.
-
【スタッフブログ】MAXXISの最軽量ロードレーシングタイヤ「High Road SL」試してきました。ついでにローターも交換。
- 747
- 【横浜ワールドポーターズ店】宮崎 貢輔 24年04月12日
いつもワイズロード横浜ワールドポーターズ店をご利用いただきありがとうございます。スタッフ宮崎です。
最近BROMPTONばかりだったので今回は久々にロードバイクタイヤのインプレ(擬き)です。
実は去年の8月に新車をフレームセットで購入しており、寒くなる(11月中頃)まで休みの日はあちこち走っていました。10月頃にはレースでお馴染みCSC(サイクルスポーツセンター)に行ったりしました。
そしてようやく最近、暖かくなってきたので海岸沿いや峠などでタイトルにあるNEWタイヤを試しました。
MAXXIS High Road SL
仕様:クリンチャー サイズ:700×28c
税込価格1本¥10,780
MAXXISロードタイヤのラインナップ中、最軽量となるレーシングタイヤ「High Road SL」。同社ロードタイヤHigh Roadに使用されているHYPRコンパウンドより、さらに12%の転がり抵抗低減を実現したHYPR-Sコンパウンドを採用したレーススペックタイヤです。
実測重量
28cで184g/187g。リム内幅21mmのホイールに装着で実測タイヤ幅27.5mm。
元々使っていたタイヤとチューブ
スタッフ宮崎のイチオシタイヤ、VELOFLEX Corsa EVOの28cです。グリップ力も良く転がり抵抗も悪くなかったのでなんだかんだ2年ほど別メーカーにかえることはありませんでした。そのくらい気に入っています。
チューブはREVOLOOP RACE、TPUです。乗り心地を優先しラテックスチューブを使いたい所ですがバイクが換わり乗り心地が多少改善されたのでTPUを使っています。
重量と実測幅
28cでカタログ値230g、リム内幅21mmのホイールに装着で実測幅約28mmです。
交換後もなるべく同じ機材や条件で
しっかり比べるならなるべく同じ機材や条件にしたいところですよね。
バイク:SCOTT FOIL RC PRO
ホイール:DT SWISS ARC1100 DICUT DB 内幅20mm
チューブ:REVOLOOP RACE
空気圧:F5.8bar/R6.5bar
車体重量:7.8kg
ライダー体重:75kg
路面コンディション:概ねドライ
元のタイヤはもう何千kmと使っているので身体に馴染んでいると信じて交換前に数十km近所を走って準備。
約300km使ってみて…
軽量高性能タイヤはvittoria CORSA SPEEDやGOODYEAR EAGLE F1 SuperSportを使ってきましたがどれも同じく言える事は、タイヤ自体が軽量なので漕ぎ出しやヒルクライムといった場面や、転がり抵抗の低さから平坦での巡航も気持ちが良いです。感覚的にはよく言われますが滑っているような感じ。
反面この手のタイヤはダウンヒルのコーナーなどでしっかりとグリップしているような感覚が薄く、慣れや普段使っているタイヤの特性もあると思いますがいつも以上にブレーキをかけ減速してしまいます。グリップしていないという事はありませんが少し独特です。スタッフ宮崎はレースに出ないのであまり問題になりませんが1分1秒を争うレースではこの感覚的なところはかなり重要かと思います。
たった300kmしか乗っていないので慣れやタイヤが馴染んでくるとまた違うと思います。
High Road SLは意外とコーナーでは上記の様な感覚はほとんどなく、「しなやかさ」というよりは「コンパウンド」のおかげ?な気がしました。あくまで語彙力のないスタッフ宮崎の感覚ですので参考程度に…。
耐久性について300km程しか走っていないので正直わかりません。前日に雨が降り、一応ドライなコンディションの時にも走りましたがパンクはありませんでした。
どんな方(使い方)におすすめか
自転車店スタッフとしてはレースやイベントなどで飛び道具としての使い方をおすすめします。日常使いですとやはりタイヤをさわった感じまあまあ薄いのでパンクが心配です。MAXXISもレースを想定していますし今回は流行りのチューブレスではないので出先で穴が開いたら必ず「チューブ交換」か「パッチ修理」が必要ですので。
宮崎個人的には「パンク修理なんて朝飯前」「予算に余裕がある」のであればHigh Road SLのような軽量タイヤは日常使いで十二分に満足のいくタイヤかと思います。軽量化による恩恵がやはり大きいです。
なので「パンク修理ができる方」かつ「軽量タイヤを予算を抑えて使ってみたい方」におすすめです。某国内ブランドの超軽量タイヤよりパンクには強そうな感じですので。
ついでにローターも交換してみました
減っていて交換しないとダメかも…といったわけではないのですがホイールが複数あるのでつけっぱなしで手間が省けるし使ってみたいっていうのもありSHIMANO RT-CL900に交換しました。
RT-MT900との違いは…
正直イマイチわかりません!ヒルクライム後のダウンヒルで長くブレーキを掛けても音鳴りそういえばしてなかったかも?となんとも曖昧な感じです。
見た目はRT-CL900の方がスマートな感じがしてロードバイクには合いますね。
インプレ記事はスタッフ宮崎的に一番難しいと思っています。使用機材や路面コンディション、使用用途など前提条件がなるべく同じではないと比較は難しく、語彙力がないとインプレッションを上手く伝えられないですしね。
これが絶対ではありませんのでMAXXIS High Road SLを検討中の方は参考程度に。
久々にロードバイクについてのスタッフブログでした。
2024/4/12 宮崎