「OLTREが空気力学に革命を起こすものなら、Specialissimaは山や急な登りに最適なツールになるはずです」
イタリアの自転車フェスにて、新型Specialissima公開とともにビアンキが発したとされる言葉です。
如何なる妥協も許さず、空力にも優れなおかつ軽量を目指して作られたレース用オールラウンドバイクSpecialissima RCは、UCIの重量制限を200gも下回る6.6kg。
ディスクブレーキ化。空力優先の現代において、車体総重量は二の次にされていた感が否めませんでした。しかし今回、ついにビアンキからも6kg台という大台に乗った軽量バイクが誕生しました。
今回入荷したのはそのSpecialissimaのセカンドグレード「Specialissima PRO」。
セカンドグレードと言っても劣っていることなどなく、トップグレードとしっかり差別化されていますので、その点も含めご紹介します!
BIANCHI Specialissima PRO ULTEGRA Di2
サイズ:55(170~180)
価格:1,177,000円
重量:7.3kg(写真の状態実測値)
トップグレードのRCは軽さと剛性を優先するためにカウンターヴェイルを採用していませんが、PROには採用されています。
カウンターヴェイルはビアンキがマテリアル・サイエンス社と共同開発した振動減衰素材。これにより剛性と強度を向上させながらも最大80%の振動を除去することができるとしています。
そのため、トップグレードであるRCに比べて乗り心地はマイルドに仕上がっており、非常に疲れにくく一般ユーザー向けであると言えます。
OLTREの造形を継承しつつ軽量化
独特な流線形のフレーム形状はエアロレースバイクOLTREから継承。エアディフレクターやヴォ―テックスジェネレータは省き、軽量化に重点を置くことで空力と軽さを高次元で両立。
シートチューブはタイヤに沿う形状になっており、空力性能も追求。
今回入荷したSpecialissima PROはセカンドグレードとはいえブレーキオイルやバッテリーなども込みで実測7.3kg。十分軽いです。
フレーム重量は公表していませんが、この重量差はほぼコンポの差では?と思ってしまうほどです。
ディテール
ビアンキファンからすると「チェレステカラーが無い!」と嘆くところかもしれませんが、このカラーはメタリックチェレステ。ビアンキの新時代カラーですよ。ボトルケージボルトはCarbon-Ti製。
レーシングカーのように尖り、風を切り裂くヘッドチューブ。
OLTREのようなCERVELO S5を彷彿とさせるハンドルではなく、見た目は一般的な形の一体型ハンドル。ケーブルはフル内装でハンドル周りはスッキリ。純正のサイコンマウントが付属します。
サドルもシートポストも軽量。
シートクランプは肉抜きされています。
Di2バッテリーはシートポストに差し込むタイプ。チューブレスバルブも付属しています。
商品イメージ画像ではRT-MT800が付いていますが、今回入荷したものはCL800が付いています。
新型Specialissimaいかがでしょう?
新型OLTREや105 Di2を搭載したSpecialissima・OLTREも在庫ございます!
スタッフ井上はSpecialissima CVに、高橋はARIAに乗っています。
ビアンキ好きは是非東大和店へ!