横浜店MTBコーナーから松野です。
今回もお客様からご依頼を頂きました
かなりイケてるMTBカスタムのご紹介です!!
RockyMountain SLAYER 730 MSL
17年モデルの「BIG MOUNTAIN」カテゴリーのSLAYERです!
前後170mmトラベルの下り系MTBなのですが
最初はドロッパーポストの不調で交換、というご相談をいただきましたが
他にもいろいろ交換することになりました。
早速ですが出来上がったバイクがこちら!!
カスタム箇所を個別に見ていきましょう!
ドロッパーポスト
ドロッパーはFOX TRANSFER FACTORYへ。
低抵抗なカシマコートのおかげもあり
レバーを操作し、サドルに体重を掛けると超スムーズにスーッと下がり
伸びるときは素早く元の位置に戻ります。
かなりロープロファイルな設計なので
バイクによっては今までよりもサドル位置を下げられるかも!?
レバーはベアリング入りでスムーズな動作の
FUNN ドロッパーレバーに交換しました。
走りには影響しない部分ではあるのですが
一度使うと病みつきになる操作感なのです!
フロントフォーク
ドロッパーがカシマコートになるのならばサスも…!?
という感じでフロントサスもアップグレード!!
FOX 38 FLOAT FACTORYモデルです。
極太なφ38mmインナーチューブや楕円形のコラムを採用し
ダブルクラウンの40に近い剛性感を持ちます!
36と比べると「たったの2mm」と思えるかもしれませんが
クラウンやボトムケース等、すべてがボリュームアップしているので
とにかくデカいです!
高速/低速側コンプレッションと
高速/低速側リバウンドを外部から調整可能なGRIP2ダンパー!
通常であればダンパーを完全分解し、内部のパーツを交換しなければならない調整を
外からつまみを回転させるだけでできてしまうのです。
4つもダイヤルがあると調整がすごく難しそうな気がするのですが
FOXはサグさえ正確に出してしまえば、このダイヤル類は
マニュアルの推奨値に合わせればOKです!
この推奨値はとても信頼できる数値になっていますので
後は乗ってみてからこれをベースに調整します。
「いじってみたけどなんか違う気がする」なんてことがあっても
この推奨値に戻せばいいので迷宮入りしにくいのです。
リアサスペンション
リアももちろん交換です!
FLOAT X2 FACTORYモデルです。
エアボリュームの大きさからくるたっぷりとしたストローク感に
フロント同様の調整機構を備えています!
抵抗を抑えるためにダンパーボディー表面の平滑度がとても高くなっていますので
映り込むレベルになっています。
もちろんボトムアウトしてもフレームとのクリアランスはOKです。
SLAYERの巨大なロッカーリンクに
ボリュームのあるリアユニットがとてもよくマッチしてます!
ブレーキ
元はSHIMANOのSLXが付いていました。
レバーを軽く握るとガツンと制動力が立ち上がるフィーリングなのですが
「効きすぎてコントロールしにくい感じ」と仰っていましたので
レバーを握れば握った分だけリニアに効くMAGURAの
下り系4ポッドモデルのMT7へ交換!!
トリプルアーチ構造のモノブロックキャリパーがしっかりローターを掴みます。
レバーも簡単な構造な分動きがとてもスムーズなので
スコスコと軽くレバーが動いてくれます。
シフターはもともとI-Spec Ⅱでブレーキにマウントされていたので
パーツを交換することでノーマルバージョンへ。
ついでにワイヤーの取り回しも変更してなるべくスッキリを目指しました。
リア変速/リアブレーキ/ドロッパー/フロント変速
の2つのケーブルを通すためにフレームに穴が4つ空いています。
どの穴にどのケーブルを通しても大丈夫なフレームでしたので
転倒時にハンドルが180度回転しても大丈夫な長さかつ
リアブレーキとドロッパーを同じ方向に通すことが出来ました。
ハンドル周り
せっかくならカーボンハンドルに!ということで
RACEFACE NEXT Rへ。
ハンドル周りの軽量化と剛性アップができますので
バイクのコントロール性もアップ!!
グリップはODIのドレッドロックへ。
手が痛くなりにくい太めのサイズなのですが
ゴムが非常にモチモチした特徴的な触感です。
指が引っかかるようにくぼみが付いているのも良いですね。
バイクのルックスも性能も大幅にアップグレードが出来ました。
常設コースがオープンする春がとても待ち遠しいですね!
自分だけの一台にカスタマイズするのも楽しみ方の一つです!
気になった方はぜひご相談ください!!
他にもお客様のこだわりのMTBたちはこちらから。