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【STAFFBLOG】VISIONの新型メトロンSL。45と60を乗り比べ!

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大阪本館】小西 真人 21年12月31日

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年末&新春ホイールインプレ第1弾!

 

EFやバーレーンが実際にレースで使っているバリバリのプロ機材。

最新のVISIONホイールを試乗してみました!

 

初っ端は「METRON 45 SL」から

 

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VISION METRON 45 SL DISC  ¥300,960-(税込)

 

〇まずは見た目

EFが使っているだけあって、キャノンデールとの相性は文句なし。最新のエアロ形状で仕上げられたプロ機材。とにかく速そうなホイールです。

〇ゼロ発進

軽い。さすが1,329g!回りが軽すぎるためギアは2段づつアップが基本となるくらい。新型フリー(PRS)の効果で掛かりの良さも抜群です。

 

 

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〇加速

ホイールの回転に合わせてシフトアップしていくと25km/hくらいまでが本当にあっという間。

特にリムの軽さが効いていて脚がスカスカと回ります。足周りが軽いので登りのダンシングも軽快そのもの。

〇巡行

リムが軽い分転がろうとする力はあまり強くないので、中速域あたりからスピードの伸びが鈍化してきます。

そこから先は脚力次第。常に入力が必要な状態にはなりますが、踏んだら踏んだだけちゃんと進んでくれますのでご安心を。

横風に対しては、いきなりホイールを持っていかれるような挙動が上手く抑えられていて、横からジワッと押されるような感覚で不安は少なめ。

縦の硬さはそれなりにあるものの、ホイール全体が高剛性という感じでもないので踏んでいてもあまり疲れないのは〇。

 

 

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〇総括

45mmハイトでありながら、30~35mmのような軽快さを感じました。
逆に50mm寄りな走りではないので過度なエアロへの期待は禁物。

かつては24mm程度だった山岳系軽量ホイールは、ディスク化とエアロ化を経て今やここまでの進化を果たしたのか・・・。

で、なぜ45mmというハイトを選んだかですが、理由はおそらく安定感。

リムが跳ねたり暴れたりする軽量ホイール的な落ち着かなさやピーキーさは感じなかったので、絶対的な軽さを追求するよりも扱いやすさを取ったのではないかと思われます。

 

続いて「60 SL」も試してみる

 

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VISION  METRON 60 SL DISC  ¥300.960-(税込)

 

〇まずは見た目

これでチンタラ流していたら怒られてしまいそうな、大迫力なルックスになってしまいました・・・

〇ゼロ発進

60mmもあるとは思えない程軽快に走り出します。45SLと比べると若干の踏みごたえがありますが、それが逆に普通のホイールっぽく感じられるので特に不快な感じではありません

 

 

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〇加速

踏まされるポイントがあると言ってもそれはほんの一瞬。そのタイミングでちょっと力を入れて踏めば、あっさり30km/hオーバーの世界に突入。

軽さと重さのバランスが良く、加速・伸び両方の良さを感じます。

〇巡行

45SLと比べると慣性力が働いている分進みが良い。横風のあしらい方はどちらもジワッと系で良く似ています。

とはいえリムが軽いのは事実なので、それなりに踏んでいないとスピードが食われていく感覚はあります。踏み続けられる脚は必須かも。

ホイール剛性はこちらの方がやや高いのか、脚に掛かる負担はこちらの方が若干上でした。

 

 

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〇総括

これも45SLと同様に、見た目と(60mm)と走りの感覚にズレが生じるような印象でした。45~50mmくらいのホイールのような軽さで、所謂60mmっぽい走りではなかったのが面白い。

横風にも強いので、ルックスの割りに意外と普段からでも使えそう。

 

45と60は目的に合わせて作り分けられている印象です。軽さという点は共通はしていますが、45はキレ重視、60は伸び重視。

ただ、どちらも安定して進ませるためには常に踏み続けられるだけの脚が必要。「上級者向けのレース機材」なのは間違いなさそうです。

 

 

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