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【お客様の一台】コンポをDi2化&メンテナンスして心機一転!以前ご紹介したIDOLのカスタムをご依頼頂きました!!【DE ROSA】
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- 【横浜ワールドポーターズ店】松野 望士 24年05月30日
横浜ワールドポーターズ店松野です。
以前横浜店でご購入いただいたバイクのカスタムをご依頼いただいたので紹介します!!
参考カスタム総額:¥360,000ぐらい
横浜店で3年ほど前にご購入いただいた車体のコンポーネント乗せ換えをご依頼いただきました!!
完成車をご購入いただいたときの記事はコチラ⇩
Di2化で快適シフトチェンジ!!
色合わせの難易度が高めな真っ赤なレーゼロがマッチしたIDOLです!今回はコンポーネントを11s 105⇒12s ULTEGRA Di2へと全交換をご依頼頂きました。
レバーでワイヤーを巻き取る機械式変速から、ボタンを押すだけでモーターが変速してくれる電動変速への交換です。ほんのわずかな指の動作とは言え、変速の動作が圧倒的に簡単になるためロングライドでも超快適になります!なんでも機械式から電動コンポへ乗り換えると走行中のシフトチェンジの回数が増えるんだとか。変速が増えるという事は脚に合った最適なギアを選ぶので実は脚もちょっと楽になるんです。
特に12sのDi2は変速スピードも段違いに速くなります!ボタンを押してから実際にギアが変わるまでの時間がものすごく短いので、今までの感覚で変速時にトルクを抜くとタイミングが合わず、慣れるまでギクシャクしてしまうかもしれません(笑)それぐらい変速スピードが速いんです…!
更にバイクの操作感に関してもいい影響があります!
IDOLの内装システムはFSAのACRを採用しており、フロントブレーキはコラム内部を通るのですがリアブレーキ&前後シフトはコラムに沿ってヘッドベアリングをくぐりフレーム内部へ向かいます。乗車していても気にならないかもしれませんが、ホースやケーブルに押されてハンドルを切る動作にある程度の影響があります。
しかしDi2ならばハンドリングへの影響はリアブレーキホース一本だけになりますし、STIも11s 105と比べると左右で200g軽くなるのでハンドルの振りはもはや別物!?乗ってもわかるぐらいには効果があるはずです!!
さらに組み立てやメンテナンス、ハンドルやステムなどのパーツ交換の作業も楽になるのでメカニック的にも嬉しいですね(笑)最初に組んだ時とは作業の難易度が大きく違い、作業時間も大幅に短縮されました。
ポジション変更の際も工賃が割安になるのでユーザー目線でも嬉しいですね。
せっかくなのでメンテナンスも
コンポーネントを交換するためにほぼフレームの状態まで分解しますので、ついでにメンテナンスも行いました。
フル内装系のバイクで一番気になるのはヘッドベアリングですよね!最初に組んだ際にブレーキプロテクターを塗りたくっていたのですが、分解したところこんな状態でした。
ベアリング内部から出てきた青いグリスと混ざったので水色になっていますね。それなりに汚れているのですが綺麗に拭き取るとベアリングはサビ一つありませんでした!もちろんまた厚めにグリスアップして再組立てしました。
今回は3年経っても全く傷んでいませんでしたが、雨天走行や洗車を頻繁にする場合半年から年に一度はグリスアップがオススメです。
あとはヘッドのトップカバーです。FSAのフル内装系(ACRやSMR等)はトップカバーのクリア塗装の定着があまりよろしくない為、経年でこんな風に表面の塗装がヒビだらけになってしまう事が割とよくあります。そんなに高いパーツではないので交換してしまっても良かったのですが、どうせまた同じことになりそうなのでクリアを剥がしてマットブラックで再塗装しました。
違和感なく仕上がりました。
最後はホイールです!今回はタイヤも新品に交換をしたのですが、この際なのでハブのOHも一緒にしました。
真っ赤なRACING ZEROはCULTベアリングなのでベアリングにはグリスが入っていない為、メンテナンスの頻度はノーマルベアリングやUSBと比べるとかなり下がります。ボールはセラミックスでレース(転がり面)はステンレスなので錆びにも強いのですが、それでもやはりメンテナンスは必要です。
リアのフリー内部はこんな感じでした。汚れたグリスが右側のベアリングにも流れてきてしまいせっかくのグリスレス運用が台無しになってしまいますので定期的にメンテナンスしましょう!ちなみにグリス不要とは言えCULTは音鳴り防止の為に低粘度のオイルを少量使用します。
ついでに梨地&アルマイト仕上げなリムに食いついてしまったチェーンオイル汚れも綺麗にしました!走行には関係ない部分かもしれませんがやっぱり綺麗なのが一番ですね。
最後にボトルケージも交換です。ELITEの細身なT-RACEなのですが、色が車体にバッチリでした。太めのダウンチューブに細めなボトルケージの組み合わせはメリハリがあって良いですね!
スポーツバイクは買っておしまいではなく、カスタマイズして走りをアップグレードして楽しむこともできます!
ちょっとしたパーツ交換はもちろんですが「フレーム以外全部交換」みたいなヘビーな作業もできますので気軽にご相談ください。
他にも横浜店で組んだお客様たちのこだわりのバイクはこちらをチェック!