梅林です。
予告通り、実業団チーム Y’s Road 名古屋支部としての
今年の初戦。
チャレンジサイクルロード
に、参戦してきました!!
※チャレンジサイクルロード
毎年、春先に伊豆の日本サイクルスポーツセンターにて開催される大会。
最近は、実業団でも宇都宮クリテリウムが開幕戦となるが
それでもやはりアップダウンのある「ロードレース」を主戦場とする選手には
シーズンインの脚試しには格好の舞台。
今年で41回目を数え、過去の優勝者には鈴木真理選手や
藤野智一さんなどの全日本チャンピオン経験者が名を連ねることからも
ステイタスは高い。
また、アンダークラスにも別府史之選手や土井選手が過去の勝者となっていることからも
これからロード選手を志す若者の登竜門の意味合いも強い。
昨年は、
ホッシー壱号こと、星野将宏選手
パーマ先輩こと、利田選手
梅林
にて、チャレンジするものの
結果は、三人まとめてタイムアウト・・・・・。
「チャレンジ」のハードルの高さに弾き返された記憶。
今年は、「兄貴の仇は、弟がうつ」とばかりに
一年のJプロツアーの武者修行から帰ってきた
ホッシー弐号こと、星野貴大選手
昨年に続き、利田選手
タイムトライアル向きだけどロードレースへの挑戦、窪田選手
今年から実業団登録、服部選手
4位コレクター、関根選手(アンダー)
梅林
にて参戦!!
色々とご縁があって、一緒に行くことになった
水野貴行選手(JPT/ニールプライド南信スバル)
と共に、挑みます!!
目標は、30位以内での全日本選手権出場資格を獲得!!
を星野が目指します。
まず、試走
時間を打ち合わせたわけでがないですが、
関東からの関根選手と合流。
前方、実は伊豆CSCの「正周り」は初となるため
経験のある、水野貴行選手からアドバイスをもらう
ホッシー弐号。
( 練習方法までアドバイス頂きました。ノリでやってるどっかの水野とは大違いです)
さて、当日。
今年より、実業団登録選手でも初年度となる選手は
一般と同じBクラスとなることになったので、昨年と同じ
出走となった、服部選手。
序盤こそ、いいペースで進めるが・・・・・・
ここで我々が忘れていたことが。
「新規登録は今年からBクラスってことは、他にも実力のある選手もいる」
昨年、レース途中から抜け出してさらに同じチームの選手が集団のフタをする展開で
優勝したチームの列車というかミサイルは早々に崩壊・・・・・・。
3周目あたりから、ハイペースの先頭から遅れ
孤軍奮闘。
結果
トップから3分弱遅れの、11位。
昨年の入賞から、後退した印象だが
しかし、昨年の優勝チームからは二人もタイムアウト。
出走30名中、20人完走。
さて、午後からのAクラス。
選手から、マッサーへと変わり身してもらい
各選手のコンディション調整。
「ここかな?・・・・ん!?間違ったかな・・・」
アップを開始する、利田選手。
昨年、スタートからいきなり上がったハイペースに対応できなかったため
今年は入念に準備する。
一方、梅林
3本ローラーで、身体を目覚めさせるに留まる。
というか、腹痛で何度かローラーを降りて
アップどころじゃなかった・・・。
スタート前
いい位置につけ集中する、利田選手と
なぜか後ろを振り返って、愛三工業レーシングチームの選手
(優勝候補)
と話している、梅林。
いよいよ、スタート。
ホームストレートからの急勾配は安全第一でクリア。
が、前に抜けた利田選手と違いやや後ろにいってしまった
梅林と星野。
登りに入ったところで、さてどうするかな・・・。
と迷っていたら。
スルスル~と右から抜けていく、青いジャージ。
愛三の平塚選手。
これは使える、ということで星野に手で合図して
平塚選手の後ろへ。
前の選手も、右側に現れる強豪チームに自然と道を空けてくれるので
いたって楽に前へ。
「愛三の選手がとおりま~す。ついでにY’s Roadもとおりま~す」
虎の威を借る狐、状態。
が、この判断は正しかったようで
結果、星野は先頭まで上がっていき
流れに乗れなかった窪田選手は後方へ。
梅林?えぇ、しっかりと虎の威を借る狐の毛皮を着る
ネズミですが、何か?
とはいうものの、中盤の長い登りではやはりキツい・・・
まだレースは始まったばかりなのに、心拍は90%/MAX以上
出力も6倍以上で踏まされる。
一方その頃の、星野。
「いや、全然ついていけてました」
やはり、一年とはいえJプロツアーの経験が生きている。
一周目の終わったホームストレートをどうにか先頭集団の最後尾付近で通過。
見送る名古屋支部専属マッサーに、表情で
「ヤバイ・・・・・・!!」
と伝える。
一周目
8:20
平均速度 35.8km/h 最高速度 66.1km/h
平均心拍 88%/max 最高心拍 93.8/%max
出力 NP 275w (体重比5.5倍) MAX590w (体重比11.5倍)
にて、序盤にして死ぬんではなかろうかという不安。
という心配は、二周目にして杞憂に終わり。
登りにて、早々に遅れる梅林。
いや、踏めないっつーか心臓がヤバイです。
もうずっと、90%/max以上なんで横隔膜が痛いっす。
仕方なく、後続を待ってパックを形成することに。
さて、あと何周できるのかのう・・・・。
去年は6周で終わったので、8周したいなぁ。
二周目
9:09
平均速度 32.2km/h 最高速度 62.7km/h
平均心拍 88%/max 最高心拍 94%/max
出力 NP 232w (体重比4.6倍) MAX483w (体重比9.43倍)
三周目
9:02
平均速度 32.3km/h 最高速度 68.2km/h
平均心拍 90%/max 最高心拍 94.3%/max
出力 NP 240w (体重比4.8倍) MAX401w (体重比8倍)
とまぁ昨年とほぼほぼ同じ数値に落ち着く。
大阪店・利田選手も三周目あたりで、単独走へ。
しかし、ここで事件発生。
ホームストレート上で誰か倒れてる・・・
単独落車・・・???
