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#RideCannondale 今年も行ってきましたニセコグラベル!今回は『渡渉』だ!

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新橋店】間野 友輔 24年05月16日

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ワイズロード新橋キャノンデールブランドストアの間野です。

2021年から欠かさず参加している、国内最大のグラベルイベント『ニセコグラベル』に、今回も参加してまいりました。

 

ニセコグラベルとは?

ニセコグラベルは名前のとおり、北海道ニセコ地域で開催される、グラベルロングライドイベントです。

北海道にまだ多く残る、未舗装の道路を繋いで楽しむライドで、ニセコの魅力はそのコースバリエーションの豊富さです。初回のテストイベントから7回の開催になりますが、そのたびに初登場のグラベルが現れます。そして1回のイベントの中でもショート、ミドル、ロングなどのコース分けがあるのです。開催場所も尻別川下流域の蘭越町を中心に行ったり、羊蹄山北東側で行ったりします。そういえば22年春に計画されていたコースは積雪の影響で別の場所での開催に変わったけど、あの時のコースは結局いまだに再登場しないな……。

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こちら、ニセコ周辺におけるわたくしのヒートマップ(今回も含む)です。イベント前後にソロで走っている区間も含みますが、これだけのバリエーションがあります。
(ちなみに下の方に向かって切れているのは、21年夏のイベント翌日、室蘭まで走った踏み跡です。)

今回は羊蹄山の南西、JRニセコ駅前がスタート&フィニッシュで、南側にそびえる昆布岳を周回するロングコース(100km、+1800m)と、その手前を周回するミドルコース(60km、+1000m)の2コース開催でした。

 

軽く前日ライド

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前日15時に倶知安着。いつものホテルに荷物を下ろして着替えて15:40から走りに出ます。前日受付が17時までということなので、それに間に合うように近所のグラベルを縫いながら行ってきました。

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メイン会場はニセコ駅前・倉庫群

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春のニセコグラベルはいまのところ、開催ごとにスタート・フィニッシュ会場が異なります。22年は蘭越町の中心市街に近い尻別川河川敷の公園、昨年23年は地域の中心都市・倶知安町の公民館、そして今年はニセコ駅前の『中央倉庫群』という施設。かつて農作物を集約し、汽車で本州などに出荷するための倉庫だったようです。今はイベント施設になっているみたいですね。

 

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大会タイトルスポンサーのパナレーサーさんやシマノさんのブースが屋外展開されています。パナレーサーさんは毎年発売されている限定カラーのGravel Kingがワゴンセールされていたり、物販や相談に力を入れていました。わたくしも、そういえばエマージェンシー用にチューブは用意してあるけど、タイヤレバー忘れたぞ、と思って購入させていただきました。シーラントもあるのでいろいろ安心。

 

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倉庫内に受付やグッズの物販など。スクリーンの動画はどっかで見たけど……文言は気にしないでw

開催当日はフードトラックもたくさん来ていて飲食も楽しい会場になっていましたが、天気の悪さと、参加者駐車場がちょっと離れているのが、やや閑散としてしまった原因かな。

このニセコ駅前には温泉入浴施設もあって、場所は凄く良い感じでした。

 

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このゲートをくぐって出発します。ちなみに今回ゼッケンナンバーは『6』。え、なんでこんな若い番号?エントリー順かしら?

 

今回のバイク

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ここ最近出番が多かったSUPERSIX EVO CXではなく、TOPSTONE CARBON LEFTYで参戦しました。雪解け後でコースが荒れ気味という事前情報があったのと、最近Panaracer の新しいタイヤGravel King X1を装着したので試したいというのが理由。

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ちなみに、WTBのグラベル用軽量カーボンリムを用いたホイールなので、タイヤも軽量モデルの『R』を使っています。

天気予報が下り坂で当日午後から雨の予報だったので、防水バッグを多数装着。いや、本当はこんなに使わないので、これも試したかっただけ。ホイール軽くても他が重いという。

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今回はなぜロングコースを選んだのか?

今回はロングコースをチョイス。グラベルはオンロードよりも消耗があるので、100km走るのは結構大変です。今回のコース分けだと、普段のわたくしならミドルコースを選びたくなるところなのですが……。

その理由はコレ。

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ロングコースのみ、渡渉(川渡り)があるとのこと。それも複数!

グラベルイベントは数多く参加してきましたが、実はこれまでに渡渉があったのは、2021年に宮城県加美町で開催されたJeroborm Gravel Challengeのみでした(それもいちばん短いコースのみ)。意外と川を渡る林道って多くないというか、流れが激しいと浸食してしまったり危険も伴うので、ちゃんと橋かけちゃったりしてる場合が多いです。逆に渡渉があるルートは、設計者が同じ考えで道を造るので、何カ所も渡渉があったりする感じでしょうか。

川を渡るからには濡れるし、ひょっとしたら転ぶかもしれない。そのリスクと向き合いながら越えていくのが醍醐味でもあります。まあ単純にバチャーっと行くのが楽しい。水遊び、好きでしょ?w

で、このためにカーボン製の小型三脚を急遽調達して自撮りを試みたのですが。

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ピンボケしか撮れませんでしたw
もっと腰据えてトライできれば良かったんですけどね、ブヨの大群に襲われてそれどころじゃなかったです。虫よけ持ってくるの忘れちゃったんですよね。

 

話が前後しましたが、9時スタート

知り合いが何人かいてちょっと話し込んでいたら、9時のロングコースがスタート。おっと出遅れた。グラベルで100km走るのに9時スタートはちょっと遅い気がする。16時フィニッシュだとすると、たぶん時間足りないので実は最初から焦ってました。

