3/15都内某所にて行われたGIANTのフルモデルチェンジした軽量バイク「TCR」の試乗会に参加してきました。ありがたいことにハイエンドモデルの「ADVANCED SLグレード」に乗る事ができましたので簡単なインプレッションを書いてみようと思います!
NEW TCR ADVANCED
フルモデルチェンジによりケーブルフル内装化、フレーム形状を刷新し翼断面形状からカムテール形状になったことでより軽くエアロになりました。
第10世代になるこのバイクは、超軽量ながら高出力に耐える剛性で歴代最高の重量剛性比とメーカーサイトに記載されています。今回試乗させていただいたハイエンドモデルのADVANCED SL 0(DURA-ACE完成車)で完成車重量がMサイズで驚異の6.4kg。
コンポ、ホイール、コックピット周り
コンポはシマノDURA-ACE Di2、最軽量かつ最速の変速性能を約束。
最新作の「CADEX 40 MAXホイール」を装備。カーボンでできた一体成型ハブフランジは超剛性とエアロ性能を生みだします。乗り味は超ソリッドで、チューブレス28Cでの運用が最適かと思います。
※フックレスリムにつき適合するタイヤを使用する必要があります。
ハンドルステムはGIANTオリジナルの「CONTACT SLR カーボンハンドル ステム」が装備。ステム裏面の窪みにブレーキホースを沿わせてハンドルに内装される方式で、エアロモデルのPROPEL同様にポジションの自由が効きやすいユーザーフレンドリーな設計になっています。
乗って感じたこと、思ったこと
重量が7kg以下という事もあり漕ぎ出しの軽さや瞬発力の高さが際立っていて、往年のTCRの良さを受け継いでいることがよくわかります。
平坦…25km/hぐらいで流した時のナチュラルな優しい走りに心をつかまれます。しかしひとたびパワーを掛けてペダリングすれば蹴飛ばされるような加速感と応答性の良さが顔を出し、パワーのある人でも満足できる剛性感があることがわかります。
登坂…前作からの大幅な軽量化とサドルコックピット周りのパーツが軽量なことが相まって、テンポよく元気に登れました。斜度3~5%ぐらいの坂道であれば登っていることを忘れるほど。
ハイエンドバイクになるほど硬く瞬発力は上がる代わりに快適性が損なわれてしまいますが、GIANTのロードバイクはチューブレスレディタイヤが標準装備(一部モデルを除く)なのでタイヤと空気圧で微調整を効かせてやれば問題なさそうです。
担当の方曰く、下位グレードのADVANCED KOMグレードは使用しているカーボンとパーツのグレードを見直すことで、上位モデルのエアロ性能はそのままにコストカットと更なる扱いやすさの向上がされていますとのことです。ミドルグレードも侮れません!
PROPELとの住み分けは?
私自身エアロモデルのPROPELの試乗もさせていただいたことがありまして、他のエアロロードよりはマイルドな乗り味をしていると思いますが、性能的にも性格的にも尖っていてレーサー向けな印象がありました。対してTCRは、扱いやすさがありつつも攻めた走りができる懐の深いバイクと感じました。
個人的には「ゴリゴリレースやります」という方や「ストイックに走りたい」とお考えの方はPROPELを選んでいただき、「初めてのカーボンロードで守備範囲広いのが欲しい!」という方や「扱いやすくて軽いバイクが欲しい」とお考えの方にはTCRを選んでいただくのが良いと思いました。
またGIANTは台湾のブランドでアジア人向けなバイクサイジングなので、私たち日本人の体格に自然と合いやすくバイクとシンクロしやすいのもポイント。乗りたての時はアップライトな楽ちんポジションで、慣れてきたら攻めたポジションを取るといったことも可能ですので1台で永く付き添っていけるのではないでしょうか。
日本人こそ乗った方がいいと思えるバイクです、是非ご検討を!!
在庫の確認、ご注文承っておりますのでご興味のある方は是非ご相談ください!!
仕様違いやカラーバリエーションなどはコチラ↓
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