。
爆弾低気圧のせいで帰りの箱根は雲の中。20m先が何も見えなーい。
今回の300㎞ライドでは熱海から伊豆にかけての上り坂以外、ギアが足りないと感じることはありませんでした。
? KhodaaBloom STRAUSS TOKYO ?
なんやかんやでフロントシングルを満喫している高橋ですが、今後KhodaaBloomから発売予定のSTRAUSS DISC TOKYOに期待していたりします。
ロードバイクでフロントシングルの完成車は珍しいですね。
上りが苦手という方、脚力に対して重すぎるギアで踏んでいるのかも知れませんよ。
特にエアロ系レーシングバイクは”速く”走ることを前提としているため、28Tのスプロケ、52/36Tのクランクが付いていることがあります。
ギア構成をを見直してみるのはいかがでしょうか?
力任せに無理に踏んでしまうのも怪我に繋がります。(過去に25Tのスプロケでケイデンス60~70付近で渋峠を登っていた頃はしょっちゅう膝を痛めていました...。)
ギア比を軽くしたら速く走れた。なんて話も結構あるあるですよ。
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