こんにちは!お茶の水店、坂口です。
HUUBから発売された新型トライスーツ、SUB7LC。エアロ性能を突き詰めた設計になっており、着るだけでワットを減らせる性能に仕上がってます。そんなウェアが当店にも入荷しております!
HUUB SUB7LC
在庫サイズ:S,M (Lサイズも入荷予定!)
価格:¥88,000(税込)
長い開発期間を経て開発された最新トライスーツ
HUUB SUB7は長い開発期間を経て開発されました。同社の製品で絶大な効果を誇るエアロブリッジアンダーベストや3:Sixteenエアロカーフスリーブのテクノロジーを落とし込んだ理想的なウェアです。多くのサンプルを制作し、屋内バンクなどでテストを繰り返すことでようやく製品化されました。
袖をめくってみると、腕を覆う生地とは別にもう一枚布のようなものが挟んであります。これがエアロブリッジテクノロジー。風を受けた時に生地が振動することで身体の境界層を乱し、空気抵抗を削減してくれます。
そしてこの不思議な模様の袖にエアロカーフスリーブと同様の生地を採用しています。
最大で9~20W削減可能!
SUB7の開発段階でHUUBのサポートライダー複数人にプロトタイプを着てもらい、走行データを取ったところ、9~20Wの抵抗を削減することができたとのこと。バラツキがあるのは体格差やフォームによる違いによるものでしょう。これを考えると、ウェアを含めた身に着けるものの空気抵抗は意外とバカにできないということが分かりますね。
ちなみにこの写真のライダーが装着している長い靴下のようなエアロカーフもかなり効果があり、最大で12Wも削減できるようです。
実際に着てみました
さて、サイズ感を確かめる為に私も着用してみました。しばらく自転車に乗っておらず、すね毛がやばかったので写真はありません、ごめんなさい!
画像はイメージとして貼っておきますが、この選手のように着用時のシワが非常に少ないことにビックリ!オーダーメイドしてもらったのかというくらいフィット感が高いのです。決して誇張はしておりません。
そして、着心地が非常によく、肩回りの柔軟性も高いですね。そしてかなり涼しいです。この手のウェアってエアロを優先するあまり着た時に暑かったり、身体が動かしづらかったりすることも少なくないんですけどね(経験あり)。そこはやはりトライアスロンのことをしっかりと考えられて作られています。
身長165cm体重56kgの私はSサイズでピッタリでした。
腕や脚の裾は切りっぱなしですが、裏側に滑り止めが配置されているのでズレる心配もありません。
また、お尻のパッドはトライスーツとしてはかなりしっかりとした厚めの物が付いています。とはいえスイムやランに悪影響がない程度には調整されていますのでご安心を。このあたりはロングやアイアンマンを見据えた設計になってますね。
気になった点
実際に着てみて気になったのは、若干着るのが大変かなーという点です。伸縮性はあるのですが、やはり太腿付近や腕付近で生地が引っ掛かります。無理に引っ張るとビリっといきかねないですし、価格も8万越えの超高級品なのでかなり神経を使いました…笑。でもそこをクリアすれば最高のフィット感が得られます。
もう一つは背中のポケットが無い点。多くのトライスーツは補給食等を入れる為のポケットが付いていることがほとんどですが、この製品は空力を優先する為に省いています。ジャージポケット付きのウェアをお探しの方は注意が必要です。
8万円のウェアはやりすぎ?
HUUB SUB7は価格だけみると超高級品で決して安くはありません。しかし、削減できるワットの数値を考えるとホイールやフレームを買うよりもコストパフォーマンスは高いでしょう。ホイールはエアロ性能に優れた物で約30万円以上はしますし、フレームも安くて約30万円、高いので100万円近くします。速度などでも変わるので単純比較はできませんが、ワットの削減量はあまり変わりませんので。
ミドル以上の距離に挑戦される方におすすめ!
今回のようなエアロジャージは距離が長いほどタイム削減や体力温存が期待できます!ミドルやロング、アイアンマンに挑戦される方には特にオススメです。是非ご検討下さい!