1,370gという軽さのわりにお手頃価格、更にクリンチャー/チューブレス対応という汎用性の高さで注目のONEAER(ワンエアー)DX5。
実際に乗ってみたら、見事なまでに優等生なホイールでした。
まずは通勤ライド(片道13km)
ゼロ発進・加速・巡行、どれをとっても何というか「普通」。
「48mmハイトのカーボンホイール」に期待する機能は十分に備えているものの、全体的に主張は弱め。
まあ街乗りで使っても何の違和感もない50mmホイールという時点で結構スゴいのですが・・・これはインプレ泣かせの予感。
休日の50kmライドに持ち出してみる
ストップ&ゴーばかりの通勤では50mmの良さも分かりにくかろうという事で、河川敷のサイクリングロードに持ち込んでみることに。
多少の向かい風の中じっくりとペダリングと向き合っていると、踏み込みポイントが分かりやすいホイールだと気づかされます。
軽さはあるけどスカスカ脚が回ってしまうほどではなく、13~15時位の位置に適度な踏み心地があって、そこでググッと力を込めるとスムースに加速してくれました。
加速感がマイルドな分脚への反発が少ないので、ロングライドにはプラス要因。一度上がった速度も落ちづらく、伸びの良さも感じます。
そうこうしていたら予定の50km。特に頑張ったつもりもなく、いつものコースをいつも通り走っていたのに何故か10分位タイムが良い!
ガーミンのログで確認しても平均速度が10%くらい上がってる!?
フレーム性能底上げ系ホイールかも
〇ONEARE DX5 TLR ¥239,800-(税込)
強烈な加速力!や驚きの回転性能!みたいなキャッチーな要素はほとんどない、なんというか淡々と速いホイールでした。
決して重くはないP&Pのアルミの30mmホイールから履き替えただけで、さらに10%近くスピードが上がったという事実。
個性が強めのフレーム+主張が強めのホイールの場合、合う・合わないがハッキリ出て「こんなはずでは・・・」なんてケースが無きにしも非ず。
少なくともこのワンエアーに関して言えば、どんなフレームに合わせてもシレっと速くしてしてくれそうな予感があります。
10%くらいの登りになるとリムの重さがちょっと気になったので、俄然DX3の存在が気になってきました。