.

カンパホイールの必須メンテや最強カスタム作業を公開 (´艸`*)

4151
松山店エミフルMASAKI】関 和貴 22年01月09日

s-IMG_8510みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

今回はカンパニョーロホイールのメンテナンスとアップグレードを紹介します。

 

 

 

まずは定期的に必要なハブのメンテナンスをご紹介します。

 

 

DSCN2337

軽量アルミホイールの傑作シャマルミレ

 

 

DSCN2311

外見はまずまず綺麗ですが中はどうなっているでしょうか?

 

 

DSCN2312

スプロケを外して、、

 

 

DSCN2316

分解すると中は真っ黒!!

 

カンパの後輪は構造上このように汚れやすいので定期的なメンテナンスがオススメです。

 

 

DSCN2319

ベアリングもドロドロ。

ドロドロなのはいいですが、ゴミが入ったり、グリスがなくなるとベアリングが痛んでしまいます。

 

 

 

DSCN2332

ベアリングを取り出して、、

 

 

DSCN2333

細部まで掃除します。

 

 

DSCN2322

フリーボディーも爪を外して掃除。

 

 

DSCN2315

前輪も分解。

 

 

DSCN2318

前輪は後輪ほど汚れませんが、グリスがなくなる前に補充しましょう。

 

 

DSCN2320

外したシャフト

 

 

DSCN2321

外したベアリング

後輪右側のベアリングだけ真っ黒になっています。

 

 

DSCN2327

ベアリングを洗浄。

回転性能にかかわるので丁寧に。

 

 

DSCN2329

ベアリングが収まるリテーナー

溝の奥にたまった古いグリスも落とします。

 

 

DSCN2328

汚れが目立ちやすいフリーボディー もピカピカに!

 

 

DSCN2324

ハブを固定するロックナットは少し錆びています。

 

 

DSCN2326

さび落としと錆止め処理。

黒く見えるのは錆止めの被膜。

 

 

DSCN2330

全てのパーツ清掃が完了!

 

 

DSCN2335

組み立てと再調整。

グリスの種類・量によって回転や耐久性が変わり調整も適切な力でしないとガタが出てしまうので腕の見せ所。

耐久性重視、回転重視などご要望があれば承ります。

 

 

DSCN2338

完成です!!

と言っても外見は全く変わりませんが、走りの軽さや空転音で改善したのを実感していただけます。

 

カンパニョーロやシマノのホイールはベアリングのパーツを定期的に清掃して長く使うことができる構造です。

(MAVICなどはダメになったら交換するタイプのベアリング)

せっかくの高性能ホイールですから、定期的なメンテナンスで永く快適に乗ってください!

 

ホイールの使用頻度によりますが、後輪毎年、前輪2年に一回のメンテナンスを推奨しています。

費用は片輪¥5,000前後です。

 

 

 

 

 

 

 

次にご紹介するのがCULT化(セラミックベアリング化)です。

 

s-IMG_8480

BORA WTO 45

新型リム断面を採用して空力がより進化した人気ホイール。

 

純正では「USB」グレードのセラミックベアリングが入っています。

USBでも十分スムーズですが、カンパ独自の最高グレード「CULT(カルト)」ベアリングは他社の最上位モデルと比較しても群を抜いて回転が軽い特別な物で、BORA ULTRAなど4~50万クラスのハイエンドホイールにのみ採用されます。

 

今回はその特別なベアリングに交換する作業をご紹介。

 

 

 

 

s-IMG_8482

新品ですが遠慮なく分解してしまいます!

 

 

s-IMG_8483

新品なので中身はキレイ!

 

 

 

s-IMG_8490

このベアリングを引き抜きます。

 

 

 

 

 

s-IMG_8484

ベアリングを交換するための工具で引き抜いていきます。

 

 

s-IMG_8486

抜けました。

 

 

s-IMG_8487 s-IMG_8481

新しく使うCULTベアリング

 

 

s-IMG_8555

互換備忘録

型番を保証するものではなあいのであしからず。

 

 

s-IMG_8489

外見は全く一緒です

 

 

s-IMG_8488

慎重に圧入

 

 

s-IMG_8491

セラミックベアリングでも高負荷時の潤滑と耐久性の為に適切なオイルを入れます。

 

組み戻しと玉当たり調整、リムの軽微な振れ取り、清掃をして交換作業終了!

 

 

 

 

s-IMG_8493

タイヤはコンチネンタル、グランプリ5000のチューブレスを選択。

 

着脱もスムーズで空気抜けも軽微で相性が良かったようです。

 

 

 

s-IMG_8506

!!完成!!

 

 

 

s-IMG_8508

美しいカーボンと落ち着いたロゴは高級感があり、名作BORA ONEに代わって高性能ホイールの代表格になりました。

 

 

 

s-IMG_8507

ハブのロゴはUSBですが中身はCULT!

BORA ULTRA並みの戦闘力を発揮。

 

 

重量はULTRA WTOの方が軽いですが、無印WTO+CULT化の方がトータルで安くCULTハブに乗ることができます。

また、BORA ULTRA WTOはディスクブレーキ版しかないのでリムブレーキでCULTに乗りたい場合、今回のようにCULT化の必要があります。

 

 多くの人を惹きつけて虜にするCULTベアリング。

実際に触ると驚きの軽さで欲しくなること間違いなし!!

 

ベアリングは一分間に数百回転するパーツですので、ハブの回転が少し良くなるだけで効果は絶大です!!

1分1秒を争うレースはもちろん、ロングライドでも体力を温存し、さらに長い距離に挑戦できるでしょう!

 

 

ベアリングの違いを体験したい方やメンテナンスのご相談は是非店頭で私、関または他スタッフまでお声がけください。

 

 

BORA ULTRA WTOは定価 ¥481,800

今回のカスタムは BORA WTO、CULTベアリング、タイヤ、スプロケ 取付工賃込みで約¥430,000でした。

 

CLUT化のみの費用はおおよそ¥65,000前後(パーツ代、工賃込み)でカンパ・フルクラムのゾンダ・レーシング3以上のグレードに施工することができます。

 

ホイールをお持ちの方は約¥65,000でハイエンドクラス回転を手に入れませんか?

 

 

現在作業に余裕があり、比較的速いカスタム作業が可能です。

カスタムやオーバーホールご希望の方はお気軽にご相談ください!


SRバナー横長細

ワイズロード松山店主催 サイクリングイベント「サンデーライド」

!!毎週日曜開催中!!


カスタム・修理事例 ライド記録・コース紹介

じっくり読んでください♪ 

IMG_7108 (2)

⇧カスタム記事バックナンバー 最終更新12/7⇧

一覧へ戻る


LINE相談

Pageの先頭へ戻る