みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回ご紹介するのは、ホイールのメンテナンスと駆動パーツのカスタムです。
アンカー RS8
およそ1~3年に一度必要なハブのグリスアップと
楕円チェーンリングへの交換を行います。
合わせてチェーンの消耗をチェック
この計測工具が、、、
このようにスポッとはまってしまったら伸びのサイン。
チェーンを交換しましょう。
スプロケットは車体購入から一度も交換していないとのこと。
チェーンの消耗状態からそろそろ交換の時期。
まとめて交換して駆動パーツをリフレッシュしましょう!
まずはホイールのメンテナンス
まずはスプロケットを外したいのですが、固着してこれ以上外れない!
何とか無理やり外して、フリーボディーとシャフトも取り外し。
フリーボディーがボコボコになっているのが分かりますか?
踏み込んだ力によってスプロケットが食い込み、変形してしまっています。
これではスプロケットがはまらないので削って平らにならします。
次回のメンテナンスはフリーボディーを交換した方がいいかもしれません。
内部は真っ黒に汚れています。
前後輪分のパーツ
掃除したフリーにグリスを塗って組み戻します。
ベアリングにもたっぷりグリスを入れます。
ハブのメンテナンスはこれで完了!
このメンテナンスを定期的に行うことでホイールの寿命を延ばすことが出来ます。
工賃は前後で約1万円ちょっとです。
楕円ギア
効率よく漕ぐことが出来るようになる楕円ギアもカスタムの定番。
昔はインナーとアウターどちらも楕円にするのが主流でしたが、今ではインナーのみ楕円にするのが大多数。
その方が変速性能が落ちにくいからです。
インナーなので主にヒルクライムで威力を発揮します。
今回使うのはスギノ SHC 34T RED
カラーはレッドとブラック 歯数は標準の34Tと32Tがあり、ともにアウター50Tにのみ対応。
楕円ギアの特徴は、力を入れるべきポイント(クランク3時)でペダルが重く感じ、力を抜くべきポイント(クランク6時)で軽く感じます。
そのため、踏むべきポイントでしっかり力をかけられるので、強制的に効率的なペダリングができるのです。
初心者さんだけでなく上級者でもキツイヒルクライムではペダリングが乱れてしまいがちです。
しかし楕円ギアがあればがむしゃらに漕いでも効率的なペダリングに変換してくれるのです!
歯数は普通は34Tがおすすめ。
32Tは飛び道具で、超軽いギアが生まれギアの選択肢が増えたり、激坂に強い反面、ギアの組み合わせ的にチェーンがたすき掛けに(斜めに)なりやすく、チェーン落ちのリスクや駆動抵抗のが増えるリスクがあるので注意しましょう。
新円ギアの上に重ねてみると楕円なのがよくわかります。
もう一つの特徴は純正と比べてチェーンの歯が長い事。
これによりチェーン落ちのリスクを減らしています。
取付完了!
完成!
赤のチェーンリングが目を引きます!
スプロケ、チェーンも新品で当面気持ちよく使うことが出来ます。
ホイールのハブ内部も汚れと使用感はありましたが、摩耗は見当たらず、調整できたのでまだまだたくさん使えそうです!
ホイールのメンテナンスは高額なホイールはもちろん、ミドルクラスでも必須の内容です。
大事なホイールは定期的にメンテナンスして、傷む前に手を打ちましょう!
楕円ギアは見た目的にも性能的にも違いが分かりやすいカスタムなので満足感があると思います。
登り場苦手な方、
もっと速くなりたい方
是非楕円ギアに交換してみてはいかがでしょうか!
今回のカスタム費用は約¥40,000です
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