一泊二日の突発サイクリングの話
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
私事ですが1月の終わりに左手首に大きめの怪我をしまして、未だに痛みが続いている現状です・・・
お客様へのご案内の中でもサドル高変更の工具を上手く回せず苦戦したり、空気入れに時間がかかったりとご迷惑をお掛けしています。
他スタッフにも仕事を手伝って貰ったりと非常に申し訳ない・・・
受傷から約三カ月が経過しだいぶ痛みは治まってきましたし、関節の動きの悪さや筋力の低下を感じてきたのでそろそろリハビリをしないといけません
そんなわけで4/22、23日にリハビリ目的のサイクリングをしてきました!
使用した自転車
今回の目的は怪我に負担を掛けない低強度での走行
走っている間に楽しくなってブン回すなんていうのは論外です。
なので、機材の方で多少制限をする事にしました。
自転車は20インチ(406)の小径車
当店ではお取り扱いしていない物なので詳細は省きますが、とある自転車ショップのオリジナル車だったフレームです
年式がかなり古い割にはディスクブレーキを採用していた意欲作。
ブルホーンハンドルにSHIMANOが昔々に作っていた「MTB用STIレバー」という懐かしい物を組み合わせ、疑似的にMETREAレバーの操作感が出せないかとテストする為に組み替えた車体です。(操作感はかなりいい感じなのですが、ワイヤールートは改善の余地有り。)
ドロップハンドル(ブラケットポジション)に比べブレーキレバーをしっかり握りやすいので左手の握力が落ちていても安定した制動力を発揮出来ます
見た目はともかくリアのシフトアップ操作がとても気持ち良いので今後も弄る予定
この自転車はギア比が軽めなので頑張って踏んだところで速度はあまり出ません
ゆるゆる走るのが目的の今回にはぴったりの相棒ではないでしょうか?
海沿いを走行するのでチェーンに注油をしてから出発
今回はRESPOのチェーンスプレーを使用
オイルの違いが体感出来るほど繊細なライダーではない(笑)
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走行ルート
上り下りのある道は避けたいので、昨年も走った東京から神奈川を経由
東京湾フェリーで南房総を目指す100キロほどのルートに決定。
走行ログ
11:00 巣鴨駅前
旅のスタートは「お婆ちゃんの原宿」こと巣鴨
前回の教訓を生かし、飲食店などが営業している遅めの時間を選んでスタートです(既に地蔵通り商店街でたい焼きを買い食いしている)
お店がやっていないと緩いサイクリングの楽しみは半減どころではないですからね(笑)
天気は曇天ですが雨は降らない予報
風もあまり無く涼しいので走りやすい一日でした
11:30 秋葉原駅前
アキバでお買い物
中古の防水タブレットがちょっと欲しいなと思いつつも、ここで荷物を増やしてどうするんだと誘惑を振り切りました。
「アキバも随分変わったなぁ・・・」と思いつつケバブを炭酸飲料で流し込み、カロリーをちょっとだけ補給。
11:43 日本橋
「自転車旅の起点と言えばココ」の日本橋に
中央通りは12時から歩行者天国の交通規制という事なので、目に入るアンテナショップに後ろ髪を引かれつつも寄り道せずに通り抜けました。
12:09 品川駅前
前回は悪路に強いマウンテンバイクだったので全く気になりませんでしたが、この辺りは路面が悪い!
高圧タイヤのミニベロでは振動が酷く、手首を労わってペースが上がりません。
前回とちょっとだけルートが違った影響で、東京タワーを見逃しました
ランドマークを見るのも旅の楽しみなので、ちょっとだけ残念。
12:53 神奈川県境
道沿いにあるラーメン屋の匂いに誘惑されつつも、寄り道はせずひたすら進んで神奈川入り
大型トラックが多く通る路線は、路肩に積もった砂利や路面のひび割れが多くて高圧タイヤだと怖い・・・
タイヤの太いグラベルロードが流行る理由が分かりますね。
14時ちょうどくらい 横浜駅前通過(写真無し)
普段写真を撮るという習慣が無い為、ついつい忘れちゃうんですよねぇ
ほぼほぼ直進なうえ、複数回走っている道のりなのに迷いそうになる方向音痴ぶりを発揮しつつもなんとなく進んでいきます。
14:25 お昼ご飯
本日のご飯は横浜吉野町の二郎インスパイア系ラーメン「豚仙人」さん
前回は時間帯が早すぎて営業していなかったので食べてみたかったんですよねぇ(今回のサイクリングの目的の半分以上がこれでもある)
初めて入るお店ですが、麺量が券売機に書いてあるので注文しやすかったです。
店内にはなかなかとんがったPOPも・・・
この後の行程(走る&船に乗る)も考えて普段より少なめにオーダー
ミニラーメン(麺300g)ニンニクアブラに豚ちょい増しです
食べ物の写真って上手く撮れる気がしません・・・
野菜はシャキ食感で、味付きアブラとの相性良し
豚もしっかり味が入っていて、固すぎず柔らかすぎず良い食感で旨い!
