皆さんこんにちは、川崎店の田中です。
今回の気になるアレコレは、この間お客様からご相談を受けたので、タイムリーに座面の痛み解消法について視ていこうと思います。
「座面周辺の痛みや違和感はなぜ生じるのか?」
さて、なぜスポーツサイクルでは座面周辺に痛みを感じてしまうのか?
これは別にスポーツサイクルに限った話ではなく、どんなに優れたクッションのある椅子でも同じ体勢で座り続ければ痛みは出る物です。
自転車はその性質上、同じ体勢を維持する時間が長くなるので必然痛みは出やすくなります、特に本格的なスポーツサイクル程、普段乗らない姿勢での乗車になるので痛みや違和感などは出てしまいます。
ですので基本的な考え方として、痛みを完全になくすのではなく、走行中に痛みが出ないように改善していく事が必要となってきます。
実際に痛みのトラブルに直面した時にどうすれば改善するのか
大多数の人はまず「サドルが合って無い」と想定されます。ですがこれに関しては、完全に間違いではないのですが、決して正解でもございません。
確かにサドルにも様々な形状、性質がありライダーに合わない事があるのも事実、それ故にサドル選びは”沼”と言われるほど。ですが、痛みの原因はサドルのみではなく、乗車姿勢やバイクのサイズ、乗り方などの要素も影響しているのです。
乗車姿勢やサイズの影響とは
実際に姿勢やサイズと言われても一般的にはどういうことか、あまり考えたことはないと思います。
基本的にスポーツサイクルは、「ハンドル」「サドル」「ペダル」の三点で重心を支えています。
これ、簡単な話なんですが、上記の三点に重心が綺麗に分散できる方が体への負担は抑えることが可能です。
この重心バランスが極端だと関節痛や座面の痛み等が発生しやすくなります。
では上記を踏まえた上で、痛みの解消法とは?
「適性なサイズのバイク」を「適切な乗車姿勢」で乗っていれば、あとは「サドルの相性次第」でおおよそトラブルは解消します。
ぼく個人の見解としては、まずは乗り方を確立させて、それに合わせてポジションを調整する、その上で座面に痛みが出る様ならサドルを変更する。このような流れを意識しております。
ただやみくもにサドルを変更し続けるのは、コストもかかりますし時間もかかりますので、まずは他の部分を見直すのをお勧めしております。
ここから先はまた長くなりますので今回はここまでとさせていただきます。
細かいご相談あればお気軽に田中まで。