各メーカーより多くのDISCブレーキモデルのフレームセットが発売され、まさに時代はDISCブレーキ主流となっております。
だが!しかし!一からDISCブレーキを揃えてるとなると相当なお金がかかることから乗換、載せ替えを嫌煙されている方が多いのもまた事実!
とりあえず・・・今使っているコンポを使って何とかならないものか!?
こんなのは如何でしょうか??
日本の技術力が魅せる
GROWTAC/EQUAL MECHANICAL DISCBRAKE CALIPER
前後セット/ケーブル/スモールパーツ付属 ¥33,220-(税込)
■機械式だから重いという常識を払拭し、油圧式に⽐べ、ケーブルセットが重いですが、マスターシンダーが不要です。 ブレーキシステム、トータルの重量は⼤体、シマノの油圧アルテグラ、GRXと同等。
■多くの部品で構成されている機械式キャリパーでは、油圧式 同等の重量にすることは⾮常に困難です。 一からCAEを⽤いた構造解析シミュレーションを繰り 返し、形状の最適と不必要な贅⾁を削ぎ落しました。 また、材料には⾼強度の超ジュラルミンを使⽤し、キャリ パーのほぼ全ての部品を⾼精度に削り出しました。
カラーも豊富にあり車体にあわせて、またブレーキだけ目立つように“あえて”カラーチェンジすることも可能です。
EQUALのメリット
世界最軽量クラスの重量136g(実測133g)を実現!ケーブル等を含めたブレーキシステム全体でも、ハイグレードの油圧式ブレーキシステムと同程度を実現。重さが気になるシリアスレーサーやヒルクライマーにもおすすめです。
出先でトラブルになると油圧はどうにもならないので、トラブルに強い機械式であるEQUALブレーキはその辺、融通が利きます。
ホイールを交換した際のローター位置の微修正なんてのも容易で、左右の微妙な位置調整を3㎜のアーレンキーで簡単に行うことが可能でパッドクリアランスは左右独立した無段階調整が出来るため、こだわりの微調整も可能です。
いちいち、キャリパー自体の位置を変える必要はありません(厳密には変えた方がいいですが)。この辺りは油圧DISCブレーキよりも調整幅が広いかと思われます。
パッドが減ると手動で減った分のピストンを押し出す形になるのでパッドの減りを確認する機会が増え、気づいたらパッドがなくてローターを削っていた・・・なんて事態は減りそうです。
またEQUALは超高強度のブレーキアウターを採用した点、そして昨今のDISCロードに対応する為にホースラインの最適化。これが軽快なタッチを可能にしている要因の一つでもあります。
フィーリングは??
タッチ感は油圧のそれと引けをとらないほど軽いタッチを実現。
(全てのフル内装タイプに対応できるかは怪しいところもありますが、大体のものはできそうです。)
油圧タイプの左右両側からガッチリとローターを掴むものに比べるとやや効きは弱い感じはしますが、制動力自体はDISCブレーキそのもの。油圧DISCブレーキ並の軽いタッチ感と強力なストッピングパワーをもたらしてくれます。これはありです!
私の場合前後140㎜で使用しており、下りでも問題なく使えております。
DISCブレーキ(EQUALに限らず油圧DISC)はレースを想定して言うなら、コーナーリングが得意な人、ブレーキングが得意な人が使えば、下り1コーナーで大きなアドヴァンテージを得られる性能があるのかなというのが率直な感想です。
デメリット
油圧式と違いパッドが減った量に応じて自動でピストンの押し出し量を調整してくれません。都度手動で調整を行う必要があります。DISCブレーキを使用してみて感じたことは(人にもよるのでしょうが)、下りでのリアのパッドの減りが早い。
ワインディングロード等下りでブレーキを多用するとあっという間に調整が必要になるかと思います。私の場合、十三峠(獲得標高400ⅿ弱)で十分な安全マージンを保ちながらテストしてみたところ獲得標高1,200ⅿ程で明らかに握り込みが深くなり調整することになりました。
調整と言ってもアーレンキーで左右の調整ネジを回すだけですので難なく完了することができます。
故にこのEQUALが不向きなのは雨天の長距離ライド(調整を行わないのであれば)、長距離レース(止まることができない)になるかと思います。
かかる費用は?
ご紹介したGROWTAC/EQUALを使用してリムブレーキからDISCロードに換装するならば、
EQUAL¥33,220
DISCホイール代
DISCローター代×2
チェーン代
あとはフレーム代(フレームの規格によっては+BB)となりますのでコンポ代を丸々(ブレーキは除く!)抑えることができます。
個人的には今あるコンポを活かしつつ、パッド調整の若干の面倒くささはありますが、見事DISCブレーキを果たせましたので購入してよかったなぁと思っております。
新型コンポに換装するまでの間はコレで十分に楽しめそうです♪
2022/2/27現在 店頭、オンライン、メーカー在庫なし。
3月下旬メーカー入荷予定。
新型コンポ欲しいけど予算がなぁ・・・という方は是非ご検討してみて下さい♪
取付例