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【祝100周年】初代アルテグラと共にシマノの歴史を振り返る。

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松山店エミフルMASAKI】関 和貴 21年03月22日

縮小IMG_4372みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

 

2021年3月

SHIMANO社が100周年を迎えました!

 

おめでとうございます!!

 

 

 

 

 

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シマノホームページの100周年特設サイトでは3/21 0:00までのカウントダウンが!

 

 

 

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0と共に本サイトオープン!!

 

 

 

 

 

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と思いきやすぐオープンしないんかい!

 

 

翌9時、特設サイトがオープン!!

期待されていた新型デュラエースの発表はありませんでしたが往年の名パーツを解説付きで見る事ができますのでぜひ見てみて下さい。

 

 

 

 

 

そもそも、シマノと言えばママチャリからロードバイクまで世界中の自転車に使われているコンポーネント最大手です。

 

フリーホイール、内装変速機と精度の高い製品を生み出し続けたシマノが最初の外装変速機を作ったのが1950年代。

 

そして、初の本格ロードコンポであるデュラエースを開発し、欧州のレースに参戦したのが1970年代。

 

今でこそ知らぬ者はいないシマノですが、最初はシマノの名を知るものはおらず、特に自転車文化の根強く排他的なヨーロッパでは苦労したと聞きました。

 

それでも便利で信頼性の高いパーツは徐々に認められ今日に至ります。

今ではシマノ無くして自転車は語れません。

 

シマノの物作りに感謝と敬意を表しつつ、今回は古い自転車と共にその歴史を少しだけ覗いてみたいと思います。

 

最後には当店在庫のオススメバイクもちょろっと紹介しますのでお付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回紹介するのはパナソニック クロモリオーダー

 

ご縁があって最近所有する事になりました。

 

 

 

 

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パナソニックのオーダーフレームですね。

 2〜30年物との事。

突起はレース用のゼッケン台座

 

状態が非常に良く消耗パーツを交換すればそのまま乗れそうなほどです!

 

 

 

 

 

 

 

 

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早速消耗品を交換して乗れるようにしましょう。

 

 

丸みを帯びた美しい造形のブレーキ。

この世代からシルバーパーツではなく、モダンなグレーのツートンカラーです。

 

 

 

 

 

 

 

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純正のブレーキシューと現行タイプとの比較。

 

 

構造が若干違いますね、、

純正のものはトーイン調整機構がないです。

 

まだ使えそうに見えますがゴム製品は経年劣化するので交換します。

 

 

 

 

 

 

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残念ながら現行のブレーキシューはそのままつかなかったのでちょっと加工しました。

 

 

 

 

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ついでに塗装して純正っぽくします。

塗料はクレオスの軍艦色。

 

 

 

 

 

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そのほかタイヤ、チューブ、リムテープ、ワイヤー、バーテープを交換しました。

 

FDのワイヤー固定ルートは2種類切替可能!

9000系デュラエースでも似たようなシステムが採用されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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完成!!

美しいフレームとパーツ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーツの細部を詳しく見ていきましょう。

 

 

 

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使われているパーツはSHIMANO 600アルテグラ。

 

 

その名の通り、アルテグラの始祖です。

当時、デュラエースに次ぐセカンドグレードで主にツーリング向けだった600シリーズに初めてアルテグラの名が付いたモデル。

 

販売開始は1987年。当初はWレバーでリアが6か7段変速でした。

 

 

 

このクランクは歯数が52-39 T

現在主流の50-34、52-36よりさらに重い組み合わせです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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レバーのネームプレートにはシマノ・トータル・インテグレーション(STI)の文字とSHIMANO600のロゴ。

正式名称はSHIMANO 600 ULTEGRAですが、ロゴにはまだアルテグラの記載はありません。

型番は6400系で、この後6500~6800と続き、現行のR8000となります。

 

 

 

 

 

 

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1990年にデュラエース7400シリーズでシマノが初めて実用化したSTIレバー

 

 

それ以前はダウンチューブにある変速レバー(Wレバー)を操作して変速していました。

ハンドルから手を離さなければならず、ダンシングやブレーキング中に変速できません。

 

STIレバーは発売当初こそ保守的な選手から不評でしたが、すぐに認められ今ではロードの標準装備です。

 

 

このレバーは1992年ごろに600アルテグラに追加投入されたもので、同時にリアが8速になったようです。

 

自分が94年生まれなので感慨深いです。

 

97年には後継の6500シリーズが発表されているので、このバイクは1992~97年製。

24~27年前の物と思われます。

 

6500シリーズでは600の名前が無くなり今と同じアルテグラの名前になりました。

 

「600アルテグラ」はツーリングモデルの「600」とデュラエースに継ぐセカンドレーシンググレード「アルテグラ」の転換点となった世代といえますね。

 

 

 

 

 

 

 

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シフトワイヤーがレバー横から飛び出す通称「触角」はエントリーグレードで8速の2300シリーズで数年前まで使われていたデザインです。

 

 

 

 

 

 

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シンプルなRD。

シマノトリコロールカラーがお洒落です。

 

最近ではあまり見ないこのトリコロールですが、、

 

 

 

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シマノの100周年記念ロゴにも採用されるなど、シマノの理念を表している物です。

 

 

 

 

 

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このRDの型番はRD-6401

 

これ以外に最初期型でエアロデザインのRD-6400が存在します。

 

 

 

シマノは昔から製品裏に必ず品番の刻印があり、修理やモデルの特定に大変役立ちます。

今でも600アルテグラのマニュアルを見る事が出来るのも驚き!

