小径車のホイールにロングバルブのチューブを入れたところ、フロアポンプのレバーがスポークに干渉してしまい、空気が入れにくくなってしまいました。ヘッドの小さいネジ固定式ポンプに買い替えても良かったのですが、今回は以前から気になっていた「ヒラメ」を導入してみることに。まずは以下の2点を購入。
ヒラメ ポンプヘッド (横カム)¥5,940
ヒラメ ホースバンド¥528
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※米式でお使いの方は米式アダプターも併せてどうぞ。
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取り付け方
取付は基本的に既存のフロアポンプのヘッド部分を入れ替えるだけなのですが、大抵の空気入れは、ヘッドの根本がホースに硬く圧入されているため、簡単には抜けません。
抜き取るのは難しそうだったので、今回は思い切ってホースをカットしてしまいました。ゴムホースなのでその辺にあったハサミで簡単に切断できました。
端面は適当にヤスリで整えておきます。
ホースバンドを通してから、ヘッド部分を差し込んでいきます。結構力が要りますが、滑り止めグローブを嵌めて、回しながら捻じ込んでいくと比較的楽に入れられます。
ホースバンドの締め付けには幅8mmのマイナスドライバーを使います。ナットが固着して動かない場合、ネジ部分に少し注油すると良いです。バンドを締めるとヘッドが回せなくなるので、実際に使用する際にホースが捻じれない向きで、尚且つレバーを閉じた時にナットが干渉しない位置で固定するように注意しましょう。
ちなみに7mmのレンチを使って締めることもできました。※強く閉めすぎるとゴムホースが千切れてしまうので程々に!
完成です。気を付けないと落ちてしまいますが、一応元のヘッド固定部分に引っ掛けることができました。
レバーが横方向に動く横カム方式なので、小径車でもスポークに干渉させずにレバーを開け閉めすることができます。
ヘッド下部のリングを回すことで、レバーを閉じた際のバルブへの締め付け加減を調整します(締め過ぎるとバルブを傷めるので注意!)。ヘッドをバルブに差し込む際に強く押し付けたり、外す際に強く引っ張ったりしなくても良いので、勢い余ってバルブを傷めたり、レバーで指を挟んだりといった心配も不要に。しっかりとした金属製のヘッドは空気の漏れが少なく、以前より少ない力で押し込めるようになりました。
下手なフロアポンプ買うより高くつきますが、日常的に自転車に乗っていると避けることはできない「空気を入れる作業」へのストレスを劇的に改善させることができます。実際お店でも複数台導入していますが、どれも何年経っても壊れずに使えているほど耐久性が高いので、長い目で見たらむしろお買い得ではないかと思います。補修パーツも充実しているので安心です。
ついでにバルブキャップも新調。完成車に付属している樹脂のキャップはすぐに割れてしまうので、自転車のカラーに合わせたアルミ製のものを買いましょう。
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