横浜ワールドポーターズ店松野です。
タイヤを新しく交換しました!
iRC ASPITE PRO S-Light
販売価格:¥7,480(税込)
ラインナップサイズ:25C / 28C / 30C
ひとくちに「タイヤの性能」と言ってもグリップや転がり抵抗、耐パンク性などさまざまな性能がありますが、とにかく圧倒的に高いグリップが特徴のタイヤです!
耐パンクガードを省略した軽量版
松野はいままでASPITE PRO RBCCを使っていましたが、今回は軽量版のS-Lightへ交換しました。表面のパターンやコンパウンドは同じなので基本的な性能はほぼ同じです。
違いはタイヤの構造に組み込まれた耐パンクガードの有無です。S-Lでは耐パンク性能を多少犠牲にしつつ軽さを優先しています。
これは限界まで摩耗したRBCCですが、パンクには至らなかった切り傷やガラス片などによる傷がありますね。S-Lならもしかしたらこの傷でもパンクしてしまうかもしれません。通勤ライドが8割なので本当はRBCCの方が向いているのですが、違いが気になったので今回は僅かに軽量なS-Llightを選んでみました。
重量&サイズ
カタログスペックではRBCC→220g / S-L→200gとなっています(25cの場合)。耐パンクガードの違いだけなので重量差はそこまで大きくないですね。
せっかくなので実測してみました!
S-Lは207g。個体差もあるかもしれませんがほんのり重ためです。
RBCCは217gでした。その差はたったの10gです。果たして松野に違いが分かるのでしょうか…!?
ちなみに今回、と言うかいつも選ぶサイズは25cです。松野は振動吸収性や転がり抵抗は重視していません。リムハイトが高いので代わりにタイヤをちょっとでも軽くしたいからです。
しかし!取り付けて実測したらピッタリ23mmでした(笑)ASPITE PROは新ETROT規格で作られていますので、内幅19mmのリムに装着すると25mmになるようになっています。松野が使っているFulcrum SPEED 55Cは内幅17mmなので23mmになってしまいました。
28cとか30cが流行っているロードバイク業界に完全に逆行していますが気にしないでおきましょう……。
ちなみに交換前のRBCCは経年で太くなっているのですが、それでも24.6mmでした。あえてクリンチャーを選ぶという事は松野のように17mm等の(今となっては)狭いリムを使っている方も多いかもしれませんので、その場合は1サイズ太くした方が良さそうですね。
乗ってみた!
取り付けして乗ってみました!チューブは引きつづき激安TPUのMAGENE EXAR TPUを使用します。TPUチューブは塑性変形してしまうので、新品のタイヤにする場合は使いまわしできませんので新品に交換です。
このチューブは何本も実測しましたが安定して毎回36gです。乗り心地はブチルより悪くなりますが、この圧倒的軽さで常用できる耐久性をもちしかも安価なのでもうこれしか使えません。
通勤で乗っても面白くないので、伊豆CSCの5kmサーキットで走ってきました!
なんだかんだ14周走って70km走って獲得標高は2000mぐらいでした。松野は登りが苦手なので頑張った方です。
こんだけ登ればタイヤが軽くなった効果は大きい………と思いきや、軽さは全然体感できませんでした!!!
もともと重量差が小さい上に、比較対象のRBCCは摩耗して軽くなり実測213gです。もしかしたらS-L⇒RBCCへ交換した場合は重量による違いが分かるかもしれませんね。
重量差は体感できませんでしたが、乗り心地は明らかにS-Lの方が良くなりました!耐パンクガードが無い分しなやかだからだとは思いますが、路面からの衝撃はすこしマイルドになりました。一般的にTPUチューブは乗り心地が悪いので、TPUと組み合わせるならRBCCよりもS-Lの方が良さそうです。
RBCCではフロント:6.30bar / リア:6.35barで使っていましたが、乗り心地が良い分6.35bar / 6.40barへ空気圧を高めてみたのもあり転がりがほんのちょっと軽くなりました。
あとはやっぱりこのタイヤはコーナーの安心感が圧倒的です!!
CSCの一番長い下りはひたすらアウタートップで踏むのですが、フロントがコンパクトなのでギアが足りず70km/hぐらいまでしか出ません。コーナー手前のシケインをブレーキせずに抜けるのですが空気抵抗で60~65km/hまで減速しコーナーにそのまま突入します。
実測23mmの細いタイヤですが不安感は全くありません!むしろまだまだ余裕があるぐらい圧倒的なグリップ感のおかげでコーナーがめちゃくちゃ気持ちいいです!!
耐久性は…!?
あとはあっぱり気になるのは耐久性や耐パンク性なのですが、こればっかりは使い込んでみないとわかりません。耐パンクガードが無い分RBCCよりは確実にパンクに弱いはずなので、ヒルクライム等でとにかく軽さにこだわりたい方にオススメです!