みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回ご紹介するのは、、
2011 TREK MADONE 5.2
デザインが一番派手だったころのTREKですね!
今回はこのバイクの消耗パーツ一斉交換。セミオーバーホールを行います!!
古いワイズロードシールが!
関東の店舗でお買い上げいただいたバイクのようです。
長期間保管していたということで11年物のバイクには見えないほどきれいですが、古いバイクは乗る前にメンテナンスが必要です。
フレーム本体やチェーンなどの金属パーツは正しくメンテナンスして保管すれば長期間使うことができますが、ワイヤー、タイヤ、ブレーキなどの樹脂、ゴムパーツは使わなくても経年で劣化してしまいます。
それらの消耗品を交換し、必要個所に注油、調整をすれば、まるで新車のように気持ちよく乗ることができます!
まずは車体の状態をチェックして交換、調整が必要な個所を見つけます。
ハンドルまわり
ワイヤーは金属パーツに思えますが、アウターワイヤー外側(白い部分)は樹脂なので劣化し、裂けてきてしまいます。
ホイールは振れもなく、見た目も綺麗ですが、空転させるとバリバリバリ...とものすごいラチェット音が、、
内部に必要なオイルが抜けてしまっているので分解して注油する必要があります!
チェーンや駆動パーツは保管前にしっかり掃除とメンテをしたのか非常に良い状態なのでほぼそのまま使うことができます。
フレームはホコリを拭き取れば新品のようなキレイさ!
消耗品交換と調整をしっかり行って走りも新品に復活させましょう!!
古いワイヤなど交換部品を分解。
フレーム裏側は砂などがたまっていました。
フレームはせっかく分解するのでサービスで簡易清掃させていただきました。
是非ご自身で細かいところも綺麗にしてあげてください。
今回の見どころはリアハブの分解清掃。
フリーボディー(空転時にカラカラいう部分)を分解します。
これが内部。
一見綺麗に見えますが、必要なオイルが完全に乾いてしまっているのでよくない状態。
まずは清掃。
可動部分に専用オイルを適量塗布。
シャフトにもグリスを塗って組み戻します。
スプロケットはサービスで清掃。
リムには小さな傷を発見。
そのままではブレーキが削れてしまったり、音が出るので目立たないようやすりで修正。
完成したのがコチラ!
ホイールは前後とも安心して使えるようになりました。
ハブメンテナンスの効果や時期は音で分かります。
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音ありでご覧ください。
一枚目が作業前、二枚目が作業後。
音が小さくなったのが分かりますか??
小さい音の方が正常ですので、また音が大きく感じたらお持ちください。
目安は半年~1年くらいのはずです。
チェーンには改めて注油。
ワイヤ交換と調整で変速もバッチリ!
ワイヤーは日泉のしなやかなワイヤーを使っているので、タッチが軽く、アウターの耐久性も高いです。
BB裏側はライナーでワイヤーを砂から保護。
タイヤとブレーキのゴムも交換し、安全で快適に走れるようになりました。
バーテープはカメレオンカラー。
全体的に引き締まった印象になりました。
フレームもピカピカ!
古さを感じさせない非常に良いバイクなので是非大事に乗ってください~
今回の修理費用は約¥45,000でした。
コロナの影響で新車が手に入りにくい今だからこそ、お持ちの自転車をメンテナンスして大事に乗りませんか?
修理・カスタムのご相談お待ちしています。
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