DAHONのお豆腐の解説・替え方
DAHON製の折りたたみ自転車に採用されている
Radius Handlepost(ラディアスハンドルポスト)内
「InSide™」ロッキングメカニズムの中核部品
「プラスチックパーツ(通称お豆腐)」の解説と交換方法をご紹介します!
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お豆腐の解説
お豆腐って何?
DAHONの折りたたみステム(ハンドルポスト)内に有る
白いプラスチックのパーツを通称お豆腐と言います。
お豆腐って何をしているの?
ロックレバーの圧力を受けてハンドルポストをロックしてます!
詳しい動作は以下の通り
折りたたみレバーを上に上げるとハンドルポストがロックされます。
その時にこの中ではプラスチックのパーツがレバーに押されて
シルバーの金具を外側に押し付けてハンドルポストをロックします。
お豆腐ってなんで割れるの?
上の写真を見ていただくとわかるかと思いますが、
ロックレバーの圧力はこのプラスチックパーツを挟んでロックパーツの固定を行っています。
折りたたみ状態の時には圧力が開放されているのですが、
組立状態の時には常にロックレバーの圧力を受けていますし、
樹脂で出来ているパーツなので経年とともに固くなり劣化していきますので長く使われていると割れてしまいます。
お豆腐の交換手順
必要工具
3mmの六角レンチ
六角レンチであればどんなものでもOKです。
8mmのレンチ
一般的なオープンレンチで作業できますが、
あまり顎の大きいレンチやモンキーレンチは差し込み出来ないので使えません。
薄口レンチの方が作業しやすいですが必須ではありません。
小さいマイナスドライバー
場合によっては不要ですが、お豆腐を外したりセットする時に位置を調節したりあると便利です。
ハンドルポストを折りたたむ
ハンドルポストを折りたたんでプラスチックパーツが見える状態にします。
ロックパーツに付いているネジを緩める
シルバーの大きな金属パーツを固定しているネジ2本を写真のように緩めます。
使う工具は3mmの六角レンチです。
ここでのコツはネジを外さない程度に緩めることです。
このネジ外してしまうと戻すのにかなり手間とコツがいるので
写真のように金属パーツよりネジの頭が1~2mm程度浮いてる位まで緩めます。
お豆腐の調整ネジを8mmのレンチで締める
赤枠で囲ったネジを8mmのレンチで締めます
このネジは写真の方向だと右側に回すと締まります。
ロックパーツとネジの隙間が無くなればOKです。
割れてしまったお豆腐を外す
割れてしまったお豆腐を外すために固定パーツを少し持ち上げます。
写真ではもう外れてしまっていますが、プラスチックが割れていれば
ロックパーツを持ち上げて容易に取り外すことが出来ます
もし外れない場合は、ハンドルポストを90度持ち上げた状態で
写真のようにレバー側から小さなマイナスドライバー等で軽く押すと外せます。
新しいお豆腐をセットする
ロックパーツを持ち上げたまま新しいお豆腐を出っ張りに挿します
写真のような状態になればOKです。
差し込めない場合は少しだけ六角レンチでネジを緩めます
ロックパーツが落ち込んでしまってセットしづらい場合は
お豆腐を正しい位置に収める
お豆腐を底方向に軽く押さえながら
ハンドルポストを90度持ち上げます。
その際に折りたたみレバーは下方向に倒れている状態にします。
軽くパチンと入ったら、ロック金具を押さえながら
ハンドルポストを元の位置に戻せば装着完了です
ロックパーツのネジを締める
3mmの六角レンチでねじを締めます。
強く締めると動かなくなってしまいますので、このように六角レンチの長い方を使用して締め切ったら半回転ネジを緩めます。
ロックレバーの「かたさ」を調節します
先ほどとは逆に8mmのレンチを差し込んで緩める方向(写真だと左方向)に回します。
初めての場合は1/4~半回転緩めたらハンドルポストを上げて固定レバーを閉めて「かたさ」をチェックします。
レバーの手応えが無いもしくはゆるい状態だと思いますので手応えが出るまで繰り返します。
あまりに緩め過ぎるとレバーがかたくなりすぎてお豆腐が割れる原因になってしまうので少しづつ調整してください。
強さとしてはグググッと力を入れて締まるのが理想です。
公式の数値としては29~49Nmの力で開け締めできるようにしてくださいとなってます。
計測器で測るのも現実的ではないので、わからない場合は実際にお店でお問い合わせください。
ご自身の自転車で正常な状態を確認しておくのもよろしいかと思います。
部品購入や取り付けのご相談は川崎店まで!
DAHON色々在庫ございます。
ご相談承りますので、お気軽にお問い合わせ下さい。