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放置しちゃったバイク徹底清掃! どこまでキレイになるのか??

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松山店エミフルMASAKI】関 和貴 21年12月03日

s-DSC_2236みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

今回ご紹介するのは、、

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人気車種、GIANT DEFYのオーバーホールBを見ていきましょう。

 

オーバーホールBではバイクからパーツをすべて外し、洗浄、注油ののちに消耗品を交換して組み戻します。

 

ガッツリ走りたい方や古くなってしまったバイクにオススメで、性能、外観ともにできる限り新車に近づけます。

 

 

 

傷み具合をチェック

 

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数年間乗っていなかったということで、それなりに汚れがたまっています。

 

 

 

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スプロケットやチェーンは真っ黒

 

 

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ワイヤはほどけでバサバサ

 

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ハンドルの角度が不自然に上向きになってしまっています。

 

 

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以前はたくさん乗っていたのでしょう。

ブラケットカバーが擦り切れています。

 

 

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裂けてしまったワイヤー。

こうなっては全く動きません、、

 

 

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タイヤも寿命ですね、、

 

 

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アブソリュートブラックの楕円リングが付いています!

 

 

 

 

分解開始!

 

ここからはパーツを外しながら状態を詳しく見ていきましょう。

 

 

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フレームの汚れ。

汚れ自体は一般的なレベルですが、、、

 

 

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ブレーキダストの汚れ

乗っていたらどうしても汚れてしまう部分ですね

 

 

 

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FDはバネがサビサビ

 

 

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ディレーラーハンガーはネジが少し緩んでいただけで歪みはなく、そのまま使えそうです。

 

 

 

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スプロケットは汚れていますが摩耗は少なそうなので洗って再利用。

いつもの協力洗剤 No.92を使えばすぐ落ちるでしょう!

 

 

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そのほかさびているパーツも多く大変そう。

 

 

 

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BBが固着して苦労しましたが何とか取り外し成功。

 

 

 

 

 

 

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分解完了!

清掃に移ります!!

 

 

 

 

 

 

清掃

 

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まずは何といってもフレーム

 

 

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砂埃であればフォーミングマルチクリーナーで一撃です!

 

 

 

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泡で汚れを分解~

 

 

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むむっ!!

油の塊がいまいち落ちない、、

 

 

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BB周りの頑固な油汚れにはパーツクリーナー! 

乱用するとフレームを痛めるので注意。

 

 

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むむむっ!

それでもつぶつぶが落ちない、、、

 

 

 

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ならば!

最強の油落とし、No.92!

 

 

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それでも落ちない!!!

(;゚Д゚)

 

 

 

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最終手段、ラバー砥石で削り落とします。

 

油汚れと埃が混ざったものが長い年月で固まって化石のようにガチガチにこびりついてしまったようです、、、

 

 

 

 

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清掃が終わったらバリアスコートで艶出し!

 

 

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汚れだけで傷は少なく、こんなにツヤツヤになりました!!

 

 

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BB周りもこの通り!

 

 

 

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フォークは小傷をタッチアップ

 

 

 

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スプロケットやクランクも普通はNo.92で洗えば5分ほどでピカピカになりますが、、

化石のように固くなった油のカスが隙間という隙間に挟まって全く落ちない、、、

 

 

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スプロケットもチェーンの形に油カスが固着して落ちない、、

買い換えてもらうべきでした。

仕方がないのでヘラでそぎ落とします。

 

スプロケとクランクをほじくり返すこと数時間、、、

 

 

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ようやく大きな塊が取れました。

ここからはパーツディグリーザーでつけおき。

 

遅乾性で乾きにくく、においがほとんどしないのでオススメ。

 

 

 

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アブソリュートブラックのチェーンリングは凹凸が多く汚れが溜まるので大変!

 

 

 

 

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つけおきしてブラシで擦ります。

 

どこまできれいになったかは後半で!

 

 

 

 

 

 

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錆と汚れのひどいブレーキローター

錆びや汚れが進行するとブレーキの性能に悪影響があるかもしれません。

 

ローターは錆びても油をさすわけにいかないので困りものです、、

 

 

 

 

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ワイヤーブラシで磨いて脱脂しました。

 

 

 

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ブレーキキャリパー

パッド、ローターとも消耗は大丈夫そうなので掃除だけします。

 

ちなみにパッド、ローターとも現在品薄入手困難なので交換や相談はお早めに。

 

 

 

 

 

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タイヤは寿命で交換。

ホイールは掃除が必要。

 

 

 

 

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ハブも汚れや白い腐食が見られます、、

 

 

 

 

 

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サビサビのFDは、、

 

 

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ここまできれいになりました。

 

突然ですが問題:このFDに足りないものは?

 

 

 

 

 

 

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正解:スキッドプレート

 

FDの羽の内側にあるこの黒いプラスチックはチェーンがこすれてカラカラいうのを防いでくれますが、飛んで行ってしまうこともしばしば、、

これが無いと正しく調整できないのでご注意下さい。

 

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変速機など駆動パーツはスムーズに動くように注油します。

 

 

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STIレバーは洗浄してベタベタを取り除いてからブラケットカバーを交換。

 

 

 

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サドルもフォーミングマルチクリーナーでサッパリ。

 

 

 

 

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ペダルなど錆びてしまったパーツは錆止め処理やグリスアップでこれ以上の進行を止めます。

 

 

 

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その他汚れたパーツもクリーナーや水洗い等で洗浄。

 

 

 

 

 

 

組み立て

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ワイヤ、チェーンなど消耗品を交換して組み立て。

 

ヘッドなど汗が入りやすい部分、錆びやすいパーツなどは入念にグリスアップしておきます。

 

 

 

 

完成!!

 

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新品の様な綺麗さ!!

ハンドルの角度も標準に戻したうえで握りやすい角度にしています。

 

 

 

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綺麗な外観と気持ちの良い走行性能が復活しました!

 

 

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美しいフレームのツヤ!

 

 

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ギトギトだったBB裏側もこの通り!!

 

 

 

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ブレーキもバッチリ効きます。

今回はパッドを変えていないので数か月に一度パッドの残量を点検しながら乗ってくださいね。

 

 

 

 

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汚れが詰まっていた駆動周りもピカピカ。

 

 

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チェーンリングもピカピカに仕上げました。

 

 

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タイヤも新品で安心して走れます。

ホイールも水洗いでピカピカに!

 

 

 

 

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ブラケットカバーやバーテープが新しくなって気持ち良く触れるようになったハンドル周り。

 

 

 

 

 

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いかがだったでしょうか。

今回のバイクは見た目は軽傷そうでしたがかなり骨の折れるメンテナンスでした、、

 

放置してしまったバイク、動かず汚れたバイクでもオーバーホールをすれば、プロの技術と根気で復活させることが出来ます!!

 

また、自転車が痛みにくいような注油などのメンテナンスが何より人気ですね。

 

お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

 

 

ちなみに今回のメンテナンス費用は約¥65,000でした。

 

 

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