 

ちなみにこのRD-6401は、、

 

最小歯数12T

最大歯数28T

トータルキャパシティ28

 

注意事項として、ワイヤの動きが悪くなるとの理由で、ワイヤ内装フレーム不可となっています。

当時のワイヤやフレーム、組み付けの精度が反映されている部分です。

 

 

 

 

 

 

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ブレーキ

 

塗装したシューが馴染んでいて安心。

 

 

 

 

 

 

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ボスフリーではなく既にカセットスプロケットが付いています。

 

8段変速 12-21T

 

鬼のような重さです!

 

 

ギア比で換算すると、一番軽くしても

フロント50-34 リア12-25の組み合わせでアウター固定してるのと同じくらいのギア比です。

 

逆に一番重い方は60km/h巡行も余裕なくらい重いのではないでしょうか??

 

昔の人はどんだけ剛脚だったんだ!?

 

 

現行の8Sスプロケットに交換する事も可能ですが、せっかく状態が良いのでしばらくそのままにしてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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ホイールは手組。

完組ホイールなど無い時代です。

ハブは同じく600アルテグラ。

 

 

 

 

 

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リムはカンパニョーロ!!

 

今では考えられない組み合わせですね。

 

 

 

 

 

 

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リムも時代を感じる作りでリム幅は約14mm。

最近では17~19mmが主流になりつつあります。

 

リムの精度も良いとは言えませんがこの時代にしては良い方なのでしょうか、、?

ブレーキ面の溶接痕が目立つので、ブレーキ時にカツカツ言います。

 

これは今の安いホイールも同じで、多少であればやすりでならしますが、このリムはグレーに処理されているので削るか悩みます。

 

 

 

 

 

 

 

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薄いですが600の刻印が見えるでしょうか?

 

 

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当時流行ったエアロポスト。

 

全長が短く残念ながら自分のサドル高には足りませんでした、、

 

 

 

 

 

 

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ヘッドまでシリーズを統一しています。

 

今ではあまり考えられませんが、昔は駆動パーツ意外にシートポスト、ステム、ヘッド、ペダルなんかもコンポメーカーから出ていました。

 

 

 

 

 

 

縮小IMG_4387 縮小IMG_4386

ペダルは三ヶ島

バーテープはフィジーク

 

共に現行品です。

 

最近はクロモリフレームに合うパーツも減ってしまいましたがカスタムに困ったらご相談下さい。

 

 

 

 

 

 

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30年物ではありますが、古典的というよりかは当時の最新のパーツで組まれていることが分かりました。

 

 

30年物と聞くと古臭そうに思われがちですが、今のロードコンポーネントの原型とも言うべきパーツ構成となっていました。

 

 

 

さっそく乗ってみましたが、保存状態が非常に良かったので完全に動作しました。

めちゃくちゃ良く走ります!!

 

 

変速など操作方法は現行品と変わりません。

変速性能も申し分なく、特にフロント変速の軽さは特筆もの!

シマノには悪いですが6800アルテグラより軽い気さえします。

 

ギア比さえ軽ければ現代でも全然通用しそうです!

ギアの重さは平地でちょうど、上りは無理って感じですね、、

 

 

フレームは決して重量的に軽くはありませんが、走り出すと重さは感じず、高い安定感と適度なしなりからくる乗り心地が最高です。

 

 

クロモリのバイクは強度だけでなく、デザイン的にもシンプルで飽きずに長期間楽しめるのも魅力ですね!

 

皆様も眠らせているフレームがございましたら復活させてみませんか?

 

ただし、極端に状態の悪いものや、補修パーツが手に入らず修理不能の場合もあるのでまずはご相談ください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからはフレームから組み立てたオリジナル完成車を3台ご紹介します!

どれも松山店スタッフが丁寧に組み立てたもので、世界に一台だけ!!

しかも即日納車可能です。

 

 

 

 

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TREK MADONE 6

52サイズ 適正身長170cm前後

*価格は店頭で!

 

 

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エアロを突き詰めたデザイン、

ディープリム

そして今回紹介した600アルテグラのDNAを受け継ぐR8000アルテグラを搭載!

超人気車種1台限りの大特価です。

 

 

 

 

 

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DEROSA IDOL

サイズ64SL 適正身長165cm前後

*価格は店頭で!

 

 

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ワイヤフル内装の美しいデザイン。

デローザらしいカラーリング。

信頼の高い105ディスクブレーキ仕様!

最新デザインのオシャレなロードバイク、キズ有大特価です!!

 

 

 

 

 

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DEROSA NEOPRIMATO

サイズ52 適正身長175前後

価格は店頭で!

 

 

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カンパニョーロのポテンツァを搭載。

クロモリロードの定番で快適性と操作性はカーボンにも負けません!

 

こだわりのパーツは是非店頭で見てください!

この記事ではクロモリについてあまり書けませんでしたが、一度乗るとやみつきです!!

こちらもキズ有大特価!

 

クロモリバイクにご興味ある方は是非ワイズロード松山店 関までご相談を!

何でもご相談ください!!

 

 

 

あんまり商品と関係ないブログばっかり書いてるのでそろそろ怒られないか心配な関でした。


 松山店ではアルバイトスタッフ急募中です!!

最新のパーツに触れたり、簡単な整備をしたり、自転車好きにはたまらない仕事です。

交通費、スタッフ割引、社員登用、あります。

未経験者歓迎!!

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