ニンニクはマイルドなので見た目が多くても辛くなく食べやすい
麺の食感も好みのモサモサ感で良い感じだったのですが、スープのしょっぱさが好みよりも少し強めでした
野菜を増して味が薄まるとちょうど良さそうなのでリベンジしたいところ
ごちそうさまでした。
15:32 金沢八景駅前
誰ですか今回のルートに上り下りが無いって言ったの(俺だった)
傾斜は緩く距離もさほどでは無いですが、保土ヶ谷の辺りからはちょいちょい坂です
小径車はホイールの惰性が効きにくいので上りはあまり得意じゃないんですよねぇ
この先ちょくちょく現れるトンネルは、大人しく歩道にエスケープした方が良いと思います
後方からの追突も怖いですし、急に暗い場所に入ると目が順応するまでのタイムラグで路面の凹みなどを見逃す可能性が高く危険です。
16:05 横須賀近辺
こういうちょっと面白い青看板ってついつい写真撮っちゃいますよね
16:49 久里浜港
お手洗いを探して右往左往したり、コンビニで買い食いしたりしていたら予定していた時間よりも遅くなってしまいましたがフェリーターミナルのある久里浜港に到着
船旅としては曇り空がちょっと残念ですが仕方ありません
17:25発のしらはま丸に搭乗しましたが、この時間から千葉方面に向かう人は少なくガラガラでした
自転車一台と人間一人で片道1,500円
二輪車は四輪より先に乗船です
乗船時が一番テンション上がります
さよなら神奈川県
遠くに見える煙突は姉ヶ崎の工業地帯でしょうか?
あの辺りは自転車で走るには向いていないので船で回避出来るのはありがたい
まぁ帰りには通ったんですけど(笑)
18:00頃 金谷港(写真無し)
下船でテンション上げてたら写真撮り忘れました
降り場の自動販売機でMAXコーヒーを飲み一服
最近は都内でも普通に売っているので特別感はありませんが、千葉に来るとつい飲んじゃうんですよねぇ
千葉と言ったら隧道(トンネル)なのですが、自転車としては歩道無しのトンネルは死活問題
前後ライトを駆使してなるだけ手早く抜けましょう
18:21 保田駅
はい、今回の目的地である保田駅に到着
実際は宿泊する場所までまだ数キロありますがね
この日の走行距離は105キロほどでした。
小径車の走行性能って結局どうなの?
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今回は目的に性能が合致したため20インチ車輪の自転車でゆるゆる走りました
100キロ程度のライドであれば車輪が小さくても別に困るような事はありませんし、信号の多いルートなら到着時間にもあまり影響は無いように思います。
「安定感」という点では大径車輪に劣りますが、加速が楽な分ストップ&ゴーが多い地域では楽です。(上記画像のような砂利道は無理です)
気になる点としてはやはりメカトラブルに対する事でしょうか
今回は運良く何もありませんでしたが、走行距離が同じであれば大径車輪よりもタイヤの回転数が多い分車輪周りのトラブルの可能性は上がるでしょう
小径タイヤは規格が多い都合上店舗に在庫している数が少なくなりがちの為、出先では入手が難しい事も多いかと思われます。
次の日の話
到着後風呂を浴びて一泊しました
現地で何か予定がある訳ではない突発的サイクリングだった為、二日目は近隣をふらふらとポタリング
道の駅保田小学校でアイスをモグモグ(アイスの写真を忘れた)
旅先ではアイス。これ常識。
前日と違い天気が良かったので海沿いが気持ち良い
港町の猫は懐っこい
この手の看板を見ると「田舎に来たなぁ」感がありませんか?
はい、ここでラーメンタイム
漁港からほど近い中華料理屋「幸徳」さんですね
右側の看板にある「餃子入りラーメン」が有名らしい
前回来た時よりもメニュー表が新しくなり、少しだけ価格も改定されたみたいです
飲食業界もいろいろ大変なんだろうなぁ・・・
昨年と同じく餃子入りラーメンを注文
ラーメンは熱々、乗っている餃子も焼きたて熱々で皮はパリっとしています
時間経過で餃子の食感が変化するため飽きが来ず箸が進みます。
ベースのラーメンは多めに乗っているネギとニラのおかげでサッパリとした印象
全体を通して好みの味なのでまた来たいお店
次回はタンメンかな・・・
ごちそうさまでした
もしかしてこれラーメンのブログでしたっけ?
そんなこんなしていたらスマホの充電を切らしました
モバイルバッテリーは持ってきたのにケーブルを忘れるってアホかい
帰路は道が頭に入っている(ナビが使えなくても帰れる)千葉京葉道ルートを使用
出発時刻が遅めになった事や、幕張~船橋のアウトレット渋滞に巻き込まれ機嫌があまり良くなかったのでコンビニ以外の寄り道をせずにそのまま帰宅
昼間遊んでいた分を含めこの日の走行距離は145キロほどでした。
花粉も落ち着き、暑すぎず寒すぎずサイクリングに適した季節です
東京湾フェリーを使って自転車と船の旅はいかが?