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新型DOMANE AL GEN4登場!前モデル乗りのスタッフが良い所を語る!【石川ライド番外編】

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上野アサゾー店】石川 康輔 23年10月09日

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最も多用途なドロップハンドルバイクのTREK DOMANE ALシリーズがGEN4になり更に多用途に進化しました!GEN3のDOMANE AL乗りである私が、指をくわえながらGEN4について語ります!結構うらやましい改良されてる!

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新しい時代のロードバイクの姿

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ロードバイクってどんなイメージをお持ちですか?

元々競技の為に進化してきたレーシングバイクという印象が強かったロードバイクですが、最近はいわゆる「ツーリング」や「通勤、通学」「ポタリング」「グラベル、アドベンチャー」と多岐にわたる活用ができるマルチパーパスな乗り物としての側面に魅力を感じている方の比率が大きくなっているように感じます。(SNSとか見てると特に)

バイクパッキングという技術で大荷物を抱えてキャンプツーリングなんて事もできるぐらいにはロードバイクは様々な事に使えるようになっています。

私の知らないその昔ランドナーやスポルティーフというジャンルのバイクもあったようですが、ロードバイクのここ数年の進化でそういった用途の大部分を1台でカバーするオールロードと呼べるようなジャンルのロードバイクが登場してきました。

全てをこの1台で【これがオールロードです】

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器用貧乏?違います「オールロード」です。

グラベルに特化していない?

軽量なロードには勝てない?

荷物もアドベンチャー程乗らない?

いいえ、全てをある程度こなせるこのバイクは「オールロード」です。

 

グラベルロードよりも舗装路の巡行性能に優れています。

軽量なロードでは走れない未舗装路もこなせます。

荷物はバイクパッキングがあるじゃない!ダウンチューブ台座とトップチューブ台座ついているよ!

これが「オールロード」です。

 

初心者用のとりあえずのロードバイク?

初めての1台に最適?

価格重視のローコストバイク?

それだけでは語れません!

このバイクは多用途なあなたに、妥協できないあなたにこそ選んでいただきたい1台です。

 

目的をもってこのバイクを選んで欲しい

私自身GEN3のDOMANE ALを買うにあたって、様々なバイクを比較検討して探していましたが、このバイクの本質に気が付いた時に雷が落ちたような衝撃を受けてこれしかないと思い選びました。

私自身の話ですが、舗装路を90%で大事な所でグラベルの峠道を走るというすごく面白道を見つけてしまったのですが、グラベルロードで行くにはオンロードの割合が多いですし、ベースとしてはヒルクライムコースでもあるので軽量なロードバイクで行けばいいかなとも思いましたが、目的はグラベルの峠道を楽しむ事なのでもっと安心してガシガシ砂利道を走れるロードバイクがあったらいいなと漠然と考えていました。グラベルロードでは私の走力ではヒルクライムの方を楽しむ自身が無かったのでロードバイクでワイドタイヤというのが探している第一条件でした。

具体的に欲しかった機能が、補給食やエチケット系の持ち運び用にトップチューブのバッグや、ダブルボトル時にダウンチューブ下のボトルケージ台座にツール缶を入れる事などがあればいいなと思っていたのと、グラベルロード程じゃなくていいけど30C以上の太いタイヤが入る金属フレームのロードバイクがあればいいなと条件はある程度頭の中では考えていました。

色々と探してはいたものの、意外と見つからないものですね。

上記に加えて、ロードバイクとしてのポジションも私にしっくりくるものでないと選べません。(私のポジションちょっと特徴的なので選択肢が少ない)

そんな中ついに見つけてしまった、というか、店頭にあったのに気にも留めていなかった一台に気が付いてしまいました。

あれ、このバイクって目的次第では理想の一台になるんじゃないかな?って。

これがこのバイクとの出会いです。そして価格的な魅力も即決できた理由です。

2000mのグラベルが楽しめる

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その辺のライド日記はこちらです

 

