みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回ご紹介するのは、、、
この２台のイタリアンロードのクランク交換です！
男性の乗るBASSOにはカンパニョーロ コーラスのクランクが、
女性の乗るDEROSAには同じくカンパニョーロの上位グレード、レコードのクランクが付いています。
どちらもクランク長は170ｍｍで身長170ｃｍくらいの方にはちょうどですが、小柄な女性には大きいサイズです。
身長に対してクランクが長いと足を大回ししないと行けないので動かしにくく、ポジションも崩れてしまいます。
今回は女性のバイクに165ｍｍのレコードクランクを新調して、
外した170ｍｍのレコードクランクを男性のバイクに入れます。
１回のクランク交換でクランク長の変更とグレードアップができる一石二鳥のカスタムですね！
まずは今ついているクランクを外します。
このクランクは再利用するので後ほど洗浄します。
今回はクランクの交換だけでなく、CULTベアリング化も行います！
CULT（カルト）ベアリングはカンパニョーロのホイールやクランクに採用される高回転ベアリングで、最上位モデルにのみ採用されます。
ホイールであればボーラウルトラ、クランクであればスーパーレコードなどです。
このCULTベアリングは回転の抵抗が非常に少なく、手で触ってもその差は歴然！！
コンパユーザーに人気のカスタムです。
新品のCULTベアリング黒い球がセラミックベアリングです。
元ついていたものを外して交換します。
CULTは非常にスムーズな反面、定期的にメンテナンスしないと傷んでしまいます。
今回はベアリング外側のみグリスでコーティングすることで、内部のオイルが流れ出したり、外から水やゴミが入らないようしています。
次に外したクランクの清掃です。
こちらのクランクはすでにCULT化してあります。
ベアリングの状態をチェック、、、
するとなぜかCULTとは思えないほど回転が重い、、
なぜだ！？
よく調べたところ、前回組付け時に、防水の為につけたべたべたなグリスが内部に染み込んでしまい、回転が重くなっていたようです。
ベアリング内部を清掃し、適切なオイルで注油すると回転はスムーズになりました。
前回を踏まえて防水グリスの種類を変えて組み戻します。
これで、またグリスが染み込んでしまってもそこまで悪化せず、潤滑も維持してくれるはずです！
（先に作業したDEROSAも対策済みですのでご安心を。）
CULTベアリングは１年に１回くらいのメンテナンスをお店ですると長期的に安心して使えます。
メンテナンスしたベアリングをクランクに圧入し、クランクを取り付けたら変速調整をして完成！
と、思ったら何度調整しても変速しない＆チェーンが外れてしまう、、
カンパニョーロの変速が悪いというのは過去の話で、しっかりと調整＆メンテすればしっかり動きます。
これは変だと思い調べてみると、、
FDが歪んでいました！
こちらが正常な新品
カンパのFDは羽（上の黒い部分としたのシルバーの部分）がネジで固定されていて、ネジを外しても写真のようにほとんどくっついていますが、、
この通り歪んでしまっていました。
保管や輪行などの際にどこかに引っかかってしまったのかもしれません。
残念ですが交換しましょう。
今度こそ完成！！
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上のBASSOはコーラスからレコードにグレードアップ！
CULTベアリングの定期点検もできました。
下のDEROSAは身長に合わせたクランク長に交換してペダリングしやすくなりました！
今回のカスタム費用は
クランク代 約￥72,000
CULT化 約￥30,000
その他約￥6,500のペダルなど込、2台合わせて
約￥140,000でした
カスタムのこと、ポジションのこと、カンパのこと、、、
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