過去にですね、パワートレーニング(以後パワトレ)で劇的に強くなった、どうもホッシーです。
トレーニング方法やヒルクライムレースなどで「何w(ワット)で走った」とか、よく聞くと思います。
そもそもパワーってなに?
どこかの筋肉芸人が「パワー!」と叫んでいますが笑
簡単にお伝えしますと、『自転車を進ませるために人間が発生させる力』のことです。自転車はペダルを漕ぐ力によってホイールを回転させて進みます(当たり前ですが)。回転の速さを増すためにはより大きな力が必要ですが、現在どれくらいのパワーを使っているのか分からないですよね。ペダルの踏む力を計測しながらトレーニングできたら効率良いと思いませんか??
自転車はありがたいことに「スピード・ケイデンス・心拍数」などはセンサーを取付ければ計測でき、サイクルコンピュータで記録し数値として見ることができます!そこにパワーを計測し数値化できる「パワーメーター」を追加すればいいんです!!!
パワーメーターとは
パワーメーターは「人がペダリングによって自転車に与えたパワーを計測する計器」のことです。このときに使われる単位が「w(ワット)」です。ちなみに「1w(動力)=1kg(体重)」なので、100w=100kgとなります。こう考えると電子レンジやドライヤーの1,500wってヤバいです笑
時間や距離と共に変化するパワーは表示されるサイクルコンピュータに記憶されるので、PCやスマートフォンのアプリで表示・分析することができます。中には左右のバランス・動力の違いを計測・表示出来るパワーメーターもあります。
プロの選手が使うものとよく言われますが、昔に比べて価格が下がってきていることから、一般ライダーも手に入れやすい商品となっています。
一昔前は最低で30万円はしましたからね。今は簡単に計測するタイプなら6万円からありますよ!!トレーニングの目標値の設定および効果を評価する尺度などとしても非常に役に立ちます!
効率の良いトレーニングができてダイエット効果も
「パワーメーターって高いけど効果あるの?」疑問に思う方も多いことでしょう。速くなりたい方・・・断言します。あります!!
ホイールやコンポーネントを交換する楽しみもあるとは思いますが...想像してください。
外見はフェラーリだけど、軽自動車のエンジンが付いている車。
と
外見は軽自動車だけど、フェラーリのエンジンが付いている車。
どちらが速いと思いますか?
ドライバーの技量もあるかもしれませんが『エンジンパワーが強い車が勝つ』に決まっています!
自転車も同じです。どんなに性能が高いバイクでも、脚力が強くなければ速くは走れません!
ではどうするか?練習あるのみ!!
一般的な筋力トレーニングの「腹筋50回×3セット」のようなメニューを、自転車の場合は見通しの良い道で「何メートル×何セット」という方法で行いますが、路面状況・風向き・天候に左右されてしまい、一定条件をキープしながらのトレーニングが難しいです。機材スポーツなのでガムシャラに練習しても時間かかりますし、間違ったトレーニング方法だとトレーニング効果が薄くなってしまいます...ローラー台で練習していても風景も変わらず淡々とこなすには、相当自身を追い込む能力や余程の目標が無いとやっていけません。ここで出番なのが『パワーメーター』です!
パワーメーターを使う場合は「250wで10分×2セット」とメニューを組んでいきます。これを行えば、風向きで変わる速度や体調で変化する心拍を見ながら主観的な強度でトレーニングするより遥かに効率的にトレーニングをすることができます。更には客観的なデータで日々のトレーニングを管理できるようになるので、頑張り過ぎてオーバートレーニングに陥ったりすることを未然に防いだり、ハードなトレーニングだけでなく正確なカロリー管理をしてダイエットや美容など健康目的にも応用できます!
自分の「辛い・キツい」という強度が数値で分かり、客観視することで自身の身近な目標ができ、それを徐々にクリアしていく達成感が生まれます!
コンディション管理もできる
練習をしていて、外で走る時に「なんか今日力が入らない」「調子悪いのかな」なんて感じたことないですか?
例えば、『いつも30km/hで走れているはずの平坦で、頑張っても25km/hしか出ない!』こんなとき「体調が悪いのか?」「風がいつもより強いだけなのか?」その瞬間は戸惑います。
でもパワーメーターがあれば、いつも200wで踏んでいて向かい風が強ければ単純に速度が落ちます。そこを250〜300wで踏んでいればいつもより余分に踏んでいるので、風が強くそれに立ち向かっているので疲れて当然、出力を落とせばいい。
「風はそんなに強くない」だけど速度が上がらない。おまけに180wでしか踏めない・・・体調が悪い。
などコンディションまで計ることができるため、その日に合わせた練習を行うことができます。
無理は禁物!ダメな日はダメなんです。調子がいい日は、それに合わせて強度を上げられます。
ホッシーも冬期練習でパワートレーニングを取り入れたら、翌シーズン劇的に強くなりました!※あくまでも個人の感想です。
1人で走っていても、数値と睨めっこして強烈に追い込むことができ、グループで走るならその成果を試し改善点を見つけることができました!
