だんだん寒くなってきてメンテナンスの時期になってきました
日頃から自転車に手を掛けている方は大丈夫かと思いますが
あまりメンテナンスしないという方はこの機会にチェックされることをオススメします
特に!最近クロスバイクもディスクブレーキ化してきて、お乗りの方が増えてきましたが
今までのリムブレーキのタイプに比べブレーキの状態が観察しにくいせいか
限界まで使っている方、限界を超えて使っていて気づいていない方がいらっしゃいます
場合によってはブレーキ本体にダメージで与えてしまって
本体ごと交換となってしまうこともありますのでご注意を!!
ブレーキパッドの土台まで削れてる・・・
以前お持ち込みになった車体ですが
ディスクブレーキの調子を見てほしいということで点検させていただきましたが
画像のようなありさまでした。
画像下側のパッドが土台まで削れているのがおわかりでしょうか?
そして削れている方のパッドはこのような状態でした
土台のプレードでローターを挟み込んで止めている状態
当然、制動力も出ませんしローターがガンガン削れます
スプリングも片側は削れてなくなっていました
パッドの状態見ても貫通してしまっていたように
ブレーキ本体のピストン部分もローターに当たって変形してしまってます
新しいパッドを入れる時ピストンを元の位置に戻すのですが、これでは元に戻せません
限界を超えてピストンが出てたからかオイルが漏れている形跡もありましたので
ブレーキごと交換になりました。
ちなみにこのケースではブレーキ本体がすぐに手に入らず
ブレーキレバーやホースなど全てシマノ製のものに変えることで事なきを得ました
が、パッドだけ変えればよかったのに随分高くついてしまったケースです
パッドの限界は0.5mmまで!!
こちらはまた別のパッドです
こっちはまだ残ってるじゃんと思った方、この状態でも限界を超えてます
横から見ると土台のプレートの上にパッド部分がちょっと乗っかっているだけです
シマノの基準ですと本来あるべきディスクパッドの部分の厚みが0.5mmになったら交換時期です
ディスクブレーキのセッティングでローターに対して平行にパッドが理想ですが
削れ方を見るとそうなってない車体も多いです
その場合減っている方のパッドが先に土台の部分を露出してしまうということもありますので
より注意が必要です。
ディスクブレーキのパッドの減り具合は見ずらいですが
特に自転車をひっくり返したりしなくても確認することは可能です
新品の状態であればパッド部分のほうが分厚いです
またディスクローターにも寿命があります
シマノはローターに記載があり1.5mmや1.6mmの厚みになると交換時期となっているものが多いです
これは見た目ではわかりにくいのでノギスなどで計測する必要があります
不安な方は定期的な点検を!
見てもよくわからない・・・という方は店舗にお持ちいただければもちろん見させていただきます
春夏などは繁忙期で点検修理などすぐ受けれないこともありますが
冬のタイミングは比較的余裕がありますので、
ぜひこのタイミングにメンテナンスのご相談をお待ちしております!