このグローブはヤバ過ぎる。
こんにちは!
新宿ウェア館 ゴシマ カイです♪
兼ねてよりワタシが超超超オススメしている
最高のフィット感と性能を持った、
完璧で究極の夏グローブが今年も入荷!
今年もアツく
語っちゃいますよぉ!!!!!!
PEARL iZUMi
スピードグローブ
小売希望価格¥6,930-
サイズ展開 | S(21-22cm) | M(22-23㎝) | L(23-24㎝) | XL(24-25㎝) |
3.ブラック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
4.ホワイト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※サイズは手の大きさや筋肉の付き具合で大きな個人差が生じます。
サイズ表はあくまで目安、購入前に必ず試着しましょう。
商品概要
日本を代表する老舗サイクルアパレルブランド、【PEARLiZUMi】
・お手頃価格で
・高性能で
・しかも高耐久
という欲しい三拍子が見事に揃った
最高にオススメなメーカーです!
そんな我らがパールイズミが2022年にローンチした
ゴシマ的完璧で究極のグローブこそ、
今回ご紹介する【スピードグローブ】なのです!
昨年からデザインが変更となり、
シンプルな白と黒の無地になりました。
コーディネートの幅を狭めることなく、
性能重視で選択できるようになりました!
以前から登場していた空気抵抗軽減素材、
【スピードセンサー®Ⅱ】を使用したグローブ。
指切りグローブでほぼ7,000円という
パールイズミらしからぬ、少々値が張る商品ですが
このぶっ飛んだクオリティを考えれば
「買って損は無い」とワタシは思います。
~【スピードセンサー®Ⅱ】ってなぁに?~
A.パールイズミが開発した空気抵抗軽減素材。
「でしょうね!」
っていう皆さんの心の声が聞こえてきそうですね。
自転車にとって空気抵抗は最大の敵です。
特にライダーが受ける空気抵抗は
全体の6~7割を占めるとも言われており、
それの低減が課題となるウェア作りにおいて
【空気抵抗軽減素材】そのものは
断じて珍しい物ではありません。
じゃ、【スピードセンサー®Ⅱ】は他とどう違うのか。
まずはそれについて説明していこうと思います。
スピードセンサー【Ⅱ】って事は【ONE】もあった
はい、そうなんです。実は前身となる素材がありました。
初代は2004年から開発し、当時から風洞実験も行われました。
トラック競技(競輪の様にバンクの付いたトラックで行われる競技)をメインに
’’高速域での空気抵抗’’をターゲットにして作られていました。
この’’高速域’’とは70~80km/hくらいであり、
我々の様な一般のサイクリストでは
恩恵を受けずらい物でした。
まぁ、これはトラック競技の結果の為なので決して欠点ではないです。
そんな初代の改善点が見えて来て、
【Ⅱ】の開発に着手したのが2017年の事。
ナショナルチームの選手に良い結果を出してほしいのは勿論、
一般ユーザーにも提供できるような物にしたいと考えました。
例えば......
何回洗濯しても痛み難い耐久性とか、
一般的なロードバイクの速度域で
空気抵抗軽減の効果を発揮したりとかね。
’’低速域’’での空気抵抗軽減って難しいんです。
空気抵抗とはざっくり言うと
空気中を運動(移動)する物体が受ける抵抗の事であり、
物体が空気にぶつかったり、
物体の後方に乱気流が生じる事で発生します。
厳密に言うともっと複雑なんでしょうけど、割愛です♡
そして’’空気抵抗’’は物体の速度に比例して大きくなります。
自転車乗ってる時、速く走る方が’’風’’を強く感じません?
アレが比例した空気抵抗って訳ですな。
そして’’空気抵抗’’が大きければ
’’低減出来る抵抗’’も増えるんです。
世の中の空気抵抗軽減素材とか、
エアロパーツとか、エアロフレームとかが
「速く走れないと恩恵が無い」って言われるのは
物理法則がそう示しているからなのです。
エアロフレームはカッコいいから良いのだ?全くもってその通りです。激しく同意します。
それを踏まえれば、低速域で効果が出る素材を創る
これが如何に難しいかは、なんとなく想像できるでしょう?
そんな物理法則に挑んだPEARL iZUMi
トラックより低いロードの速度域、
そこで最も効果を発揮するのはどんな素材か?
