スポーツバイクのフレームの多くに
ついているRDハンガーというアイテム
についてのお話です。
RDハンガーは、チェーンが錆などで
動作不良を起こし詰まった際や、転倒時に
後ろの変速機がどこかに衝突して強い力を
受けた際にフレームが折れる前に先に
身代わりに折れるようについているパーツです。
(アルミ製が多いので一度曲がると、曲げ戻すと
折れやすくなるので交換がおすすめのパーツです。)
(カーボンや、アルミフレームにはほぼついています)
曲がることでフレームが折れるより
修理が安上がりになるんですが、
曲がった物を放置すると、とても危険です。
どうなるかというと
後ろの変速機が、衝撃を受けるとほぼ
ホイール側に曲がります。
そしてその状態で変速すると一番軽い所に行くと、
ホイールの回転に届いてしまうと突っ込む
ような形で、大クラッシュになります。
そうして起こるクラッシュによって
1,リアディレーラーがダメになることが多い。
2,チェーンも曲がって使えなくなることが多い
3,ホイールのスポークも折れることが多い
4,フレームが傷だらけになる
などなど、2万円~自転車が廃車となるほどの
大ダメージとなります。
落車の際はRDハンガーが曲がってないか
後ろから見ての確認と、ペダリングしていて
引っ掛かる感や、変速後にホイールに何か
ぶつかるようなかんかん音がしたら
足を止めてチェックするなどが必要です。
この症状は購入して5分でも転倒したら
起こりえます。当然落車による破損と
なりますので、メーカー保証はききません。
そんなかなり重要なパーツ
RDハンガーですが、
各社の、年式や車種ごとに
あるパーツの為、すべてそろえることは
難しい状況で、交換の際には、
お取り寄せの時間が発生します。
そこそこはおいてますが、たくさん売れたモデルが中心で
高額モデルはあまり置いてないことが多いです。
また、メーカーのよっては古いモデルの
ハンガーはなくなっていく場合も多いです。
大事に長く乗っていきたい方は、
是非自身の愛車のRDハンガーを
予備として持っておくことをお勧めします。