.

【インプレ】SCOTT FOILはエアロロードではない!?1年半乗って思ったことをそのまま書きます!

2306
お茶の水店】 23年09月22日

こんにちは、お茶の水店の木村です。

SCOTT FOILの旧モデルに大体1年半程乗り込んだので、乗っていて感じたことなどをつらつら書いていこうと思います。

車体のパーツ構成などは昨年のブログをご覧ください。(該当ブログ内の入荷予定や価格の記述は当時のものです。現在の状況と異なる場合があります。)

新型FOILと旧型の違いはこちらから。

IMG_5511

ぼくの自転車。

特筆すべきは快適性の高さ

IMG_2794

まず最初に感じたのは、「乗り心地が良い」という事です。振動が吸収されていて乗り心地が良い、というよりかは振動の収まりが速いというようなイメージです。それもそのはず、リムブレーキ時代ですが、FOILはパリ・ルーベで勝っているんです。今でこそエアロロードで走ることが当たり前になってきているパリ・ルーベですが、FOILが勝利を収めた当時はサスペンションを備えたDOGMA K8-S,K10-SやDOMANEなどが使用されることが当たり前でした。そのような状況の中で特殊な機構を持たないFOILが勝利したという事は、快適性・空力性能どちらもバランスが取れたエアロロードが台頭する新時代の幕開けだったといえるでしょう。

ハイエンドモデル、となるとアマチュアライダーとして気になるのは剛性の高さ。扱えるのか、固すぎないのか、と気になっていましたが杞憂でした。当然、プロスプリンターが全力でもがいて勝つためのモデルなので、固くはあります。しかし、扱いきれない固さかといわれるとそうではなく、ライダーがパワーを入力すればそれに応えてくれるといった印象です。フレームが許容するパワーの幅が広いため、私のような貧脚のパワーを跳ね返すのではなくそれでもしっかりと高効率で推進力へと変えてくれます。

当然空力性能も◎

IMG_4091

もちろんエアロロードらしく空力も良いと感じます。残念ながら私は数ワットの違いを体感できる人間ではないのですが、非エアロ形状のヒルクライミングバイクに乗っている友人の後ろで平坦や下りを走っていると、友人は足を回しているのにこちらは足を回さなくても追い付きそうになってしまうという事がちょこちょこありました。それ以外にも、これまで乗っていたアルミロードの時よりも、向かい風が非常に楽になっているように感じます。これらのことから、私が住んでいる千葉は日本一平坦な県なので、平坦巡行に強いエアロロードを選んで正解でした。

コーナリングの際には、フロント周りの剛性の高さから行きたいコースにすっと侵入してくれます。特に下りにおいては効果絶大です。

エアロロードは登れない・・・?

IMG_5636

お客さまにも友人にもよく聞かれるのが「エアロロードって登れるの?」ということ。FOILはバリバリ登れます。というのも、エアロロードの中でもこのモデルはかなり軽量。

2ADE85FB-30C3-4B0C-9ECA-570E6C68A036

納車時のブログにも掲載したのですが、R8100アルテ、48mmハイトホイール、ペダル込みでこの重量です。(サイコン、ボトルケージなし)ディスクエアロロードにしては結構軽いのではないでしょうか?新型はこのフレームよりもさらに軽くなっているって言うんだから驚きですよね。もちろんこれだけ軽ければ乗り手次第ですいすい登れちゃいます。そう、乗り手次第で・・・(ノД`)・゜・。

実は、この自転車に乗り換えてから私は登りが好きになりました。エアロロードのFOILを次のフレームに選択した時には、「登りは好きじゃないから、平坦重視しよう」なんて思っていたのですが、今では目的地に行く際にあえて獲得標高が高くなるようなコースを選んでしまうようになりました(笑)。平べったい形状のエアロロードによくあるダンシングがもっちゃりするという事もなく、最近流行の軽量オールラウンダーバイクのように軽やかにダンシングが出来ることも登りが楽しくなった要因でしょうか。斜度が上がっても引きずられる感覚はありません。千葉では珍しいヒルクライムスポット鹿野山や、富士スバルライン、皇居周りのアップダウンを含めて、様々な登りを走っていますが、「エアロロードではなく、軽量バイクだったらなあ」と思ったことは一度もありません。乗り手がもっと速ければなぁと思ったことは何度もありますが(笑)

 

総括

これまでだらだら書いてきたことをまとめると、

・とにかく快適性が高い!
・空力性能も良し!
・登りだって何のその!

ということで、「エアロロード」と聞いて想像されるイメージとは大きく異なり、いい意味で期待を裏切ってくれるバイクでした。どれか1台だけロードバイクを選べ!と言われたら、このモデルを選びたくなるくらいすべての性能が秀でている優等生です。現状特に不満はないのですが、新型FOILは私のよりもさらに軽くなりつつも空力性能が良くなり、そして快適性能も上がってるらしいので、どれだけいいんだろうと気になっております(笑)

結論を言うと、FOILはただの「エアロロード」ではなく、「軽量かつ快適性に優れたエアロオールラウンダー」であると言えます!エアロロードを買うぞ~!と意気込んでいた私にはうれしい誤算でした。その性能・そして限定カラーの美しい塗装ととてつもなく気に入っている1台です。今後ビッグプーリー導入などのカスタムをした際にはまたご紹介いたしますので、お楽しみに!

唯一の欠点としては、かっこいい&性能が良いので次のフレームを買う理由が作れないところでしょうか(笑)

さて、新型FOILですが、現在当店には

FOIL RC ULTIMATE HMX SL

FOIL RC 30

202304131318037441

以上2点が在庫ございます。画像クリックで詳細BLOGまで飛びますので良ければどうぞ。

エアロロードのことはエアロロード館へ!専門知識豊富なスタッフがご対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

一覧へ戻る


LINE相談

Pageの先頭へ戻る