まずはDOMANE ALの特徴というか良い所を語ります

・DOMANEというTREKのエンデュランスレーサーをベースにしたコストパフォーマンスに優れるアルミフレーム

・最大38cタイヤ(GEN4から!)まで対応するワイドクリアランスをロードバイクで実現

・TREKのエンデュランスフィットはロングライドで定評のある安定志向のロードジオメトリ

・アルミフレームだから飛び石とかもカーボン程気にせずにガシガシ使える

ロードバイクとして成熟したDOMANEシリーズらしくエンデュランス性能が非常に高いのが特徴です。グラベルロード基準ですがロードバイクとして開発されているので、ハンドリングはしっかりとクイックですし、ヒルクライム性能もそこそこあります。

丁度よいバランスのしなやかなアルミフレームで乗り心地もそこそこいいですね。

そこそこ良いという評価がエントリーモデルぽい感じがしちゃいますが、”ハイエンドモデルのロードバイクより”も劣るだけで、”グラベルロードより”もオンロードが走りやすいというのがポイントです。

全ての性能がそこそこなので、複合コースにおいては全ての状況をそこそこ楽しめるというのがオールロードとしてのこのバイクの最大の魅力になります。

言い方変えますが

・軽量なロードバイクに肉薄するオンロード性能

・簡単な砂利道ではグラベルロードにそん色ない走破性

があるという事になります。

荒川周辺の簡単なグラベル道であれば35cぐらいのタイヤがあれば基本走破できますし、普通の乗用車が通るようなグラベル道なら慣れている方なら楽しむ余裕も生まれる程には十分ですね。

シクロクロス用のタイヤが33cなので選択肢としてもたくさん選べるので路面状況に合わせてちょっとオフよりのタイヤも履けると思います。

また、耐久性の高いアルミフレームなので毎日の通勤通学で乗る方にもコスパが良い乗りやすいロードバイクという様々な面での安心感がある1台ですね。フルフェンダータイプの泥除けもつけられるので、通勤通学や数日間のツーリングなどでも安心して走る事ができます。

これはトップモデルのカーボンバイクでは実現できない事ですね。

好きなバイクで好きな事をやるというのももちろん大事ですが、目的のための手段としてこのDOMANE ALが最適解になるという事がここでは一番伝えたいことになります。

GEN3→GEN4の進化

私の感覚から言えば結構変わりましたが、それは目的が変わる事では無く、むしろよりマルチに使えるオールロードに進化したと思います。性能のレーダーチャートが等しく少しずつ大きくなった類の進化です。

より万能になっちゃったので最近買った私が少し悔しいと思う程です。

詳しくはTREKの紹介ページを見ていただく方が良いと思いますが、私なりにどんな違いがあるのか見ていきます。

タイヤクリアランスが35C→38cへの拡大

これは、グラベル性能を重視している方にとってはかなり重要な変更点だと思います。

オンロードでは最大でも32cのタイヤがあればいいですが、オフロードに入ると35のセミブロックパターンのタイヤとか必要な場面がいくらでもあります。

38cというクリアランスですが、実測して余裕をもって入るか確かめる必要があるものの、1世代前のグラベルロード並みに太いタイヤが入るクリアランスは凄くありがたい進化です。

ケーブルの内装化

コラムからフレームにケーブルが内装される今一番流行りのスタイルを採用。油圧ディスクブレーキが当然になっているのでこの内装化によってハンドル周りが極端にスッキリしました。

ツーリングユーザーにとってはハンドルバッグが取り付けやすくなったりするので ハンドル周りのスッキリ化は速く走らない人にとってもかなり有効です。

ハンドルのバッグは容量も大きいので単純に積載性能がアップする要因にでもあります。

あと、見た目がいいし。

フロントフォークコラムのカーボン化

私のGEN3は金属コラムのフォークなのでフロント回りは結構ズッシリしている気がします、振動の伝わり方やハンドリングの軽さ剛性感など手元なので違いは顕著だと思います。

GEN4からは専用の内装システムと同時にカーボンコラムに進化することで単純に走行性能が上がります。

トータルで220gの軽量化につながっているとの事で、これは同じカスタムをしていく中で大きな差になっていきます。

220gがどの程度かというとサドル1個分の重量が軽くなっていると考えてもらえば 、イメージつきますかね?