やはり1人で走っている時間の方が長いと思います。そこで自分をいかに甘やかさずに追い込めるかが重要です!文字ばっかりですみません(笑)
パワーメーターの種類
パワーメーターにもいくつかタイプがあります。
クランク一体型
SHIMANO・SRM・SRAM・ROTORなど
ペダル式
GARMIN・FAVERO・POWER TAP
ホイール一体型
POWER TAP
その他
ハートレート式・バルブ空気圧式など
スタッフがオススメするパワーメーター
ホッシーが個人的にオススメなのが「ペダル式」です!ウェア館ですがオススメすぎて在庫しているものがあります。
FAVERO
ASSIOMA DUO
¥90,200(税込)
ASSIOMA DUOはペダル型のパワーメーターなので、左右独立した計測が可能です。
購入してからすぐに使える
一般的なパワーメーターは取付け工程に手間がかかるのですが、ASSIOMA DUOはペダルの交換だけですぐにパワトレを始められます!!複数自転車を所有している場合でも、ペダル交換だけですぐに乗り換えれます!
「ANT+」や「Bluetooth」接続ができて、パワーメーターに対応したサイクルコンピュータや、Zwiftなどのインドアサイクリングにも使えます!※表示されるデータ項目は、 対応製品によって異なります。
左右それぞれのペダルにパワーが直接加わるので、左右バランスや平均パワーなど、正確でより信頼性が高い様々なデータ項目を測定することが出来ます。
できることを簡単にご紹介
左右バランス: 右足・左足のどちらを強く踏んでいるのかを確認しながらぺダリングできます。
平均パワー: 任意計測時間における平均パワー(ワット)の計測
トレーニングストレススコア(TSS): 運動強度と継続時間により算出された値により回復の目安が分かります。
標準化パワー(NP): コースや天候などの差によるパワー計測結果の変動を補正し、より現実に近い負荷を算出します。
強度係数(IF): 標準化パワー(IF)を1時間持続可能な最大出力(FTP)で割ったものである運動強度を表します。
kj(キロジュール): そのトレーニングのキロジュール数を求めます。
パワーゾーン: 運動強度をゾーン別に管理する事が可能です。
ケイデンス: クランクアームが毎分何回転しているか分かります。
トルク効率: ぺダリングサイクル毎の総出力に対する有効出力の割合(%)
ペダルスムーズネス: ぺダリングサイクル毎の平均出力と最大出力の比率(%)
ダンシングタイム: トレーニング中の合計ダンシング
シッティングタイム: トレーニング中の合計シッティング(座り漕ぎ)タイム
パワーフェーズ-R(L): 右(左)ペダルのトルクがかかっている範囲(開始地点と終了地点)
などなど様々なデータを収集し、分析することができます!!
パワーメーターを使ったトレーニング方法は様々ですが、ペダリングを綺麗にすることも大事です!
実際に使ってみた
ホッシーはGARMIN VECTORを使っていますが、スタッフ尾林が購入したASSIOMA DUOを借りて走ってみました!
今度の散財は金額がデカい!?話題の格安ペダル型パワーメーターを買って使ってみました♪
クリートはLOOK KEOシリーズに対応しています。
シマノペダルのユーザー様には
ASSIOMA DUO-Shi
¥82,610(税込)
お持ちのSHIMANO SPD-SLペダル(PD-R8000/PD-R7000/PD-6800など)のペダル軸を交換することによって対応できるモデルもあります!
正直GARMINと遜色ありません!!VECTOR(旧)やRally(新)と比べて、できないことが見つからない笑
軸部分がしっかりしているので、剛性もバッチリです!
充電式リチウムバッテリー
他メーカーのペダル式パワーメーターと比べてASSIOMA DUOの最大のメリットは『バッテリーが充電式というところ!!!』
なぜGARMINは充電式にしないのか未だに分かりません笑
フル充電で「50時間」使用できます。バッテリー残量は専用アプリで確認できます!ちなみに、GARMINのサイコンであれば残量不足なったらアラートが出ます。
ペダル式の耐久性はどうなのか
ペダル式パワーメーターは何かにぶつけやすいので、外的要因で壊れるんじゃないか?とか発売当時から言われていましたが、ホッシーは初代のVECTOR Jを8年使っていて未だ現役です。VECTOR3も持ってましたが、2年前に車との事故(真横から追突され)で自転車はダメになりましたが、ペダルは外傷は少なく動きました。(さすがにシャフトなどの歪みで正確な数値が出ない可能性があり泣く泣く処分...)
大事に使えば壊れません!VECTOR壊れたら次はASSIOMA DUO買います!!
名古屋ウェア館ではウェアを販売している店舗なのに5個も売れています!!笑
在庫1点ずつございます!!
使い方など分からないことは、ホッシーかスタッフ尾林に聞いてください!!
今回はここまで!
不定期ですが、パワトレについてホッシーの知っていることを語っていきますので次回もお楽しみに!
ご来店お待ちしております!!_(._.)_
2022/02/07