50km/hで以上で通過しながらも意外とこういうときは冷静に見られるもので
体つきから女子?と思わしき選手がうつ伏せに倒れていて
ピクリとも動いていない。
しかも顔面あたりから、大量の出血・・・。
身のすくむ思いで、続く登りで一緒にいた選手とともに
「今の、ちょっと危なくなかった・・・?」
と話し合う。
というところで、登り切ったゴール地点で
アンダーの選手とともに赤旗を出され・・・
「救急車がはいるため、中断します」
というお達し。
正直、あの状態では中止も止む無しと思っていたのですが
救急搬送・ドクターヘリの出動のあと再開するとのこと。
体を冷やさないよう、動かしながら待つこと
一時間あまり。
タイム差ごとに分けられたグループの順で再スタート。
ここから、約6周のレースで仕切り直し。
ホッシー弐号は、当然のことながら先頭集団。
そして、利田選手は1分ほどの差の第二集団。
梅林と窪田選手は、そこからさらに後ろ
先頭からおおよそ2分20秒ほどの差。
正直、このタイム差はかなりの恩恵。
実際には3分以上の差が開いていたと思われるが、
なぜか自分たちよりも前の選手と一緒にされました。
先頭集団にて、危なげなくレースを進めるホッシー弐号。
前にいるのは、日本チャンピオン経験もある
鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)。
利田選手
意外とメンバーがそろっている中、
少しでも前の順位目指して走る。
そして梅林
もはや完走目的のグルペットと化してしまった中
トレーニングレースと割り切り、どうやったらコーナーで失速せずに
付いていけるか。
遅れても詰めていくか、を考えて走っていく。
そのグループの後方
手を振る余裕のある、窪田選手。
一度、抜け出しを図るモノの結局つかまってしまうので
後方待機。
さらに関根選手
こちらも仕切り直し、周回短縮となったが
集団で完走を目指す。
しかし梅林
こうしてみると、上半身と下半身のバランスが悪いですね
梅林。
冬場の乗り込みによって、強化されたハムストリングスから
妙にゴツくなったヒラメ筋に対して肩回り。
特に僧帽筋と広背筋が貧弱なこと。
元々、体幹の強い利田選手と見比べると
一目瞭然。
さらに
ホッシー弐号。
今回、一番疾走感のある写真。
最終局面に向けて、周りのJプロツアーの選手が
腰を上げているのに対して、シッティングのまま対応。
肩回りの自然な曲がり方と、
背中側の筋肉の連動が良く分かる、一枚です。
そして、集団のなかでも圧倒的な伸びを見せた
ホイール。
その詳細は本人からお届けします!
頑張っているようで、あまり加速していない梅林。
脚だけで進ませている印象。
という今後の課題(?)が見えてきたのは置いておいて
結果。
最終の登りで、競合選手たちがアタックをかけた場面では
遅れをみせたものの、大健闘の19位でゴール!!
リザルトを見ても、上下の順位はほとんどJプロツアーの選手。
しかも最終ゴール前で、体重比17.6倍の
900wを出し切る、踏み込み。
パワーメーターはパンチングマシーンではないため
ローラー台の上や信号ダッシュで一瞬の高い出力を記録しても、
意味はありません。
レースを想定して練習の終盤に140km走ったところで、同じように900w超を
出し切っていたことが実際のレースでも実践し
シーズン開幕に向けて、良い感触が掴めました。
そして利田選手。
トップから送れるものの、38位。
直前の集中合同練ではキレのある動きを見せていたので、
もう少し上を狙って欲しかった!!
そして、梅林
最終周で仕掛けるつもりが、最高速の出るコーナーのあとに
前をすり抜ける選手に押されて・・・
集団の真ん中へ。
そして、知った選手が加速するのに対応しようにも
身動きが取れず。
登りの脚は残っていたのに、最後に余らしてしまい残念。
64位で完走扱い。
その後方にて、窪田選手も71位でゴール。
危険な落車もあっただけに、全員で無事を喜ぶ。
ゴール後。
「求ム、自〇官!!」な感じで写真を撮ろうとするものの
もう少し、立っている位置を斜めにしたほうが良かったですね・・・。
そして、いつもの
このポーズ!!
もっと、腰に力を入れて
指先まで神経を行き渡らせたほうがいいですね。
次回、こうご期待!!(笑)
そして、目標の30位を大きく上回り
19位のホッシー弐号
「お肉たべたいデス・・・」
というので、食わせてやりましたよっ!!
もちろん、奢りです。
さて、今回無事に全日本選手権への出場資格をゲットした
ホッシー弐号ですが
実際に出場するかはまだ未定!!
まずは、次戦4月10日の
伊吹山ヒルクライムにて、今期の実業団レースの初戦を迎えます。
勝ちます!!
ホッシー弐号が!
(あくまで、俺がじゃない)
ご期待ください!!