まず、それを探すところから彼らは始めました。
JAXAの6.5×5.5mの低速風洞室。より正確な数値の為にマネキンの脚を動かしていたそうな。
世の中にある凹凸のあるエアロな素材を集め、(18種類以上あるらしいッス)
それらにJAXAや「流体力学」の権威、
素材メーカーなど各方面の専門家協力の下、
風洞実験を行い傾向を探り、絞る。
絞り込んだら、さらに細かい傾向を
探って... 探って... 探って..
到達した答え、それは「菱形」
スピードセンサー®Ⅱのサンプル画像
仮説、実験、反省のルーティンを繰り返した末に
出た結論は「菱形」の凹凸が良い。というもの。
更には、どんな菱形が良いかまで探求し、
現在の【スピードセンサー®Ⅱ】が誕生しました。
従来の空気抵抗軽減素材と異なり、スピードセンサー®Ⅱは
より低速となる40㎞/hで効果が出始め
50㎞/hで軽減のピークを迎えるようになりました。
ロードバイクで最も使う速度域で
効果を発揮する素材の開発に成功したのです!
一般サイクリストでも恩恵はある!
他社からも空気抵抗軽減素材はリリースされていますが、
大抵は50㎞/hから効果を発揮するモノばかり。
他方PEARL iZUMiの【スピードセンサー®Ⅱ】は
40㎞/hから効果を発揮する為、
我々一般のサイクリストでも頑張れば出せる、
また下りなら頑張らなくても出る速度で
効果を発揮してくれるので恩恵を受け易いです。
無風状態で40㎞/hから効果が出るなら、
向かい風なら更に低い領域でも効果を期待出来ます。
レースに出る人も、
そうでない人も、
「買い」な素材だと思いますよ!
この【スピードセンサー®Ⅱ】についてもっと知りたい方は
以下のリンクを参照してください。
上記の内容は参考文献であるリンク先を
ワタシなりに噛み砕いた物です。
かなり難しい内容ですが、同時に超面白いので
帰りの電車内とかで読んでみて欲しいです。
なんか長くてすっ飛ばしちゃったって人います?
「難しいし長いから読み飛ばしちゃった」って?
すみません、小難しい理屈が大好物なので
つらつら書いちゃいました(笑)
この菱形模様の生地【スピードセンサー®Ⅱ】
はめっちゃ風の抵抗を抑えてくれるヨン☆
みんなが走るくらいのペースでも効果を発揮するヨン☆
取りあえず、超スゴいぜ!
の3点を抑えておけばOKです!
~空気抵抗軽減よりも、
フィット感にこそ真価あり~
空気抵抗と【スピードセンサー®Ⅱ】だけで
2000字以上書いといてアレですが、
ワタシが思うこの【スピードグローブ】の一番の長所は、
フィット感!
だと思いました。
というか、フィット感はグローブの
命、要、最重要ポイント。
どんなスゴイ素材を使っていようと、
フィット感が生半可じゃ駄作です。
※フィット感は感じ方や手の形に個人差がある為、ワタシに合わなかったものが必ずしも悪い製品ってことは無いです。
逆にこのスピードグローブを悪く感じる方も、もしかしたらいるかもしれません。
じゃあ理想のフィット感ってなによ?
痛んだり、痺れたりしない限り
ビタビタのピタピタが良く、
尚且つ変なシワが出来たりしない。
着けた状態で指が軽く曲がるくらいが最適。
これがまた中々難しいんです。
基本的に生地、布って平たい(二次元的)じゃないですか。
で、人間の手は立体(三次元的)でしょう?
だからただ単に、考えなしに縫ったら
絶対に上記の’’理想のフィット感’’にはならないんです。
大体はどっかが緩く感じるように出来上がります。
そこでPEARL iZUMiは
ハンドルを握りやすくする超立体構造、
TriD system®(トライディ システム)を採用。
コレによりグローブを付けた手を、
ハンドルを握るのに最適な
自然な曲がり方にしてくれます!
なんでも、企画開発の段階では
実際に人の手にはめて、チェックして、
修正ポイントを見つけて改善
というルーティンを繰り返して作るようです。
’’ものづくり’’ってこういう地道でめんどくさい事を、
如何にキッチリやるかでクオリティが決まるんですよね...
二つの方向から締める秀逸なクロージャー
二箇所で固定したゴムと
ベルクロで締めるというかつてない構造。
この辺のフィット感が、めっちゃいい!
