先日乗ってみた「DX5」が想像以上に優等生なホイールだったので、この「3」も同じ系統かと思いきや。
さすがは1,300gアンダー(1,292g)。良くも悪くも軽さがフィーチャーされた「かなり面白い」ホイールでした!
これだから乗ってみないとわからない。
まずは通勤ライド(片道13km)
ホイールを組みつけた後、持ち上げただけで「何かちょっと軽くなった」と分かるくらいの変化があります。
第一印象は「軽すぎて前輪がフラフラしてなんだか落ち着かない」。
乗っているうちに慣れてきましたが、CAAD13でこれなら超軽量カーボンフレームだとどれほどのヒラヒラ感になってしまうんだろう・・・と余計な心配をする始末。
軽さのためなのか、とにかくリムが硬く乗り心地はイマイチ。ただ横剛性がそれなりなのでペダリングのリズムが取りやすく、加速性能は良好。
ザクザクと加速していくその走りに「面白い!」と声が出ていました。
休日の50kmライドに持ち出してみる
チョイ乗り通勤ライドでの印象がかなり良かったので、いつもの河川敷のコースに持ち込んでもう少しじっくりと乗り込んでみます。
河口に向かうルートは結構強めの向かい風。ですが思ったほどスピードが落ちない。サクサク脚が回る=それなりに踏めているからでしょう。
DX5同様、踏み込みポイントが分かりやすく、軽すぎ&硬すぎなホイールにありがちな「脚が回っているだけ」感は少なめ。
若干の忙しなさがなくはないものの、結構力強く加速していきます。
バネ感とも言えるような後輪側の程よいたわみもペダリングを後押ししてくれる感覚で、とにかく漕いでいて気持ちいい。
面白がって踏んでいたら、実はかなりのペースアップをしていたようで、同じコースをDX5で走った時よりもさらに10分位タイムを更新!
風の具合や脚の状態といった要因が、たまたま良い方に出ただけなのかもしれませんが、自分にとっては「速さ」も感じられるホイールでした。
扱い切れる軽さが自慢の万能ホイール
〇ONEARE DX3 TLR ¥239,800-(税込)
DX5の時の平均速度が24.2km/h。DX3に替えたら25.6km/hにアップ。
アベレージがそれくらいの並み脚ライダーからすると、扱い切れる速度域でのスピードアップをもたらしてくれる超軽量ホイールという印象です。
勿論登りも大得意。いつもならシッティングでヒイヒイ言いながら登っている10%程度の坂も、ダンシングで登れてしまうくらいの余裕アリ。
ツッコミどころは本当に乗り心地の硬さくらいのものです。
今回履いていたタイヤが25Cだったので、28Cあたりに換えればいくらか解消されるかもしれません。
DX5の印象ゆえにあまり大きな期待はしていなかったのですが・・・
「最近乗ってみて良かったホイール」ランキングの上位に一気に躍り出たカタチとなりました。