フロントチェーンリングのインナーを交換しました。
油断していて交換時期が遅くなった、お恥ずかしい話です。
40km/h位まではインナーを使うので、使用比率はアウターよりも高く
アウター1:インナー2、位の比率で交換になります。
作業の際に写真を撮り忘れたので、別品番の新品です。
インナーなので基本的な形状は同じです。
前の写真と比べると。山の頂点がしっかりしています。
2枚を並べてみました。
アウターのように「山」の高さが減っているのではないので、
ひどい歯飛びや変速不良が起こるわけではありませんが。
摩耗に気が付いた理由でもあるのですが
ライド中、足裏にゾリゾリとした「傷んだベアリング」のような感触がありました。
初めはBBやディレーラーを考えましたが
リアのギア位置で変化があり、しばらく考えてしまいましたが。
理由はこれです。
拡大してなぞってみました
比べると「谷」の部分の摩耗が大きいことが分かります。
縦方向の深さだけでなく谷の幅が広がっています。
チェーンのアウタープレートに対してリング側の寸法が甘くなっているので、
遊びが発生してガタつきやトルクの伝達精度が下がっていたでしょう。
ギア位置によって角度もずれて、ゾリゾリとした振動があったと思われます。
毎日乗っていると、
少しずつ悪くなっている事を見逃しがちです。
タイヤやチェーンと共にスプロケットやチェーンリングも
距離や時間を判断基準に、早めの交換が良いですね。
クランクのグレードや、歯数、アウターとインナーの組み合わせによって
チェーンリングの品番が変る場合もあり、お取り寄せが基本となります。
お問い合わせもお早めにいただけると助かります。