『Fシリーズはレースで勝つように設計されている』
ピナレロ側の謳い文句に『そんな事を言ってもそれはフラグシップのDOGMA Fの話でしょ?』と私も最初は聞き流していました。
そう、実際に乗ってみるまでは。
上に2つの上位グレードを持つ3番手とは思えない走りの完成度、ピナレロが世界最高峰のブランドである事を分からされてしまいました。
PINARELLO
F5 DISC 105 12s Di2
D106 :IMPULS BLUE
店頭在庫サイズ:54.5
[ysid 2023000010389]
¥836,000-
5月6日まで試乗可能
(試乗車サイズ:51.5)
最上位レーシングバイク『DOGMA F』のシルエットを受け継いだレーシングシリーズ『F』の末弟、しかしその完成度は末弟だからと侮れるレベルでは決してない事を、乗られた方ならきっと納得頂けるはずです。
使用されているTORAYCA CARBON T700は昔からカーボンロードバイクで長く採用され、主にミドルグレードで使用されています。
それゆえにロードバイク歴が長い方ほどフラグシップと比較してしまう為、走りの期待値は高く思っていないのではないでしょうか。
ですがピナレロ独自の解析により導き出した設計が、この素材が持つポテンシャルを引き出しているのがF5です。
絶妙
試乗した印象はコレです、フラグシップのような尖ったスペックは感じさせませんが、不満が全くないのです。
初速から中速までそれが当たり前のようにムラなくスムーズに加速し、ミドルモデルにありがちなワンテンポ物足りない反応感などのネガ要素がありません。
素直過ぎるほどにスピーディーな加速、なのに足裏に負担を与えるような嫌な硬さを感じさせない自然な乗りやすさですね。
フォーク設計とワイドタイヤの組み合わせにより安定したスタビリティがあり、旋回動作も非常に行いやすいです。
レースシーンで使用率が急速に増えている30mmタイヤまで許容する広いクリアランスがありますので、ワイドなチューブレスレディタイヤと組み合わせて乗ってみたい。
これだけ印象が良いというのに、試乗時のホイールは初期付属のアルミエントリーモデル『FULCRUM Racing 800』、もしこれをよりレーシーなカーボンホイールやハイエンドタイヤに変更したのならば、それ以上のライド体験が味わえるのかと思うとワクワクします。
5月6日までご試乗頂けますので、気になった方はぜひご来店ください。
完成度の高さが抜きんでたPINARELLO F5、きっと気に入って頂けると思いますよ。