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【立川東大和】新型『DURA-ACE / ULTEGRA』はなぜワイドレシオ化をしたのかを掘り下げる!

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東大和店】大元 英俊 22年01月04日

12速化と共に完全電動化が果たされた最新コンポ
『DURA-ACE R9250』『ULTEGRA R8150』

実は12速化・電動化だけでなく、
もう一つ大きく変わったことがあります。

それは『ワイドレシオ化』です。

なぜワイドレシオ設定なのか

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スプロケットは『11-30』と『11-34』の2種類。

この10年弱は『11-28』が標準的なギアでしたが、
なぜ今回無くなったのかをシマノさんに聞きました。

それは『プロ選手達からの要望』との事。

実は今回クランクに『54-40』という設定が増えました。
(DURA-ACEのみ)

以前から一部選手にのみ供給されていた市販外の
ギア設定だったのですが、このギアを使って
逃げ集団に乗った選手を捉えるには『53-39』や
『52-36』ではスピード差があり追いつきにくく、
特にタイムトライアル能力に秀でたような選手を
捉えるのは容易な事でないという実情がありました。

しかし、そんな大きなクランクを使えば登りがツラい。

レースで『11-28』が必要とされていないとの事。

ワイドレシオ化をしなければハイスピードなギアと
登りで使えるローギアを合わせ持てないのです。

そもそもサイクルプロロードレースは集団走行により
高速で展開される為、トップ側のギアを多用します。

平地でロー側の2飛び3飛びは気にならないから、
登りで軽いギアの選択肢が欲しくなるのも頷けます。

また剛性に優れる近年のカーボンフレームの場合は
ハイケイデンスで回した方が進む傾向にあるので、
登りで回しやすいギアでケイデンスの回転数を
調整してペースコントロールをする方が
理にかなっているというのもあると思います。

どちらのスプロケットを選べばいいのか

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『11-30』『11-34』どちらを選ぶべきかは
フロントのギア構成と脚力と相談となります。

例えば

F『54-40』× R『11-34』

最高速を重視しながらある程度登れる脚力を持った
アップダウンに対応できるレーサーならこの組み合わせ。

F『52-36』× R『11-30』

トップスピードを上げつつF34×R28と近い
ギア比が上り坂で欲しいならこの組み合わせ。

F『50-34』× R『11-30』

軽快さを求めるロングライドで漕ぎ出しの軽さと
どんな登りでもペースが保ちたいならこの組み合わせ。

F『50-34』× R『11-34』

強烈な急勾配でも足を付かずに登りたい方や
体力的な不安がある人ならこの組み合わせ。

 (F=フロントクランク R=リアスプロケット)

 ざっくりとした目安ですがこんなイメージです。

12速化するにあたっての参考になればと思います。

ちなみに私はF『52-36』× R『11-30』にしましたが、
日頃の運動不足が祟り脚力不足でトップギアが踏み切れず、
F『50-34』× R『11-30』に落とそうか悩んでいます。

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若干見栄を張ったギア設定が仇になりましたので、
現実的に使いやすいギア構成をオススメ致します。

ワイズロード東大和店では12速コンポへの
載せ替え依頼を予約を受け付け中です。

2月中旬に数セット揃う予定がありますので、
ご希望の方はお早目にご相談ください。

またワイズロードオンラインで初回導入キットが
一部注文が可能ですので、そちらからご注文頂いて
店舗受け取りを指定してもらえれば作業も可能です。
(載せ替え工賃は別途費用)

電動12速化をお考えの方はぜひご活用あれ!

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