これにより手の平の外側、パッドの当たりが
ピタッと... タイトながら不快感の無い
絶妙な圧力で締めあげてくれるんです。
2本のゴムが異なる方向に圧力をかけることで、フィット感が劇的に向上しています。
全モデルこれにしてくんないかな?マジで良い。
普通のグローブだとこの辺は
結構緩くなりがちですが、
元の造り良さと二箇所止めのゴムが
斜め下と横から締めてくれるので
かつてない至高のフィット感が生まれています。
グローブの要!親指股部のフィット感が最高!
ここのフィット感でグローブの価値が決まると言っても過言ではないでしょう。
意識していない人の方が多いかもしれない、
それでいてグローブの使用感を大きく左右する箇所。
それが上記の写真に写っている、
親指と人差し指の間の股部。
ブラケットを握っていれば、所謂上ハンに当たり、
スプリントやダウンヒルでは下ハンと擦れる部分。
ここに緩みが生じると、
グローブの生地と皮膚が擦れ大きなストレスに繋がります。
ここがズレて擦れるって本っ当ぅにイライラします。
特に本格的なスプリント時は顕著で、
ここの摩擦の無い状態の方が
しっかりと勝負に集中できるハズです。
他のグローブを購入、試着する際でも、
ここはしっかりチェックした方が良いですよ♪
他にも優秀なディティールが盛り沢山
手のひら側のグロップはダイレクトな握り心地と、
抜群のグリップ力を発揮する天然皮革素材。
さり気ない【パールイズミ柄】がアクセント。
隠れミッ〇ー的な? おや、誰か来たようd……
ハンドルの握りや手の動きに柔らかに対応する
手の平2箇所のストレッチマチ
取り外しが簡単な指ぬき採用モデル
「良いグローブは脱着し難い」
と、ワタシは思ってますが
最近はフィット感と着脱性は両立できるようです。
親指の所はモケモケしてます。
これは汗拭き用のマイクロフリースで、
あるとかなり重宝しますよ!
~活躍の場は’’レース’’だけじゃない!~
少数かつ薄型パッドながら的確な配置により、
ロングライドでも対応できそうな仕上がりになっています。
この薄さと量、配置ならば
レバー操作への干渉は最小限にしつつ、
ロングライドに必要なクッション性も確保が出来ます。
ブラケットの握り方をシチュエーションで使い分けることで、
流す区間ではクッション性を利用して楽を、
ブレーキングを多用する下りなどでは
容易にレバー操作が行えるようになる
と、レース用に見えて実は
高水準のオールラウンダーだったりします。
ワタシは大の’’パッド嫌い’’ですが、
無きゃ無いで手の平が疲れてイヤ!
とかいう救いようの無いわがままなので
一時期はその日乗る距離に応じて
複数枚の中から選択して走ってました。
しかしこのスピードグローブであれば
そんな面倒くさいことなどせずに、
あらゆる状況で満足できそうです。
~PEARL iZUMiの’’本気’’
が窺い知れる至高の逸品~
数々のこだわりのディテール、
自慢の優秀な素材達、
これ等をもったいぶらずに
ぶち込んだ秀逸なグローブ。
こんなに気合の入ったグローブは
久しぶりにお目にかかりました。
流石はナショナルチームや全日本チャンピオンへ
ウェアを提供するPEARLiZUMiだなぁと思いました。
コレ、他所のメーカーさん悔しがっちゃうんじゃないかな?
~まとめ~
まぁた、長ったらしくなっちゃったのでまとめますね。
PEARL iZUMi
スピードグローブ
小売希望価格¥6,930-
サイズ展開 | S(21-22cm) | M(22-23㎝) | L(23-24㎝) | XL(24-25㎝) |
3.ブラック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
4.ホワイト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※サイズは手の大きさや筋肉の付き具合で大きな個人差が生じます。
サイズ表はあくまで目安、購入前に必ず試着しましょう。
・空気抵抗軽減素材【スピードセンサーⓇⅡ】を使ってるよ
・数多のディテールとこだわりの構造で
ずば抜けたフィット感を実現してるよ
・レースのみならずロングライドを含め、
色んな使い方に対応できそうだよ
・マジ、最高だからみんな試着してみてね!
たかがグローブ、されどグローブ。
やや軽視されがちなグローブですが、
ここまで五千字に渡り語れるくらいに
グローブは重要且つ、魅力のあるグッズだと
ワタシは考えています。
是非皆さんも、なんとなくじゃなく
「こだわって」選んでみてください!
試着、ご相談などはお気軽にお声掛けください!
ご来店お待ちしております!
[ysid 4582680420898]