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スタッフの古閑森です。
ヒルクライムは軽さが正義!
体重105kgの私がいくら声を大にしても全く響かないタイトルですが、これは事実です!!
全てにおいて軽さが正義だとは思っておりませんが、ヒルクライムにおいてはエアロの恩恵なんて得られる速度域ではありませんので「とにかく軽い方が良い」が成立します。
ただ軽ければ良いの?
それは違います!
バイクを前に進める推進力(剛性)を考慮した軽量ホイールが必要になります。
今回ご紹介する“ホイール”に関して言えば、ホイールの【総重量】に目が行きがちですが、【ホイールの“どこ”が軽いか?】って気にした事ありますか?
ホイールの重量を大きく分けると
【ハブ】(中心)と【リム】(外周)
に分ける事ができます。
この中心と外周の“どちらが軽いのか?”によって特性が大きく変わります。
リム(外周)が軽いと言う事は=回転が軽いと言えます
スタート(発進)であったりはもちろんですが、特にヒルクライムでの回転の軽さは武器になります。
外周が重い方が“遠心力”が働くので平坦巡航では優位という考えもありますので
リムが軽い=正解
という単純な話ではないのでご注意を!
ヒルクライムでオススメなMAVICホイール2選!
上:【MAVIC COSMIC SLR32】
下:【MAVIC COSMIC SLR45】
通常価格:¥297,000-
⇩
ワイズロード特別価格
¥267,300-
[ysid 0193128463939]
[ysid 0193128465216]
[ysid 0193128420789]
[ysid 0193128422332]
「リム(外周)が軽いと言う事は=回転が軽い」の代表格MAVICホイール
とにかく回転が軽い事で有名なMAVIC
SLR32の重量はペアで1390gと超軽量級のホイールです。
一方SLR45の重量はペアで1440gこちらも軽量ホイールではありますが“超”とは言い難いです。
えっ?軽さは正義なんじゃ?なんでSLR45も紹介してんの?
と疑問を持った方も少なくないと思います。
安心してください!メーカーさんと電話して面白い話が聞けましたのでSLR45もご紹介しております!!!
新事実!!重たいSLR45の方がヒルクライム速い人がいます!!!
ある日、メーカーさんと電話でリム重量の話になった時の事です
「メーカー公式ではリムの重量は公表していないのですが、ココだけの話【SLR32とSLR45のリム重量ってほとんど同じなんですよ】」
と衝撃的な発言が飛び出しました!!
もちろん45の方が若干重いらしいのですが、製品誤差レベルでほとんど同じなんだとか…
リムハイトが違うのに同じな訳ないじゃん!!と軽く脳内パニックを起こしそうな私に優しいメーカーさんは詳しく教えてくれました。
「リムのスペックをよく見てください」
SLR32
SLR45
「リムハイトが違うのはご存知かと思いますが、リム内径がSLR32の方が太く設計されているんですよ。
その関係でリムの重量がほとんど同じになっているんです。」
上:SLR45
下:SLR32
おぉぉ本当だSLR32の方が太い!
でもなぜ????
「SLR45は高速巡行も視野に入れたオールラウンドホイールなので、エアロ性能を考慮して内径19㎜に設計されております。
一方SLR32はエアロ性能よりも28Cに最適化させてタイヤの変形を抑える目的でワイド化しております。」
んっ?って事はSLR32はエンデュランス寄りなホイールなんですか?
「おっしゃる通りです。エンデュランスとまでは言いませんが、SLR32はリムが他のディープリムと比較して柔らかいのが特徴で【カーボンホイールが硬い】と感じている方には特にオススメなホイールなんですよ!」
SLR32は超軽量ヒルクライム向けホイールと思ってました…
「もちろん超軽量ホイールである事に違いはないので、ヒルクライム向けなホイールではあるのですが、地脚のある方だったら、リムが硬くて推進力が得られるSLR45の方が速いはずです。」
ななななんと!重量面では不利なはずのSLR45の方が速い人がいる…驚愕の事実です!!
