みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回は世界に一つだけの手組みホイールをご紹介いたします。
手組みホイールとは
ホイールを構成する部品
すなわち、、
ハブ
リム
スポーク
ニップル
リムテープ
を全て選んで手作りのホイールを作る事!
ホイールの状態で売っている完組みホイールは性能のバランスが良く、一般的には完組みホイールの方がコスパが良いことが多いですが、手組ホイールでは、軽さ・空力・頑丈さなど、何かに特化したホイールを作る事ができます!
また、スポークやニップルのカラーカスタムも可能で、他人と被りたくない方にもオススメです!
パーツ選び
今回のご注文は「グラベルロード用の頑丈なホイールが欲しい」というもの。
強度重視の扱いやすいホイールを作るためのパーツをお客様と一緒に選びました。
リム
DT SWISS GR531
グラベル用のリムで荒れ地を走れる頑丈さ!
リム内幅が24mmと非常にワイドで32~57mmくらいの太めのタイヤに対応
乗り心地が良く、パンクしにくいチューブレスタイヤにも対応!
スポーク
DT SWISS製のΦ2.0mm ステンレススポーク
レース用のホイールであれば軽量なΦ1.8mmのエアロスポークにしますが今回は空力や軽さよりも強度重視!
ステンレスとスチールが選べましたが、雨や泥がついても腐食しにくいステンレスを選びました。
ニップル
DT SWISS製 真鍮ニップル
ニップルも軽量なアルミではなく強度の高い真鍮製を使用。
ハブ
フロント SHIMANO HB-RS770
リア SHIMANO FH-MT400
シマノの在庫が不安定で前後別のモデルになってしまいました、、
フロントは回転性能の良いロード用の上位モデル
リアは頑丈なMTB用のミドルクラス
実際の作業に取りかかります
まずはこのマシーンでスポークを適切な長さにカット
スポークの長さも自分で計算しないといけません。
今回は久しぶりだったので3種類の計算ツールで計算しました!
次に、カットしたスポークにネジを切っていきます。
右側がネジを切った状態。
結構力仕事で、集中しないと失敗してしまう上にそれを64本も作らないといけないのでかなりの重労働です。
スポークをハブに通して組み立てていきますが、前後輪違う組み方で組まないといけません。
ホイール組みは2年に1回あるかどうかなので記憶を呼び起こしながら組み立てます。
スポークにニップルを取り付けて行きます。
これも単純作業ながら気を抜くとニップルがリムに落ちてしまってイライラ、、、
精神修行をしている気分になります。
(*_*)
以前、安部前店長のホイールを組んだ時に作った自作のニップル回し工具のおかげでだいぶ時短が出来ました!
最後の仕上げ フレトリ
ホイールが形になったらスポークの張りを調整して完成です。
と言ってもこれが超繊細な作業!
まずはスポークのテンションを大体合わせて
⇩
縦方向の振れを取り
⇩
横方向の振れを取り
⇩
ホイールセンターを出し
⇩
テンションを微調整
⇩
縦振れ調整
⇩
横振れ調整
⇩
・・・
と、エンドレス!!
精度はリムにもよりますが、納得いくところまで詰めていきます。
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▲これくらいまで精度を出すことができました!
完成!!
完成しました~!!
重量は前後で2150gと軽くはないですが、その分頑丈なホイールが出来ました!
完組みホイールと違いスポークが汎用品なので、もしもの時修理がしやすいのも良いですね。
後日車体に付いた状態を見せてもらいました!
見た目の相性もバッチリですね♪
完組ホイールも良いですが、こんなホイールが欲しい!!というご要望があれば用途に合わせて手組み致します!
ご予算は5万円~くらいでしょうか?
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