こんにちは！！
PINARELLO ROOM担当の福元です。
レースシーンにおいて数多くの実績をもつPINARELLO。
レーシングブランドとして確固たる地位を気付いている
PINARELLOですが、数多くのエンデュランスモデルもこれまでに
ラインナップし続けてきました。
PINARELLOらしいその技術の結晶を今回ご紹介いたします。
PINARELLO X3 105 Di2
[ysid 2023000010501]
マットブラックが大人なカッコよさのある
エンデュランスロード。
一見すると同ブランドのレーシングモデルである、
F series やハイエンドモデルのDOGMA F等と
見た目の変化があまりないように感じます。
実際見分けることが出来る方はそれほど多くないと
思いますし、私自身初めて見た時はどっちがどっちか
分からなかった記憶があります。
しかしながら確かなエンデュランス性能と
それでいてピナレロらしさにもあふれるX series。
詳しくご紹介します。
TRUE CYCLING EXPERIENCE
レースで勝利することを念頭に置いて
開発がされるロードバイクは多くあります。
一方でエンデュランスロードと呼ばれる
高速ではなく、20-30㎞/hといったサイクリングスピードで
長距離を走る事を念頭に置いて設計されたバイクも
各ブランドからラインナップがされています。
しかしながらエンデュランスロードは
ロードバイクらしい軽快さ、加速感に欠けることもあり、
レースに出ないながらレーシングモデルを
愛用している方も多くいらっしゃいます。
X seriesの掲げる「TRUE CYCLING EXPERIENCE」とは
こうした方々に向けたロードバイクである事を指します。
パフォーマンスと快適性の完璧な融合したデザインのフレームは
PINARELLOがこれまでレースで培ったテクノロジーを
持ったまま、快適に走る事を目標とされています。
FLEX STAYS
これはX seriesの設計において核となったテクノロジー。
ゆるく、S字を描くように設計された独特な形状のステー。
しなりやすく、路面からの振動や衝撃をしっかりと
いなしながら、重量や空力的に不利のないデザインです。
また、チェーンステーもF seriesより少しだけ長くなっており、
この絶妙な長さが安定感を保ちつつも、しっかりとした加速感を
生み出すポイントとなっています。
TORAYCA T600
材質もかなりこだわっているのがX series。
TORAYCA T600 を使用しています。
ユニダイレクショナル仕上げのカーボン、
所謂、UDカーボンと呼ばれるもので、特定の方向に
力を伝えることを得意としています。
難しい言葉が並ぶと警戒してしまうかもしれませんが、
要約すると、路面からの振動を的確に吸収し、
心地よく快適な乗り心地を実現してくれるカーボンです。
PINARELLOでは他にもグラベルロードのGRANGER Xに
使用されている素材です。
重量面でも同グレードのコンポを持つレーシングモデル、F5と
比較してほぼ差がありません。
ENDURANCE+ GEOMETRY
ジオメトリーも既存のレーシングモデルと大きく異なる点。
純粋にライディングを楽しみながらも、パワフルな加速を
感じたい方へ向けたジオメトリーで、
特に下りでの安定感が高く、安心してどこへでも走れます。
また、純正で既に32cのタイヤを装着、
今後チューブレス化をすることでさらに安定感と軽快さを
だすことが出来るので、非常に高いポテンシャル。
コンポーネント
コンポは105 Di2を搭載。
下位グレードとしてラインナップされているX1は
同じフレームで105 機械式という仕様。
コンポによってグレードを選んでいただけます。
現在のDi2システムはSTIレバーがボタン電池で
作動する仕組みとなっていますが、
105 Di2が左右それぞれ2枚ずつ、
ULTEGRA Di2以上のグレードで左右1枚ずつとなっており、
105 Di2の方がバッテリーが長持ち。
よりサイクリングユースに向いている
グレードと言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
F seriesに比べ空力や重量の不利をわずかに抑えながら、
高いエンデュランス性能を持つX series。
エンデュランスロードでありながら
非常に良く走ります。
まさにすべてのサイクリストへ向けたロードバイク。
是非店頭でご覧ください。
