みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回はロードバイクやクロスバイクなど車種を問わずにやってしまいがちな症状をご紹介します。
自分の自転車は大丈夫かチェックしてみてください!
今回の車体はタイヤ交換で持ち込まれたこの車体。
確かにタイヤに小さなひびが入って交換時期です。
しかし、気になるのはリム(ブレーキ面)の黒い汚れ。
ブレーキ面は使用に応じてブレーキゴムの削れカスなどで汚れてしまいます。
特に雨の日や雨上がりに乗るとブレーキまわりがさらっとした灰みたいなもので真っ黒に汚れていたりします。
厳密には制動力が下がったり、キーという音が出やすいくなったりしますが、よほど放置しなければ大きな問題にはなりません。
しかし今回の汚れはベトッとしていてブレーキ付近だけでなく、ホイールやチェーンなど駆動部周辺についています。
また、前輪(左)はほぼピカピカなのに対し、後輪の右側ばかり汚れています。
勘の良い方は察しましたね、、
そう、これは油です!
走行中、または注油時、チェーンの油が飛び散ってフレームやホイールに飛び散ってしまったのです。
そして、ブレーキ面に油が付いていては大変危険です!!!
今回は汚れがブレーキで延ばされ、こびりついてしまっているので、タイヤを外して強力油落としNo.92で脱脂します。
スプロケットにかけるとみるみる汚れが分解されて、、、
すぐにピカピカに!
リムにもスプレーしてブラシで擦ります。
新品のようにピカピカになりました!
フレームにも飛び散っています。
変速機はオイルと埃などが固まってヘドロができ始めています。
ブレーキのゴムにもオイルが付いてしまっています。
本来は交換するべきでしょうが、まだ新しいのでクリーナーで掃除してみることに。
オイルもクリーナーもゴムにはよくないので、音が出たり、利きが悪く感じたら交換してください。
ご注文いただいていたタイヤ交換も無事終わり作業完了!
このバイクはどうしてこんなに汚れてしまったのでしょうか??
考えられる原因は2つ
・チェーン注油時に飛び散った
・走行時に飛び散った
まず、注油時の注意点。
・注油時は油が飛び散らないように雑巾やペーパーなどで押さえながら注油しましょう。
特にスプレータイプの場合は飛び散り注意!
・チェーン(クランク)をぐるぐる回しながら注油をするのは×
飛び散らないように部分ごとに注油しましょう。
・注油するのはチェーンだけです。
スプロケット(ギア歯)には注油しません
・最後に必ずからぶきをしましょう。
注油後、30分程度オイルを染み込ませてから必ずからぶきをしましょう。
雑巾などでごしごし擦って余分なオイルを落としましょう。
余分な油をふき取ると同時に掃除にもなります!
注油時にしっかりと拭き取りができていれば、ほとんど油は飛び散らないはずですが、雨天時などは雨と一緒に飛び散ることがあります。
時々汚れをチェックしてみましょう。
また、今回油が飛び散らないように注意点を紹介しましたが、
「怖いから注油はしないようにする」
「塗布するオイルの量を減らす」
などはしないでください!!
チェーンは定期的に(約月1回)注油するのが大前提なので油が切れたり、量が少ないとすぐにサビたり消耗してしまいます!
あくまで、「最後に余分なオイルを拭き取る」と覚えてください。
正しい注油方法などは▼▼▼をご覧ください!
正しい注油とメンテナンスを行って快適で安全なサイクリングをお楽しみください!
ご不明点は店頭でお気軽にご質問ください♪
ワイズロード松山店主催 サイクリングイベント「サンデーライド」
!!毎週日曜開催中!!