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序盤は短いグラベルと舗装区間を織り交ぜながら、20km先の今回のメインイベントへと向かいます。

 

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雲は厚いものの、ニセコ連峰はクッキリ見えます。
昆布駅付近からは、けっこう強い向かい風の中、舗装路を10kmくらい南へ。グラベル走行のために2気圧まで落とした状態で向かい風の登りを進むのは、なかなかしんどかったですが、新しいパナレーサーのタイヤ、Gravel King X1はセンターノブが連続しているので、舗装での路面抵抗が確かに少なく感じられました。

 

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いよいよメインイベント。渡渉がたくさんあるグラベルです。

実は今回、この区間の17kmを使って、ニセコグラベル初のタイムセクションが設けられています。ロングコースに出走した全参加者が計測対象ですが、まあわたくしのように元々遅いからタイム度外視の参加者もそこそこ多かったのではないかと思います。なにしろ17kmは長い……。

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勢いよく突っ込んでヒャッハーするライダーもいれば、慎重にわたるライダーも。躊躇してもどのみちシューズは浸水します。

 

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写真撮ったりのんびり登っていたら、ゼッケンNo.1、招待ライダーの竹之内悠さんが凄い勢いで抜き去っていきました。元シクロクロス日本王者として知られていますが、困っている参加者に手を貸したり、すごく優しいです。わたくしも洗車してたら、バイク持ちましょうか?って声かけられました。ナイスガイです!

ちなみにタイムセクション優勝は竹之内さんで47分34秒、わたくしはその倍以上の1時間42分51秒でした。

 

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だいぶ山深くなってきました。

 

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うへぇ、まだ残り12km(消化5km)……
しんどいのはしんどいんですが、この後も渡渉が現れたりして楽しい。ただブヨに襲われるし写真を撮る余裕はだんだんなくなってきました。そろそろGo Pro導入するかな……。

 

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途中の渡渉で体を洗っている人がいました……。
確かに汗を流した方がブヨは寄ってこないかも?

 

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やっとタイムセクションを通過して、水補給エイド。一休みして再出発します。

 

昆布岳の裏側を行く

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昆布岳は標高1,045mの成層火山で、今回のコースはこの山を周回するように設定されています。JR函館本線にはニセコ駅の隣に『昆布駅』という駅があり、またニセコ連峰の麓には『昆布温泉』という場所もあります。昆布岳は昆布駅から見ると昆布温泉とは真逆方向なので、ちょっと混乱します。

ニセコ側から見た昆布岳の裏側(南側)は豊浦町という自治体になっており、その中心は内浦湾の海岸にあります。つまり昆布岳の裏側に来ると海が近くなります。

 

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そのあたりの意識が希薄だったので、ふいに山の上に建物が見えておやっと思いました。洞爺湖畔の高台に建つ有名な外資系リゾートホテルですね。あれが見えると海が近い。実際この場所からは海も見えました。ニセコグラベルでは何気に初めての海です(遠くから見えただけですが)。

 

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タイムセクション後の水補給エイドから約10kmで豊浦町エイドに到着。ここまで大部分が向かい風の登り舗装で割と大変でした。

 

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海に面した町だけあって、この豊浦エイドでは内浦湾で取れたホタテが入った味噌汁が振舞われました。疲れた体にこの塩分と暖かさが沁みる。いちごも甘くて最高です。

 

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豊浦エイドからはしばらく舗装下り、そして再びグラベルへ。遠くに羊蹄山が雲を被って見えます。このあたりの時間帯から、雲の厚みが増して、いつでも降りそうなどんより具合に。

 

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洞爺湖の有珠山から羊蹄山の隣の尻別岳まで一望できる絶景!

 

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ふたたび快適な舗装下りから、突如道がなくなってグラベルへ。え、これ道道?

 

さてこの後、けっこうヘロヘロになりながら、羊蹄山南側の裾野にある真狩村のエイドに辿り着きましたが、ここでついに雨が降ってきました。ここから本来なら羊蹄山のグラベルに寄ってから、フィニッシュのニセコ駅へ向かうわけですが、今回はこの時点でわたくし、足腰だいぶやられてたので、ショートカットを決定します。

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実はこのショートカットしたグラベルはすでに大部分をプライベートで走ったことがあるので、諦めもあっさりつきました。今回は渡渉がメインイベントなので、十分楽しめましたし。このショートカットがだいたい10km、獲得標高で200m分くらいでしょうか。

 

あとは雨なので写真はあまりないですが、

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以前通ったダチョウの牧場の脇を抜け、
(写真は以前のもの。今回は雨降ってたしダチョウはいなかった)

 

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おや、あれが新幹線の羊蹄トンネルか。あの中に、工期がめちゃくちゃ延長してしまった原因の巨岩があるのか……。

 

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はい、だいぶヘロヘロでショートカットもしましたが、15:40フィニッシュしました。風が吹いたのか、フィニッシュゲートはすでに撤去されていましたw

今回も楽しいコースと運営、ありがとうございました。ご一緒に参加されました皆様にも感謝申しあげます。また秋に楽しみましょう。

 

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 この日はホテルと会場の往復も自走したので、合計で120kmほどのライドになりました。いろいろ痛かったので、お風呂ののち、ロキソニンテープ貼りまくって寝たので、翌日は快調でした。前夜も貼っとけば良かった。

 

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シマノバイカーズフェスティバルのグラベルライドは募集人数が少ないため、既に募集終了しているものもあります。狙い目は新規イベントの『丹沢グラベルオープンゲート』かな?現在募集中!

そして秋のニセコグラベルは9月22・23日開催!カレンダーのチェックをお忘れなく!

 

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16th May 2024

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