軽量化をしていくと220gって途方もない数字だって思うようになると思いますよ。

 

ちょっと余談ですが、220gが9kgの内の220gと考えるか10kgから9kgに減らした差分の1kgの内の220gなのかって考えてみたときに220gの重みの意識が変わってくると思います。

 

主な変更点はそんなところです

これらをまとめると、先ほども言ったようにさらにオールラウンドに進化しました。

デメリットを抱えずに、「グラベル性能向上」「オンロード性能向上」「積載性向上」と全ての方向によりよくなりました。

 

私個人にとってのデメリットもあるといえばあります

但し、個人的には機械式ディスクブレーキとの相性は少し落ちてしまうと思っています。

私自身は油圧ブレーキ=DI2のコンパクトなSTIを前提に考えていますが、DOMANE ALはDI2非対応です。その為カンパ12sの機械式コンポと機械式レバーでイコールブレーキというかなりニッチな組み方をしています。

その為、機械式ディスクとの相性を考えるとトラディショナルなワイヤールーティングは実は都合がよかったのです。

相性というか内装の難易度的な話なので、メカニックの腕次第と言えばそれまでですが、例えば私はステムベタ下げで17°ステムを使って限界まで低くしていますが、その状態で内装化するのはかなり大変です。さらに言うと、私はトップカバーを付属しているものより薄くして更にハンドル高低差をつけているので、私が今出しているポジションをGEN4で再現する場合は更に曲がりの深いステムやハンドルのドロップが大きいものを探してきてドロップを握ったときに適正な落差が出るように工夫するなど何かしら手を加えなければなりません。

これは、私自身の独特のポジション出しのルールがあるので、大抵の方には当てはまらないかもしれませんが、1%ぐらいの方には当てはまるかもしれません。

特殊な組み方をしない方にとっては本当に只の余談でした。。。

GEN3だからできるポジションとワイヤリング

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ちなみに、トップチューブバッグはBONTRAGERの純正品を使っています。

当たり前ですが、トップチューブバッグは純正品なのでご覧のようにピッタリです。

ボルトオンの間隔やステムまでの距離感で相性があるので基本的には純正をおすすめします。

まとめ

このバイクは一般的には「エントリーモデルのアルミロードバイク」という事で私自身もその認識で間違いはないと思います。

ですが、別の方向から見たときに、「とりあえずこのバイク」という事ではなく、「このバイクが私に相応しい」となってくる事もあるというのが改めて伝えたいことです。

ハイエンド至上主義なところが特に日本人にはありますが、ハイエンドな軽量ロードバイクで山の中の砂利道を安心して走れますか?小石が跳ねてフレームにカツンと当たったらブルーな気持ちになりませんか?

あえて、耐久性重視のエントリーアルミフレームにすることで、ある意味安心して色々な路面に挑戦できるという精神的なメリットも少なからずあるという事を覚えておいていただきたいです。

1台で何でもできるので、ホイールやタイヤやその他の様々なパーツを交換して、色々なライドにチャレンジしてみてください。

結果的にヒルクライムを速く走る事や、ロングライドでできるだけ長く走る、レースで勝てる剛性の高いバイクが欲しくなったら、ハイエンドのカーボンロードに乗り換えればいいですし、グラベルにチャレンジしたり旅のスタイルが確立してきたらそれに特化したバイクを選んでもいいです。

それぞれに特化したバイクはすでに山ほどあるので、このバイクよりも”その事だけを”行うなら別の選択肢も生まれてくるでしょう。

でも、このバイクは大抵の興味あるライディングに挑戦できるロードバイクです。

様々なことに興味があるけど複数台のバイクを所持できない方にとってみればある意味3台分の楽しみを全てかなえてくれる魔法のようなバイクでもあります。

また、私のように、オンオフ複合したコースに興味があるなら、このオールロードの方が全ての区間をまんべんなく楽しむ事ができるので最良の選択肢とも言えるのがこのバイクの凄いところです。

 

新型DOMANE ALが大変人気で各店で売れているのですが、まだ悩んでいる方の後押しになればうれしい限りです。

初心者だけじゃなく、経験者でグラベル走行に興味がある方はグラベルロードだけじゃなくこっちも選択しとしてはありだと思いますよ!セカンドバイクとしてはお手頃な価格帯なのもおすすめポイントです!!

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