ワイズロードオンラインの石澤です。
ホイールは自転車の走りの中核となるパーツ。
変えることで自転車の性能や性格を激変させる効果があるのですが、意外とそのことが知られていなかったり、自転車に近い金額がかかることから二の足を踏んでいる方も多いようです。
そこで、実際にホイール交換をして走ったスタッフからの生の声をお届けするのが、今回ご紹介する記事でございます。
第7弾は、新宿本館スタッフよりカフェライドを楽しみつつ、たまにはスピードも求めるライダーのチョイスでございます。
新宿本館 表田 陽来のWHEEL CHOICE
ライドプロフィール
通勤と休日のサイクリング。たまにロングライド。
ゆるゆる走るカフェライドが好きですがたまにスピードを出した走りもします。
車体
今回ホイール交換をする車体は、スイスブランドのエンデュランスバイク「BMC Roadmachine THREE」。
「エンデュランス」と銘打っていますが、実態は”パリ―ルーベ”のような悪路まみれのレースを走り切るようチューンナップされた、「エンデュレーサー」と呼ぶにふさわしい車体です。
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ホイール交換の動機
車体を購入し、しばらくは完成車に付属のホイールのまま乗り続けていた表田。
グレードアップにはやはりホイールの交換が一番効果的!というのは、先輩スタッフから言い聞かされてきたことから、選択肢を探していました。
リムハイトがセミディープでロングライド向け、さらに軽量化ができるホイールで探していたところ、ドンピシャのスペックのものを見つけ出したので、めでたく交換となりました。
きょうのホイール
そんな目的に合わせ、表田が選んだホイールは、
RESERVE 40/44 DT 180
でございます。
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すでにご紹介した前澤と同じRESERVEですね!
リムハイトはより高いフロント40mm/リア44mmをチョイスし、より走行安定性と巡航性にウェイトを振りました。
インプレッション
漕ぎだしの軽さがはっきりとレベルアップしました。
リムの軽量化とハブが高性能になった点が如実に現れましたね。
「どうせ買うなら良いものを」と思い、ハブに最上位の「DT 180」をチョイス(これも前澤と同じですね)した甲斐がありました。
通勤でストップアンドゴーが多い街中だと余計に感じられます。
リムハイトが上がった結果、30km/h付近での巡航が楽になりました。
リムハイトの高さは剛性につながるので踏んだ分進んでくれますが、少し乗りなれていないと足にキそうです。
そのため、チューブレスレディタイヤを組み合わせて脚へのアタりを抑えています。
28cのタイヤを装着していますが、リム幅が広いため、実測で31mmほどになりました。
チューブレス運用ということも併せ、とても乗り心地がよくなりました。
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買う前に心配していたこと、実際に買ってみたら?
リムはフレームにぶつからない?
リム幅が広いことは乗り心地を良くできる反面、フレームとのクリアランスが狭まります。
バイクに装着できるかが一番の懸念点でした。
RESERVE 40/44はフロントリムが外幅33mm、リアが31mm。
BMCの資料によると、装着するROADMACHINEの最大タイヤ幅は実測33mm。なのでフロントの幅と同じだったんです。
実際に装着したところ、フロントフォークはタイヤ周辺よりもリム横のほうが余裕のある形状なので、そこは大丈夫でした。
一方でリアはチェーンステーの間の間隔が狭く、少し不安があります。
小石などを巻き込んだらフレームを擦ってしまいそうな予感がします。
可能であれば、車体を事前にチェックし、リム幅が車体に問題なく収まることをチェックしましょう。
ワイズロードの各店でご相談ください。
店舗によってはチェックの作業がご予約制の場合があるので、一度お電話をいただくと確実ですね!
これ以外にも、車体とホイールの組み合わせにはチェックすることがたくさんあります。
ホイールの互換性について、まとめたページを作りました。こちらも併せてご覧ください!
シーラントを入れる作業性は?
表田は以前からチューブレスレディを運用していたため、導入にあたって抵抗感はなかったとのこと。
ただ、RESERVEのバルブはちょっと特殊な仕様。
シーラントの使用が必須のチューブレスレディに対応しているのに、バルブコアが外せないのです。
なので、シーラントの封入はタイヤの装着と同時に行います。
左右どちらかのビードをリムに取り付けたら、シーラントをタイヤの内側に流し込み、そのまま反対側のビードも装着するという流れですね。
バルブ内でのシーラント詰まりを防ぐための仕様ですが、作業にはノウハウが必要。
もしご不安であれば、店舗での取り付け作業をご用命くださいませ。
外したホイールはどうしよう?
アルミホイールからカーボンホイールへと入れ替えた表田。
「カーボンホイールって壊れやすいんじゃないの?」という心配はあまりしていませんでした。
以前前澤のホイールインプレッションでもお伝えしましたが、非常に頑丈なこと、さらにプロチームが実戦経験を挙げていることがその理由です。
ただ、念のため外したアルミホイールも手元に残しているようです。
まず壊れることはありませんが、万一に備えたこと、パーツを確保しておけばローラー台などに(部品取りも含めて)使えることなどがその理由。
ワイズロードでは、交換作業で取り外しをしたホイールは様々な方法でご対応しています。
お持ち帰りいただく際には、ホイールが丸ごと入る袋のご用意(¥88)がございます。
またご自身でのホイールのお持ち帰りが難しい場合、箱に収めて宅配でのご返送も可能です。
ホイールがご不要な場合、片側¥880で処分が可能です。
ご自身のご事情に合わせ、ぜひご活用くださいませ。
ホイール換えれば、走りが変わる。
自転車を買ったとき、きっとあなたはこだわり抜いて一台を選び、それから乗り始めたはず。
そんなお気に入りの自転車の能力をさらに進化させる一番効果的なアイテムがホイールです。
「山登りを軽やかにこなしたい」
「平地を高速で駆け抜けたい」
「乗り心地をよくして長距離を疲れず走りたい」など・・・
どんなホイールがあなたにぴったりなのか、併せて何を換えればいいのかは、こちらのホイール大全をご覧いただければばっちり!
さらに深くホイールのことを知りたいときは、店舗スタッフに、お店やチャット窓口で質問しましょう。