やって来ました不定期連載企画!!
「2014年モデル エアロロード 近代化大改修」
ここ1~2年でロードバイクの主流は一気にディスクブレーキ&エアロロードに変わってしまいました。
「新しい自転車が欲しい!」
でも、予算・置き場所・維持費...を考えると
そんなに簡単には買えない!!
そんな方にこそ読んでいただきたいこの企画!
今ある自転車を最新のパーツでカスタムして
最新のディスクロードにも負けない
エアロで、軽くて、カッコイイバイクを
作っていきたいと思います!!
ベースになる車体はコレ!
2014 TREK MADONE 7
今回は第3回、
[ホイールのメンテナンス]
をお送りいたします。
今回はボントレガー アイオロス5D3ホイールのメンテナンスを行ないます。
どんなホイールでも数年に一度ベアリングやラチェットの掃除や交換をしてあげないと、内部がサビや摩耗でボロボロになったりして回転が重くなってしまいます。
定期的に清掃&グリスアップを行う事で寿命がだいぶ延びますよ♪
まずはフリーボディーを開けて分解開始!
べアリングを抜くには1万円くらいする専用工具が必要です。自腹で買いました、、
たくさん使わなきゃ損ですね!
(´ρ`)
ベアリングが露出したら叩き出します。
リアハブはこんなパーツ構成です。
ホイールのモデルごとに構造は違い、それによって必要なメンテナンスの内容や頻度が変わります。
詳しくはお尋ねください。
ハブ内部は綺麗に清掃。
通常はベアリングを新品にして組み戻しますが、、
今回はちょっといろいろいじってみました、、
*これはメーカー非推奨作業です。店舗での作業は出来ません
×個人的にもオススメしません真似しないでください×
新品のベアリングを完全脱脂して特殊な溶剤をかけて加熱し、コーティングをかけた魔改造ベアリングと魔改造チェーンを作りましたが方法が良くなかったのか結果はイマイチでした、、
やっぱりベアリングは純正状態が一番ですね!
ベアリングを戻す前にスポークを組み替えます。
古いホイールはスポークが伸びたり傷ついたり、腐食してしまったりするので交換しましょう。
このホイールはそこまで傷んでないのですが、、、
実は、前後輪バラバラに買ったのでスポークの色が前後で違うのです!!
これではダサいので(今さらですが)交換。
DTSwissの高級エアロスポークは後輪分だけで1~2万円します
( ;∀;)
画的には全部一気に外したいところですが組み戻すのが面倒になるので地道に一本ずつ交換していきます。
スポークを交換し終わったらベアリングを圧入。
写真は作業前のものです
ラチェット部分にも注油してホイールのハブの作業は終了。
振れ取りに移ります。
ホイールのちょっとした振れ取りなら簡単ですが、一から組むとなると、
↱ 縦振れをとって
↑ ↓
横振れをとって
↑ ↓
センターを出して
↑ ↓
スポークテンションをチェックして
の繰り返しで気力をグングン吸い取られます、、
数日に分けて地道に精度を出していきます。
スポークテンション(スポークの張り)は元々緩めだったので加速感が良くなるように少しだけ張りを強く調整しました。
これでホイールのメンテナンスは終了!
今回紹介したハブのベアリング交換はメーカーや乗る量にもよりますが1~3年に一度行うと気持ちよく使えると思います。
ホイールを買ってからまだ一度もメンテナンスしてない方は是非ご相談ください!!
メンテナンス後、夜の海岸線を走ってきました。
今回はグレードアップというより現状維持のメンテナンスでしたので、乗り心地は大きく変わらないはずですが、気のせいか30km/h以上の加速がスムーズになったように感じました!!
おそらくスポークのテンションを調整したからでしょう。
あるいは、ホイール交換と一緒にチェーンも清掃&注油したからかもしれません。
一説によると高級なカスタムパーツを入れるより、チェーンを清潔に保って、チェーンラインが斜めにならないように気を付ける方が駆動抵抗削減に効果があるらしいですよ。
新品のバイクやパーツは良く動きますが、3年、5年使ったバイクはメンテナンスをしなければ性能が落ちてしまいます。
逆にしっかりメンテナンスしてやれば工場で組まれた完成車より動きをよくすることも出来るかもしれません!
「自分のバイク、大丈夫かな?」と思ったら、まずはご相談ください!!
≪第4回≫2014年モデル大改修[オーバーホール&マニアックパーツ編]
松山店ではアルバイトスタッフ急募中です!!
最新のパーツに触れたり、簡単な整備をしたり、自転車好きにはたまらない仕事です。
交通費、スタッフ割引、社員登用、あります。
未経験者歓迎!!
お気軽にご相談ください