こんにちは、スタッフおおもとです。
定期的にお問合せがあるこの質問についてのお話です。
Q.屋外保管のロードバイクを直すのにいくらかかりますか?
『長年乗ってないロードバイクを直したいんだけど』
というお話は店頭では毎週のようにある相談の1つです。
スポーツサイクルの需要が伸び、改めて昔買ったものを
直して乗りたいんだけど、というか方が増えていますね。
状態によりけりですが、多くの場合だいぶ前のモデルで
長期屋外保管されているケースが非常に多いです。
なので答えとしては・・・
A.状態により5万円以上かかります
屋外長期保管の場合、紫外線と風雨によってパーツが劣化し
タイヤ・ブレーキシュー・ケーブル・サドル・チューブ
ブラケットカバー・バーテープ・ベアリング・ギアなど
ロードバイクを構成する大部分の交換が必要となります。
作業としては完全なオーバーホールです。
一例としてこちらの『GIANT DEFY3 (2011)』の場合、
長期屋外放置され買った当時から消耗品の交換は無し、
フレーム・フォーク・コンポーネント以外を
ほぼ全交換しホイールのグリスアップまで必要でした。
安全に乗れる状態まで整備するのに
パーツ代金:約30,000円
作業工賃:約48,000円
合計:約78,000円
(一例の為、パーツによりもっとかかります)
ロードバイクの機材は今、目覚ましい進歩を遂げ、
性能差は額面以上に開いている可能性が高いです。
直せば乗れます、でも少し足せば新車が買える金額です。
用途的に通勤通学がメインというお客様なら、
最新のクロスバイクを買うのも手ですよね。
なのでご相談の結果『乗り換える』という選択肢を
選ばれるお客様はかなり多いのが現状です。
それでも『やっぱりこのモデルに乗りたい!』という
お客様の熱意あるご相談は勿論受け付けていますよ。
(ブランド・モデル・状態により作業できない物もあります)
直して乗るか、新しいのに乗り換えるか、
そちらの判断はお客様次第!
ただ決断する前に、新しい自転車もぜひご覧ください。
レストアの予算で新しい出会いがあるかもしれませんよ。
検討中の方の参考になればと思います。
直すだけが選択肢ではありませんので、
ベストだと思う方法を模索してみましょう。