記録しておきたいカスタムがありましたのでご紹介。
車体
車体:2022 TREK Marlin 7 Gen 2 XLサイズ
オンでもオフでも楽しめる超アクティブ派におすすめなモデルです。
"最近"のMTBについているギアの比率は主に上り坂を楽に走行できるように設計されているので、同じケイデンスで漕いだ時に最高で出せるスピードがロードバイクとはまったく違います。
フロントシングル化のデメリットですね。
しかし大抵の場合25km/hで脚を回し切らない程度に重たいギアもついているのであまり困ることはありません。
今回の車体は一体どれぐらいのスピードが出せるのでしょうか。
速度計算
必要な数字はギア比、タイヤ周長、ケイデンス。
この3つを掛け算します。
ギア比=フロントチェーンリング28T÷リアトップギア11T=2.55
タイヤ周長=2298mm(29×2.2インチ)
ケイデンス=80(慣れれば楽に回せるであろうという適当な数値ですw)
計算前にタイヤ周長をkmに、ケイデンスを1時間当たりに換算。
2.55×0.002298×4800=28.13km/h
一番重たいセッティングで28.13km/hを出すことが可能だと分かりました。
がトップギアは歯が少なくて負荷がかかりやすいので常用するのは望ましくないです。
ご依頼されたお客様はロードバイク、グラベルバイクにも乗っているベテランライダー。
体格が大きいためとてつもないパワーの持ち主です。もちろんギアを使いきってしまいます…
そこでフロントチェーンリングを大きくして最大速度上げつつ、端以外のギアもなるべく使おうという作戦です。
交換したもの
【クランク】
FSA Alpha Drive 28T→FC-M5100-1 30T
元のクランクのチェーンリングは単体で入手できなかったためクランクごと交換しました。
コッタレスからフォローテック2に変わったので剛性アップが期待できます。
もちろん整備性も良くなりました。
このクランク興味深いことに10速、11速両方対応しているんです。
シマノさんに聞いたところ歯の厚みが中間らしいです。
【チェーンリング】
FC-M5100-1用チェーンリング
30T→32T
サードパーティー製のチェーンリングなら34Tのラインナップもあるかなと思いましたが、今回の車体が10速でシングルっていうレアな構成なので正規代理店を通しての入手が難しい、かつ他グレードと取付方法が異なるので最悪くっつかない可能性がありました。
これは危険な臭いがするので素直に純正をチョイス。
あれ、なんでクランク交換のタイミングで最大歯数を選ばないの???え?え?
と思った方、正解です。
実は最初に相談を受けたのは1年以上前。コロナ禍だったのもあり、175mm,32T仕様のものは長期入荷待ちでした。
まず在庫のある175mm,30T仕様を注文したのです。2T変われば2km/h変わるからとりあえずってかんじで。
最近になって「やはり30Tでも回し切るのでチェーンリングだけさらに交換」という流れです。
最終的に元の28Tから32Tに交換したことによりケイデンス80で
28.13km/h → 32.10km/h
まで速度を出せるようになりました。
私も同じ歯数構成のMTBで山も平地もがんがん走ってます。
【スプロケット】
CS-M4100-10
11-46T→11-42T
最小ギアを酷使したことにより歯飛びがはじまったようなので一緒に交換。
最大ギア以外は歯数構成が同じなので最高速度に影響はありませんがそもそも在庫がなかったため。
10速のロード用スプロケット11-28Tとかは使えないの?
→本車体についているリアディレーラーRD-M5120-SGSはローギア最小対応歯数が42なので不可です。
少しアクセントが欲しくてKMC X10 TI-GOLDに交換。
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交換完了
チェーンやチェーンリング、スプロケットは思ってる以上に削れるため定期的な交換をおすすめします。
その際歯数を変えてみるとまた違った性格のバイクになりますよ!
それ以外にもホイールやタイヤを変えることにより街乗りバイク化できます。
以上、MTBのちょっとしたカスタムでした。
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