まぁメーカー公表値でも総重量50gしか差がないですし、SLR32の方がスポークも長いので“乗り味がしなやか”なのは「確かに」って感じですが、まさかSLR45の方がヒルクライム速い人がいるとは…実にホイール選びは奥が深いですね!
ヒルクライム決戦用ホイール選びの重要なポイントは3つ
①ホイールの総重量“だけ”を見て全てを判断しないで欲しい
②ご自身の“乗り方(脚質)”も考慮して欲しい
③ご自身のバイク(フレーム)との“相性”も考慮して欲しい
という事なんです!!
メーカーさんとのエピソードはまさに①と②の話なんですが、私個人としては“もう1つ”【ご自身のバイク(フレーム)との“相性”も考慮して欲しい】を覚えていてくだい。
「良いホイール」や「進むホイール」の話はネット上のインプレや他者からの情報で手に入りますが、それはあくまでも“ホイール単体の話”です。
フレームとホイールはセットで考える事が重要だと私は考えます。
硬いフレームに硬いホイールの組み合わせが一番早いのは理論上の話(剛脚なプロライダーの話)です。
ご自身のフレームの特性と、ご自身の脚質に合ったホイールを選んでこそタイムに繋がります!!
MAVIC COSMIC SLRについて
散々SLR32とSLR45の話をしてきましたが、そもそもCOSMIC SLRってどんなホイールなのか?をご紹介します。
※もう知ってる方は読み飛ばしてくださいw
リムはUDカーボンになり、グラフィックが従来の製品とはガラリと変わります。
ちなみに、こちらが従来の綺麗な格子状のカーボン柄です。
こちらも未だにファンが多い人気の柄ですよ♪
新しいリムラミネートとMAVIC独自のCarbon Foreテクノロジーを組み合わせることで、アッパーリムブリッジはそのままに、必要な部分だけを補強することで、ホイール1本あたり40gの軽量化を実現しております。
スポークは上部リムベッドに穴を開けることなくリムに取り付けられているので、リムテープも不要です。
これによってリムテープ分の重量加算が無くなります。
※ここがSLグレードとSLRグレードの大きな違いです。
ハブはMAVICではお馴染みインスタントドライブ360を採用
かかりの良さとメンテナンス性に優れている事で有名なインスタントドライブ360!
フリーホイール非接触式の大型ラバーシールで摩擦を抑え、多彩なエンドキャップが幅広い汎用性を実現させております。
手でフリーボディが外せるのでメンテナンス性は抜群ですよ!!
メーカー推奨のメンテナンス頻度は1000kmに1回
※水を使った洗車や雨天走行後は、1000kmに満たない場合でもグリスの確認、メンテナンスをお勧めします
・グリスは枯渇していないか
・汚れや砂などの不純物は付着していないか
・ハブ内部に錆はないか
などのチェックを行った後、各パーツをウエスなどで綺麗にして純正のグリスを使用してグリスアップして下さい。
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詳しくは過去ブログをご覧ください
⇩【MAVICユーザー必見】インスタントドライブのグリスアップしていますか?⇩
ちなみに、消音パーツを外す事でラチェット音を大きくする事も可能です♪
詳しくは過去ブログをご覧ください
⇩【小ネタ】MAVICホイールのラチェット音を無料で爆音化させる方法【メーカー公式】⇩
通常のエアロスポークとは違い、楕円スポーク(断面にすると「かまぼこ型」)になっており、MAVICの特許製品です。
その特別なスポークは組み方もこだわっており、スポーク同士が交差する箇所は間隔が設けられておりますので接触することはありません。
いかがでしたでしょうか?
実は奥が深いヒルクライム向けホイール選び
最近では「いかに安く買うか?」ばかり気にしてネット通販を利用する(したい)方も多いと思いますが
「いかに確かな商品を買うか?」はプロに相談してながら買えるショップ購入じゃないと難しいと思います。
確かなお買い物は是非ワイズロード福岡天神店にお任せください。
ご来店お待ちしております。